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  • みんなの評価 5つ星のうち 4.7 4件
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  • カテゴリ:一般
  • 発行年月:2005.1
  • 出版社: パンローリング
  • サイズ:19cm/477p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:978-4-7759-2001-5
新書

紙の本

赤いダイヤ 上 (ウィザードノベルズ)

著者 梶山 季之 (著)

借金を返せず自殺を決意した28歳の木塚慶太は、奇妙な男「森玄」に拾われる。彼こそ、小豆相場に命をかける一匹狼であった…。相場のからくりと投資家心理を見事に描いた不朽の相場...

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赤いダイヤ 上 (ウィザードノベルズ)

税込 1,100 10pt

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商品説明

借金を返せず自殺を決意した28歳の木塚慶太は、奇妙な男「森玄」に拾われる。彼こそ、小豆相場に命をかける一匹狼であった…。相場のからくりと投資家心理を見事に描いた不朽の相場小説の金字塔。集英社1994年刊の再刊。【「TRC MARC」の商品解説】

著者紹介

梶山 季之

略歴
〈梶山季之〉1930〜75年。韓国生まれ。広島高等師範学校国文科卒業。ルポライターとして「週刊明星」を担当した後、「黒の試走車」で流行作家に。ジャーナリストとしても活躍。

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みんなのレビュー4件

みんなの評価4.7

評価内訳

  • 星 5 (2件)
  • 星 4 (1件)
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  • 星 2 (0件)
  • 星 1 (0件)

紙の本

燃える相場ロマン

2008/12/14 15:51

5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:SlowBird - この投稿者のレビュー一覧を見る

喰い詰めて借金を背負った男の自殺行からストーリーは始まる。舞台は昭和29年、一命を救われた彼は、ひょんなことから当時の政府の輸出振興策である振興外貨制度を利用した商売を思いつき、ふたたび金儲けの階段を登っていく。もう一つ並行して進む展開として、当時の不況で株式市場が低迷している中、小豆の不作が重なって先物取引相場が燃え上がっており、主人公の恩人がその渦中にいた。どうやらこういった状況は実際の出来事を下敷きにしており、昭和36年に小説家としては無名ながらルポライター業で名を売っていた梶山が、入院中にこれをモデルにした本作を新聞連載したらしい。そして大ヒットしたと。
この小豆相場がくせ者、というか魔物と言われるように、その仕組みをうまく動かすと巨万の富にも損にもなる代物で、この売り手買い手の仕手戦、その作戦、裏工作が細かに描かれる。これが無性にハラハラドキドキなのだ。大金が動くということは、張っている当人の人生が動くということ、それこそどちらかが自殺するかというほどに。さらにこの相場の動きで、国全体の小豆の供給も変わっていく。当時は輸入も許可制だから、品物が無くなれば菓子その他の食品業者が困り、不作でも値が上がらないのであれば農家が行き詰まる。相場師と農家だけでなく、取引市場、商社、政治家、農協などの流通業者、倉庫業者、一般投資家、マスコミまで、さまざまな利害、思惑、正義感、不正処理、気象条件などが絡んで、コントロールできないままに姿形を変えながら奔流となっていく様もまた魔物と言うに相応しい。この展開が手に汗握らなければおかしいというもの。一般人が普段見知らぬ世界で、こんな面白い「物語」が展開されていることにも、それがほとんど報道すらされずに封殺されていたことへの驚きも含めて。
作品としては、主人公の興した会社の展開や、憎めない人物像、恋愛事情も十分面白いが、タイトルの通りに小豆の方が爆発的だ。現代の新しい物語の鉱脈であり、それは一人の人間の内面や、外部との葛藤だけでなく、それによって動く組織、社会や経済全体とのインタラクションや、テクノロジーや経済の仕組み自体が、個人にとっての大きな課題であるという、近代以降の庶民には欠くべからずな視点の再発見でもあったのではなかろうか。「赤いダイヤ」の生む経済利益だけでなく、世の中全体を巻き込んでいく流れ自体に魅力があるのだということも。
1年か2年の時間の中で人生の天井と最下限の両方を味わうのも、蠣殻町という狭い空間から市場という窓を通して世界が俯瞰できてしまうのも、20世紀世界が人間にもたらした新しい環境であるし、その延長にインターネットなどの情報革命の成果もある。小説の構成の完成度という面ではいささかがちゃがちゃしてるが、細かい技巧的齟齬なぞ押し潰してしまう、ドライブ感あふれる大ぶりな展開は希有のもの。

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2010/07/07 19:11

投稿元:ブクログ

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2011/06/21 18:50

投稿元:ブクログ

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2013/04/24 23:25

投稿元:ブクログ

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