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紙の本
危険な関係 (角川文庫)
著者 ピエール・ショデルロ・ド・ラクロ (著),竹村 猛 (訳)
あの女性を、自分のものにしてみせる――。奔放な愛と性のゲームに明け暮れた、最後のフランス貴族文化の爛熟と退廃を通して、エゴイズムと献身、人間の心の闇と普遍的な真実の愛の形...
危険な関係 (角川文庫)
【期間限定価格】危険な関係
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商品説明
あの女性を、自分のものにしてみせる――。奔放な愛と性のゲームに明け暮れた、最後のフランス貴族文化の爛熟と退廃を通して、エゴイズムと献身、人間の心の闇と普遍的な真実の愛の形を描く、不朽の名作。【商品解説】
著者紹介
ピエール・ショデルロ・ド・ラクロ
- 略歴
- 1741年フランス、アミアン生まれ。革命期の小説家。軍人として順調に昇進するかたわら執筆を行なう。1803年没。
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二人の末路に喝采
2019/01/26 22:03
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ふみちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
強烈に自意識過剰で鼻持ちならないメルトイユ夫人とヴァラモン子爵、この二人を20年前以上前に公開された映画ではグレンクローズとジョンマルコビッチが演じていた。二人のきれっきれの演技で、さらにこの夫人と子爵に対しての憎しみも増したものだ。この原作は書簡形式になっていて、さらにこの二人の「男(女)なんて、この私にかかってしまえばちょろいもの」という思い上がり、自惚れが増していく。それだけに、よけいにヴァラモンとメルトイユの悲惨な結末には納得。
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書簡体小説の古典
2017/03/12 08:35
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:H2A - この投稿者のレビュー一覧を見る
文学史上では「一発屋」が結構多いが、ラクロはその最右翼。生粋の軍人で他にも著作はあるがどれもほとんど読まれていない。この『危険な関係』はそんなラクロ畢生の傑作。人物どうしの手紙のやりとりだけで話が進み、爛熟したパリ社交界の退廃したモラルが浮き彫りになる構図。表現は上品でまわりくどいが優雅、内容は非情そのもの。読むのはちょっと疲れるが、いつの間にか引き込まれる。