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収録作品一覧
俗と聖の間の寺 | 梅原猛 著 | 10-26 |
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鑑真和上坐像 | 井上靖 著 | 27-41 |
変りゆく伽藍と塔の雪 | 大岡信 著 | 42-58 |
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紙の本
何と言っても法隆寺の五重塔
2020/11/11 20:27
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投稿者:キック - この投稿者のレビュー一覧を見る
積読本消化。15人の文人著名人による、奈良の18の古寺を巡る私的エッセイ集。唐招提寺・薬師寺、東大寺、興福寺、長谷寺、室生寺、法隆寺といった有名寺を網羅。加えて西大寺、元興寺、新薬師寺、法華寺といった渋好みの寺も選定。なかなか読み応えがありました。梅原猛氏による西大寺の盛衰が面白かったです。奈良は中学生の修学旅行で感動。学生の頃は、京都よりも古代の息吹を感じる奈良が好きでした。中でも、何と言っても法隆寺の五重塔。また予備知識も全くなく新薬師寺に入ったときの驚きは忘れられません。
奈良は大学1年生の春休みに、旅行代をバイトで稼ぎ、親友とともに10日間旅行しました。人生初の親不在の長期旅行。初めての船旅や初めての民宿泊等々、何もかも新鮮でした。本書に掲載された寺の内、10の古寺は参りました。法隆寺は心ゆくまで拝観。修学旅行とは違う贅沢な時間の過ごし方に妙に感動しました。定年退職後、また再訪しようと誓った親友は、既に他界。学生時代に人生や夢を語り合った無二の親友を失ったショックは、未だ癒えません。退職後の一大イベントは夢と消えましたが、奈良の地を再訪し、友を偲びたいと考えています。