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新選組血風録 改版 (中公文庫)
新選組血風録 〈新装版〉
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紙の本
上質新選組史伝
2004/06/27 09:50
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:13オミ - この投稿者のレビュー一覧を見る
新選組隊士たちやその敵を主人公とした短編集だが、一人ひとりを描ききってはいない。透徹すぎる目で追うといった表現が妥当であろう。人間のもたもたしたところがないなあ。
立会いの描写がいい。斬り込んで斬られるまでの短い時間の中を冷静に描く。しかも、そこに本人たちの気持ちを差し入れていく。うますぎます。
分厚い本だけれども、会話がふんだんなので読んでいて飽きない。
背景の説明もきっちりされているので、筋がすらすらと頭に入っていくし読んでいて安心できる。新選組系の本の中では最も上質だと思う。歴史を紐解く本とはこうでなくてはいけない。
天誅組・水戸天狗党・赤報隊・白虎隊・彰義隊といった幕末志士の史伝風物語をこのように書いたものがもっとでないかなあ。
紙の本
おもしろかったです。
2021/12/29 21:30
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Kanye - この投稿者のレビュー一覧を見る
司馬遼太郎さんの小説の中でも,短編の連作のような形式ではありますが,すごく印象に残る一冊でした。読んだ後,京都に行って,小説の舞台となっている場所を歩きました。感慨深かったです。
紙の本
司馬遼太郎氏の新選組について書かれた名作です!
2020/12/03 09:42
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、『関ヶ原』、『北斗の人』、『十一番目の志士』、『最後の将軍』、『殉死』、『夏草の賦』などの名作を次々に発表され、歴史小説の新しい形を作ったともいわれる司馬遼太郎氏の作品です。同書は、近藤勇、土方歳三、沖田総司、斎藤一から妖しい前髪の美剣士や薩摩の間者たちを中心に、混沌たる状況を切り、斃れていった隊士一人一人の哀歓を冴え冴えと浮彫りにする名作です。新選組についてもっと知りたいという方には絶好の一冊です!
紙の本
刀剣に込めたそれぞれの想い。
2002/07/30 14:01
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:すまいる - この投稿者のレビュー一覧を見る
現在もっとも有名なチャンバラといったら、映画『スターウォーズ』のジェダイの騎士が持つライトセーバーによるそれかもしれない。彼らが遥か銀河の彼方で繰り広げるチャンバラも勿論魅力的なのだけど、『スターウォーズ』とはまた一味違った切実な刀剣の姿を見せてくれるのが本書『新選組血風録』だ。
同じ著者の大作『燃えよ剣』では、新選組のなかでも土方歳三にスポットが当てられているが、この作品では沖田総司や近藤勇はもちろん、あまり一般には知られていない無名の隊士のエピソードまでが短篇連作の形で語られる。幕末という時代、そして自らがふるう剣そのものに翻弄されていく男達の姿は、「冷血な人斬り集団」新撰組という既成概念をみごとに打ち砕いてくれるだろう。いや、彼らが人斬り集団であることは間違いない。だけど、彼らの振り下ろす剣の源は決して同一のものではないし、そこにある彼らの想いも、またそれぞれである。