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紙の本
「毎日が日曜日を考える時に
2005/02/24 08:33
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:多磨似読六 - この投稿者のレビュー一覧を見る
あと数年後に戦後のベビーブーム世代が定年を迎えることになる。定年後も働き続けたい人が多いというが、80年代の日本経済黄金期を作り、40年近く働いてきたこの世代はかなり疲れていると思う。人生の節目を迎えるにあたり、本書を読んで数年後を考えてみるのもいいのでは。
仕事中心で働き続けてきた人は、ある意味片端になっている面があって、会社から離れた時のショックが大きいと思う。著者は、スーパーやコンビニで、老人の男が一人で食べ物を買っていることを惨めであると言っているが、果たしてそうでしょうか。この手の本では定年後は趣味を持つべきであると書いていますが、本書にもいくつか載っています。小生は飽きず、費用も余りかからず続けられる趣味として料理が良いのではないかと思っています。人間生きている間は食べなければならないし、食べることに飽きたという話はあまり聞きません。料理本に載っているようなものではなく、日々食べる物を考え、材料を買い、作り食べれば良いのです。最近の主婦はまともに料理を作らず、レトルトや出来た物を買って済ませることがあり、旬の食材を使った料理は安く出来て、身体にも良いので一石二鳥になり、また50数年の間に食べてきた経験が多いに役立つと思います。
自分で稼いだ金は自分で使い、子供には使わせないということには共感出来るし、子供に寄生されないためには必要なこと。ついでに妻にも使わせないほうが良いのではないだろうか。男が定年になったら、それまで家に居た妻に外で働いてもらい、生活費の一部を負担してもらうのはどうだろう。社会勉強にもなるし、顔を合わせる時間も短くなって良いことばかりかなと思えてくる。
妻に先立たれた男は直ぐに後を追うように死んでしまうが、それは一人で生活する術を会得していないからではないでしょうか。妻に嫌われないようにどうするかではなく、妻がいなくても暮らして行ける生活術を身に付けたほうが良いのではと感じました。