紙の本
志村けんという生き方
2020/07/22 14:51
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投稿者:JUN - この投稿者のレビュー一覧を見る
当時52歳。
約20年も前に書かれた本だが、
キャラクターよりも
ずいぶん真面目な人だなーという印象。
ただ、これが間違いなく
素の志村さんなんだと思う。
粋な大人、というものを
あまり理解できていない未熟者だが、
こういう人のことを言うんだろうな、と
心が温まる。
されてイヤなことをしない。
誘ったら(食事に行ったら)
相手の時間を拘束したことに
敬意を払って奢る。
当たり前のことだけど、
何て素敵な人だろう。
TVで見る志村さんの口調そのままで
とても読みやすい本でした
紙の本
当たり前の事ほど気付かないと実感
2020/05/11 08:35
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投稿者:とも - この投稿者のレビュー一覧を見る
逝去されて暫く経ってから書店で平積みになっていた。しかも文庫版。
志村けんという人間の言わば「処世術」であるが、 難しいことは並べてなく、ごく当たり前の事しか書いてはいない。
しかし当たり前の事ほど出来てない、それ以前だと見透かされているような気持ちになった。
「人生は油断大敵」
ある章はこんな見出しである。
『小さいキズとナメていると、破傷風になって死んでしまう。』まさかそのキズが新型コロナであり、そしてそれが致命傷になるとは・・・。
最後に「目的を失ったらゼロに戻ればいい」と締め括ってるが、ゼロに戻ってしまった志村けんは、今どこで何をしているのだろうか。
きっとどこかで、たくさんの人を笑わせているのだろうか。
紙の本
やっぱり寂しい
2020/07/18 11:49
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投稿者:MR1110 - この投稿者のレビュー一覧を見る
志村けんさんが亡くなってから初めて書店に行ったところこの本に出会い即購入。
もろドリフ世代としては志村さんの死は当分受け入れられないと思っていましたが、また会えた気がしました。(実際にお会いした事はありませんが)
読書中は志村さんの優しさに包まれているような感覚になりました。ご存命なら笑って読み進めていくようなところも思わず涙ぐみながら読みました。そしてこんなに様々な事を考えながらコントを作っていらっしゃった事を全く知らなかったので、今後志村さんのコントを見るときは少し違う見方をしてしまうかもしれません。
志村さんがいなくなってしまって寂しい気持ちはずっと続きますが、時折この本を読んで志村さんワールドに浸りたいと思います。
紙の本
志村さん
2024/02/23 17:14
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投稿者:ハム - この投稿者のレビュー一覧を見る
真面目な方だったんだなということが、わかるような内容だったので、いろいろと勉強になることも多かったです。
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久しぶりの再読。
常識を心得ているが故に、あれだけのコントができるのだ。
マネがマネーを生む
一生が24時間だとしたら
礼儀は永遠に不滅です
日ごろ、常識の2、3割増しを心がける
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志村けんさん追悼。みたいな気持ちで読んだ。
酒とタバコと女で彼はできていた(笑)
志村さんってこういう事考えてたんだなぁ。
これまでの経緯の積み重ねを手放すことも大事なんだなあと読んで思った。
2020/05/23読了
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内容としてはタイトル通り、生き方についてごく当たり前の事が書かれている。
が、喜劇王志村けんの70年も当たり前の中から生まれたという事である。
評価としては星3ではあるが、読んで良かったと感じている。
ありのままの自分で、目の前の事をコツコツと頑張ろうと改めて思った。
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初版が2002年なので今から18年前の著書。
今読むと“はじめに“の一文からやられる。
テレビで見ていた振り切ったキャラとは異なる大人しく常識的な等身大の志村さんの人間性が知れる一冊。
笑いに対しての情熱と姿勢に惚れてしまう。
大事な笑いの職人を失ってしまった。
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立て続けに昭和感あふれる本を2冊読んだ。
こちらは志村けんさんの真面目かつとても率直なエッセイ。
天下のお笑い芸人とは思えないほど、常識を持ち当たり前のことを大事にして真にこだわるべきことにこだわる、という、ビジネス書に書いてあるような真っ当なことを言っていたのが面白かった。
稼いで飲んで、あまり宵越しの金は持たず、後輩におごってオネエちゃんと遊んで…というところは「ああ〜昔の人だなあ〜」という感じ。
昭和の社長の自伝とかビジネス書も読んだことあるけど非常に似ていた。
二番手であることを狙うとか、キャラクターを大事にする、まずはマネしてスタンダードを作る…などなど、本当に真っ当なことを言っている。いい人だったんだろうなぁ。ご冥福をお祈りします。
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志村けんの生き方からたくさん学ぶことができる点が多かった。
個人的には
・準備こそ全力投球
・偉大なるマンネリはスタンダードになる
・目的を失ったらゼロに帰ればいい
このあたりが参考になったかなぁ。
「当たり前」ってことがどれだけ大変でどれだけ大切か。
改めて気づかされました。
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やはりテレビでよくしゃべる人は、プライベートは無口何だなぁ~と実感
外で頭と会話をしているからプライベートでは余計なおしゃべりも気づかいもしたくないのでしょうね・・。
お笑い一筋!
衣装着ないと演じきれないのは芸能人にとって大事なのでは?
変なおじさん、バカ殿様は志村けんじゃないとできないよね
お疲れ様でした
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20200613
志村けんさんの仕事感、人生感をまとめられた一冊。
18年ぐらい前の作品だが、当たり前の事ができれば人生も仕事も絶対に成功する。普遍的な事は今読んでも納得。
肝にはお金を使え。
常識なくして成功なし。
人生が24時間だったら。
人生72年と考えたら、今の自分は夕方の16時。最後の食事と少しのくつろぎの時間しか残されていない。
若すぎる70才。コロナで永眠された志村けんさんの御冥福をお祈りします。
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2020年3月29日、志村けんさんは亡くなった。
享年70歳。
僕にとって幼い頃のお笑いはドリフであり、加藤茶であり、志村けんであった。
多分、そういう人はいっぱいいるのだろう。
東村山の駅までは僕の自宅から自転車で30分もあればつく。
まぁ、そういう人もいっぱいいるのだろう。
志村さんが亡くなってから、本書を読んだ。
そういう人もいっぱいいるのだろう。
志村さんの考え方、生き方が分かるし、思った以上に真面目でシビアな方だったんだな、という印象を受けた。
まだご存命の時に読んでいれば、彼の見方ももっと変わっていたかも知れない。
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志村流
志村けん
2020年7月1日読了。
2020年3月末。世界的に流行した新型コロナウイルスによって日本の偉大なコメディアンである志村けんが亡くなった。
会社のオフィスで訃報のニュースを聞いた時は、なんとも言えない「寂しい」気持ちでいっぱいになった。
「ああ、まさにこれが胸に穴が空いたようだ」という喪失感か、としみじみと悲しい気持ちに襲われたのを覚えている。
今まで志村けんの本は読んだことなかったなと思い故人を偲びつつどんな考えを持っていたんだろうと思い早速本屋へ。
しかし、皆さん考えることが一緒なのか。どの本も在庫切れで買うことが出来ず。
ニュースで大々的に取り上げられしばらくして、本屋に大量に入荷されてからやっと買うことが出来ました。
今回の「志村流」
まさに志村けんの価値観が書かれてる本で、しかも語り口調で書かれていて読み易い。
今も耳に残る志村けんの声色と喋り方を文章に重ねて楽しく読みました。
年齢としては志村けんが52歳頃の本みたい。
そう考えると70歳で亡くなった年齢から考えるとまだ若いか。
一生を1日24時間で考えたら。
人生72年。それが丸一日だと考えたら。時々他の本にも出てくる話。でも改めて自分に当てはめてみると面白い。
72÷24=3。つまり1時間が3歳分。お昼の12時が36歳で、50歳も過ぎればもう夕方17時頃。
てな感じで人生を考えてみた時に、志村けんなりに語ってる。
お金について
肝にはお金を使え。
志村けんは仕事でのストイックさが有名らしい。そして、それには長年付き合ってる放送作家がいて、その人には個人契約して、放送作家を1人囲ってるという。それくらい大事なものにはお金を使うべし。
現金主義。志村けんは現金主義。やはりお金は手に触れてありがた味や、やる気が出るもの。キャッシュレスは好きじゃないと。この辺り、共感できるなあ。
ビジネス
準備こそ全力投球
仕事にも通じる志村流考え方。志村けんのお笑いはアドリブとかはほとんど無い。完璧に計算され尽くした上で、さも自然のように振る舞う。そして、笑いを目指す。
お笑いに対して職人気質な一面がもろに伺える。
処世術
まずはマネをしてみる。
偉大なマンネリはスタンダードになる。
目的を失ったらゼロに帰ればいい。などあらゆる物事に通じる考え方が志村流に書いてある。
ゼロに帰れば良い。などはこれまでの積み重ねに対して「捨てる覚悟」が説いてあって、羽生善治棋士の考えにも通じる所があって興味深かった。
志村けんの考え方、生き方の一面が見えて面白かった。サクッと読めました。
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あんなに面白いコメディアンなのに、抱える悩みは至って普通で、解決方法や考え方が常識的。決して上から目線な語り口でないところに人柄を感じられた一冊でした。改めてとても素敵なひとを我々は失ってしまったんだなぁと思います。