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商品説明
大正14年に日本で初めての環状鉄道として運転が始まった山手線。全国に知られた首都の環状線・山手線の成立過程を、日本の鉄道黎明期に活躍した人々の動きとともに描く。東京の鉄道史を知る上で貴重な一冊。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
中村 建治
- 略歴
- 〈中村建治〉1946年山梨県大月市生まれ。東京都杉並区職員。鉄道史に親しむ一方、駅舎に関心を持ち、現在も全国行脚の旅を続けている。著書に「中央線誕生」がある。
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紙の本
我が最寄りの目黒駅がなんと東京駅より遥かに古かったのだ!
2006/01/30 10:10
4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:SnakeHole - この投稿者のレビュー一覧を見る
ワタシは別に「てっちゃん」ではないんだが,この本は実に面白かった。♪汽笛一声新橋をぉと日本の鉄道が始まったのが明治5年。それから山手線が現在の形,すなわち環状線になるまで50年,50年もかかったなんて知らなかった。いやそれだけぢゃない,以下この本を読んでワタシが「へぇ知らなかったぞ」と思ったことを挙げてみる。あなたはどんだけ知ってます?
我が最寄りの目黒駅がなんと東京駅より遥かに古かったこと。現在の新橋駅は開業当時は烏森駅だったこと。駅間がもっとも短い日暮里〜西日暮里間はなんと500mしかないこと。その西日暮里駅は1971年,つまりなんと大阪万博よりあとに出来たこと。東京駅の屋根は昔は丸いドーム型だったこと。秋葉原の駅は昔貨物専用で駅構内に神田川の船着き場があったこと。そして,正式に言うと山手線というのは品川〜池袋〜田端までであり,田端〜上野〜東京は東北本線,東京〜新橋〜品川は東海道本線であること……などなど。
一番仰天したのは,ループ完成前の一時期(最後に繋げられたのは上野〜神田),中野から四谷,お茶の水と中央線を走り,神田からそのまま山手線に入って品川,渋谷,池袋を通り上野を終点とする,通称「のノ字」運転という電車が走ってたという話。現在そういう走り方を復活させるのは無理だろうけど,これだとウチから乗換無しでお茶の水に行ける,結構便利かも。いやとにかくこれはお勧めです。