- 販売開始日: 2014/09/20
- 出版社: KADOKAWA
- レーベル: 富士見ドラゴンブック
- ISBN:978-4-8291-4456-5
アリアンロッド・リプレイEX 死者の花嫁
著者 著者:菊池 たけし/F.E.A.R. , イラスト:爆天童
アリアンロッド・リプレイシリーズ、月刊ドラゴンマガジン誌で連載されたものに丸々一本書き下ろしを加え、番外編として登場! また、『アリアンロッド』をより楽しく遊ぶための“プ...
アリアンロッド・リプレイEX 死者の花嫁
商品説明
アリアンロッド・リプレイシリーズ、月刊ドラゴンマガジン誌で連載されたものに丸々一本書き下ろしを加え、番外編として登場! また、『アリアンロッド』をより楽しく遊ぶための“プレイヤー&GMガイド”も収録!
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“楽しいリプレイ2編”+“TRPGを楽しむための心構え”を収録
2005/05/24 10:30
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:カルバドス - この投稿者のレビュー一覧を見る
全3巻にまとめられた本編は終了しているが、途中から加わったメンバーがいかにして仲間になったかなど、2編のショートシナリオのリプレイを収録。それぞれ1巻と2巻、2巻と3巻の間の話で、本編に直接関わるというよりは、箸休めのような感じ。
この2編、本編の間に挟まる話でありながら、本編を読破した後に読んだ方が楽しめる。気楽なオマケとでも言おうか。仮にそれぞれが本来位置する場面に挿入して読んだ場合、本編が間延びしてしまうだろう。繰り返しになるが、本書は本編を読み終わってから読んで欲しい。
さて、ショートシナリオ2編の割には、本書はそこそこの厚みをもつ。実は、本書の後半3分の1は、TRPGを楽しむための基本ルールブックになっていたのだ。TRPGは無機質なコンピューター相手ではなく感情ある人間同士がプレイするため、コミュニケーションを上手くとれるかが重要になる。そのための心構え等が、プレイヤー、ゲームマスターそれぞれの側に分けて記載されているわけだ。「ゲームに限らず、社会的な基本だよ」と言いたくなる当たり前の内容もかなり見られるが、ベテランゲーマーも今一度見直してみるのもいいだろう。
これまでにも幾つかのリプレイに「お手本」とか「教科書に最適」などと書いてきたが、それらの多くはプレイ内容を取り上げているのであって、基本的なルール云々を言ったわけではない。それぞれのゲームの基本となるスターターブックにも、コミュニケーションの取り方を事細かに説明しているものは多くないはず。本書は、収録されているリプレイと見比べながら“程度”や“限度”を確認できるので、かなり便利である。本編にあまり興味が無くても、またアリアンロッドというゲーム自体に興味が無くても、TRPGファンならば手元に置いておいて損は無い一冊だ。