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10代のうちに考えておくこと (岩波ジュニア新書)
10代のうちに考えておくこと
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紙の本
今どきの若い子は
2021/08/25 23:32
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Todoslo - この投稿者のレビュー一覧を見る
SNS世代ならではの、コミュニケーション能力が求められていますね。自分らしさと多様性を両立できるような、社会になってほしいと思います。
紙の本
キリン-サンとウサギ-サン
2016/11/13 04:10
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:neko - この投稿者のレビュー一覧を見る
ナイヨウは、イッパンテキなケイモウなので、チュウガクセイくらいなら、ホームルームとかでヨムのもイイかとオモったんだけど、ヨミすすんでいくウチに、ビミョウにイワカンをカンジる。なんか、ウエからメセンっていうか、タイトウなヒトにハナしてるんじゃなくて、ジンセイのセンパイが、ユウヨウなチエをオシえてあげるってカンジでハナシてる。モチロン、こいったアプローチもアリだし、このホウが、ウケイレられやすいジョウキョウもあるでしょう。
ただ、ヒトのカンジョウのウゴきをキにするオタクにすると、ソンケイしてあげないといけないようなキになっちゃう。もちろん、そんなココロガマエでヨむと、ココロにヒビいてこない。
ついでに、ニッキについてですが、イヤなコトをオモいダしてカくと、キオクにキズアトがシミついて、イヤなオモイデがキえにくくなる。カかずに、ワスれてしまうのがいいんだけど、どうしても、イヤなコトをカくのなら、あったコトそのままじゃなくて、Lessons learnedをカくのにトドめるのが、コウカイをヒキずらナイためのチエかと。
紙の本
もうちょっと期待していたんですけどね、これじゃあ単なる物分りのいいお姉さん(?)、タレント本じゃん、です。特に考え方が古いです、まだ若いのにねえ
2005/08/30 18:33
6人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:みーちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
実は、主人が香山さんのファンなんですね。あの、ちょっと曲がった口元とか、最近、OLがよく掛け、ついこのあいだ我が家の長女も新調した細めのちょっとエロい感じの縁眼鏡、こういうのに男は弱いのかな、首の周りの皺が目立ち始めたかな、なぜ色がこんなに黒いの、ちょっとメークの失敗じゃないの、なんて私は思うんですが、ダンナはリカ先生が登場するだけでやに下がってます。
ま、我が家では娘二人が10代真っ最中なわけで、マスコミ受けがいい、というか特にNHKの番組によく出る人が、これまた我が家で評判のいい岩波ジュニア新書に、そのものズバリのタイトルの本を書いたわけですから、受験や就職、或は友だちづきあいといった身近な問題もあって、早速、飛びつきました。カバーの謳い文句も
「どうすれば親や友だちとうまくつきあっていけるんだろう?将来どんな進路に進もうかな?自分に自信がもてない・・・・・・。中学生や高校生の誰もが直面する心の悩みや疑問に答え、解決するための考え方をアドバイスします。精神科医カヤマさんの10代のための生き方案内。」
ですから、我が家のニーズにピッタリ合致です。
ところが読みはじめから違和感ムンムンです。たとえば、1 勉強のこと、将来のことを考えよう、ですが、「心理学者になりたい!」で、そういう若者が増えているということに対するコメントの底の浅さに失望しました。10代なら誰もが心理学に興味を持ちます。それは相手とのコミュニケーションに不満を覚える年頃だからです。
そして、それを飯の種にする人が、しばしばTVでコメントをする場面を見ます。青少年の犯罪や異常な事件が起きるたびに、正直、私に言わせれば無責任で、いかにも教科書から持ってきたような、実際の解決には全く結びつかないような御託を述べているわけですが、「あ、そうか」と納得する向きも多いでしょう。なんといっても、性懲りもなくマスコミがインタビューしにいくのですから。私には、心理学者希望というのも、そういう世相の反映以上のものではないのです。
「夢は必ずかなう」の欺瞞も、反吐ものです。いまさらカーネギーでもないでしょう。無論、望まなければ何一つ始まらないのは事実ですが。「仕事と結婚の両立」における母親の食事が大切だ、ということについての反論も、歴史的な考察が全くありません。家事のワークシェアリングなど、我が家では常識で、なにを今さらです。「一八歳を過ぎたら」における家を出ることについての話も、アメリカの実態を反映しているとは思えません。
ずっとこの調子で、一つとして共感を覚えるどころか、納得することはありませんでした。小項目が終るたびに、無意味としか思えない質問が三つついていますが、果たして誰がこれに目を止めるでしょう。あらためて著者案内を見て、大学教授とあるのに驚きというより不信を募らせてしまいました。
たしかに、ここには物分りのいいお姉さんがいます。ただし、この人の住んでいる世界は、正直言って古いです。しかも、古さが確固としてあった戦前の古さではなく、1970年代あたりの脆弱なそれです。こういう口当たりの柔らかさに救いを見出す人もいるでしょう。でも、私にとってのよき教師は、いずれも安易に共感する人ではなく、現実の厳しさを教えてくれる辛口の人でした。勿論、人の話をよく聞いて、褒めることを忘れない、先輩であり先生です。
せっかく娘たちのために借りた本ですが、娘たちも苛ついてしまうに違いありません。私はこの本ではなく、宮部みゆき『孤宿の人』を予定通り読ませることにしました。あのラストに、彼女たちがどう反応するか、私と同じように人間の素晴らしさを見て希望を抱くのか、集団の愚かさに絶望するのか、今から楽しみでなりません。「ほう」に心理学は無力です。