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ギリシャ神話超入門書
2016/02/08 20:47
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投稿者:キック - この投稿者のレビュー一覧を見る
本シリーズはギリシャ神話の超入門書です。
西洋文化の根幹であるギリシャ神話は壮大である反面、登場人物も多く、取っつきにくいと感じ、敬遠してきました。今回、ヤマザキ氏の著作(偏愛ルネサンス美術論)を読んで、ルネサンス美術の鑑賞には、ギリシャ神話の知識が必須と思い、本書を読みました。本シリーズは全部で8巻ありますが、里中先生の画力と構成力は素晴らしく、挫折しないで読み通せそうです。特に各章のこぼれ話は秀逸です。とにかく里中先生の古典・歴史シリーズは、大変役に立ちます。
第1巻は、神々の誕生から大洪水までです。
ガイア・エロス・ゼウス・アテナ・アポロン・ポセイドン・アトラス等、何かで聞いたことがある神様が続々登場しました。また、ヴィーナスの誕生やパンドラの箱やプロメテウスの火等、何となく知っているエピソードを正確に知ることができたのは、大きな収穫でした。なんと、ジューンブライドもギリシャ神話由来だったのですね。
それにしても、ゼウス自身は欲望のままに生きているにもかかわらず、人間の堕落に対しては容赦なく厳罰(洪水で絶滅に追い込む)を与えます。理不尽だなあと思う反面、大自然が神であると捉えるならば、大災害は理不尽そのものであると妙に納得したのでした。
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中公文庫の人気シリーズ「マンガギリシア神話」(全8巻)のいよいよ開幕です。ガイア、ゼウス、アポロンなどの神々が登場します!
2020/08/22 13:05
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投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、中公文庫から全8巻シリーズで刊行されている「マンガギリシア神話」シリーズの第2巻目です。同書は、神々の誕生から大洪水までが描かれており、ガイア、ゼウス、アポロンといった聞いたことがある神様が次々に登場してきます。また、ヴィーナスの誕生やパンドラの箱やプロメテウスの火など、よく耳にするエピソードも登場してきます。それにしても、ゼウス自身は欲望のままに生きているにもかかわらず、人間の堕落に対しては容赦なく厳罰を与えるのには驚きです。理不尽と思う反面、大自然が神であると捉えるならば、大災害は理不尽そのものであると妙に納得される内容となっています。里中満智子氏の漫画がとても分かり易く、理解を容易にしてくれてます。
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マンガでギリシャ神話
2017/07/09 14:40
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投稿者:Otto - この投稿者のレビュー一覧を見る
ギリシャ神話に興味はあった。漫画なので気軽に読めて、基本的なギリシャ神話についてわかったので、よかった。しかし、カタカナが多いので少し大変だった。
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ギリシア神話は難しい。
2015/09/10 12:20
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投稿者:まっくろクロエ - この投稿者のレビュー一覧を見る
映画やゲームなど様々な場面でギリシア神話の神様の名前がでてくるし、誰がどのような神やら、何をしたのやらさっぱり???なので読んでみました。
神の名前・・・驚きの親子関係・・・・覚えるのも大変です。でも参考になりました。里中先生のマンガ好きです。
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ギリシア神話がよくわかります。
トロイの木馬やパンドラの箱・・・などの
有名なお話もあり、
全巻あっという間に読めます。
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全8巻の1巻目、これはサブタイトルがオリュンポスの神々となっているように神様中心。創世から始まり、ゲームや小説によく名前が出てきたり星座とかの語源になった神様のストーリーです
正直このストーリーや語源が知りたかったためにこの漫画を買ったといっても過言ではない。初めてギリシャ神話を読むといった人にオススメです。
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本シリーズをはじめて読んだのは10代の頃でした。これが僕の『ギリシア神話』を知るきっかけになりました。ヨーロッパ文明の基盤にはこれと聖書の影響がつくづく大きいなということを再読して実感しました。
僕がギリシア神話というものにはじめて触れたのは確か10代の頃で、このマンガが基になっております。ギリシア神話のすべてを少女マンガの大家・里中満智子先生が完全漫画化したシリーズです。
ヨーロッパ圏の人間が書いたものを読んでいると、聖書とこのギリシア神話というものの影響がそこかしこにある事を確認することがあり、いかに彼等の思想の根本に存在するかということがうかがえました。今回、この記事を確認するために読み直していて、カオスから神々が生まれ、クロノスが自分の地位を守るために生まれてくる子供を次々を自分の腹の中に収めていたという話や、そのクロノスから権力の地位を奪取した大神のゼウス。
『神々が住まう』といわれるオリュンポス山のお話や、旧来の神々との戦争を経て、天界、冥界、そして海の世界をゼウス。ハデス。そしてポセイドンの3神で分割して統治するという話。人を作り、炎を与え、神ゼウスから怒りを買って貼り付けにされ、日々自分の肝臓を大鷲に啄ばまれるプロメテウス。
地上に増え続け、悪意によって相争う人間たちを洪水で一気に流してしまい、箱舟で生き残ったデウカリオンとピュラの夫婦によって、また人間が地上に生まれる過程は旧約聖書の『ノアの箱舟』にそっくりだなと思いましたが、その理由も解説にきちんと描かれております。僕はこういったものを皮切りにギリシア神話についての文献を読むようになりました。出来ましたら、その豊穣な世界へのきっかけになれればなと、願ってやみません。
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ギリシャ神話には、昔から惹かれる。そして最近、ヴィーナス(ギリシャ神話ではアプロディテ)について知りたいことがあったから、漫画で読めるこのシリーズは重宝。
よく聞く商品名が、女神の名前だったのかと知ったり、聴いた覚えのある話があったり。はるか昔の、遠い国のお話なのに、日本にもこんなに入り込んでるのは不思議なようで、でも、古のお話は洋の東西を問わず、普遍的なのかなと思ったり。
このギリシャ神話シリーズで、共通して出てくることの一つに、「誓ったことは変えられない」ていうのがある。人が神に立てる誓いはもちろん、神も自分で言ったことを取り消せない。事情が変わろうが、意味の取り違えがあろうが、問答無用なのです。
そんなのって、ものすごく窮屈だろうなと思う反面、今の世は、あまりにもあまりにも言葉が軽いなぁ、とも。言いっぱなしで責任を取らなくても過ぎていく。
「約束はいらないわ~果たされないことなど大嫌いなの」椎名林檎を口ずさんでしまいます。
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世界はカオス(混沌)だった。
そこから暗黒界・闇・夜・愛・天上・昼・大地と象徴となる神々が誕生する。
やはり母なる大地のガイア(大地)は偉大な存在。
憧れてしまう。
プロメテウスは、水と土で人間の男を創りあげた。
そして、最高神ゼウスはヘパイストスに、人間の美女を創るよう命じた。
その最高神ゼウスが、人間たちに与えたもので決して良い影響になっていないものが、今日の我々に負担となっている。
ギリシャ神話と日本神話は類似点が多いそうなので、次巻が待ち遠しい。
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2014年11月10日読了。里中満智子によるギリシア神話のマンガ化シリーズ、の文庫版の第1巻。原始の神ウラノス・ガイアの息子クロノスがウラノスを倒して成り代わり、その息子ゼウスがさらに全能の神の地位を確立することから、神々と巨人族との戦争までのお話。ギリシア神話についてはオデュッセイアや星座の解説本、「聖闘士星矢」その他から知識は得ているものの系統だった知識は持っていないので、漫画の形で・そもそも系統だっていない神話を筆者なりに整理して提示してくれるのはとてもありがたい。少女マンガだけに登場する神々が美男美女ばかりなのも楽しい。「男と女」「子を産み繁栄すること」「策略をめぐらすこと」「約束を違えた結果がどうなるか」など、現代にも通じる深さもあり、今ギリシア神話を改めて理解するのは面白い。
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絵がとても丁寧で美しく、神々がとても魅力的に描かれています。私は処女神のアテナが好きなのですが、頭に思い描いていたとおり美しく才気に溢れた容姿をしていて「さすが、里中さん!」と心の中で絶賛いたしました。写メを撮り携帯の待ちうけ画面にしていたほどです。女神たちそれぞれの個性がしっかり描き分けられていて、活字とはまた違った楽しみ方ができます。里中さんのあとがきも面白いです。ギリシャ神話初心者には特にお勧めです。
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マンガ ギリシア神話全8巻のうちの第1巻。お試しでとりあえず1巻のみ入手したけど、読了後残りの7巻を即注文した。
里中満智子の漫画で育った世代なので、ギリシア神話についても絶対的な安心感。イラストのみではなく、作者がギリシア神話について勉強したのが、各章後のこぼれ話でもうかがえる。
この巻では、ウラノス-クロノス-ゼウスへの権力の推移のイメージを持てたことが、私にとっては収穫。