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商品説明
安藤昌益は、いかに自らが生きた時代・社会と切り結び、独自の思想を形成していったのか。昌益の葛藤の実像を明らかにするとともに、そこからみえてくる彼が生きた近世日本の時代像を描く。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
若尾 政希
- 略歴
- 〈若尾政希〉1961年岐阜県生まれ。東北大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得退学。現在、一橋大学大学院社会学研究科助教授。著書に「「太平記読み」の時代」など。
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出版社からのオススメ
2004/04/11 03:16
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:こや - この投稿者のレビュー一覧を見る
〈主要目次〉
序
第一章 昌益の学問否定の本質
第二章 昌益の学問否定と秋田藩の農民政策
第三章 天変地異の思想
第四章 昌益の本草学
第五章 延享期昌益の思想
第六章 昌益の思想形成と「太平記読み」
終章 昌益からみえる近世社会
【担当編集者から】
著者は卒業論文執筆以来,安藤昌益と向き合い,独自の思想を獲得するに至ったか,追究してきました.ただ,昌益という思想家の生涯はあまりに謎が多く,ある著名な研究者は,それを明らかにしていく作業は「とうてい個人の力をこえたもの」と言い切っていました.しかし著者は,昌益が読んだ本を一冊一冊確定するという,気の遠くなるような作業をはじめることから研究に取り組み,昌益の思想の基盤を掘り起こしていきました.そのなかで,『太平記評判秘伝理尽抄』という本と出会います.独創的な思想家・昌益,当時流行っていた「太平記」講釈のネタ本.一見,不思議な取り合わせですが一人の思想家と一冊の書物との交差点に立つと,「常識」という同じ時代に生きた人びとが共通してもっていた意識がみえてきたのです.思想史研究,近世史研究に新たな視角と方法を提起していく一冊です.