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商品説明
他人の日常って、ほんとうに奇妙なもの。ましてや鬼才ホムラヒロシともなれば…。くすくす笑いとハイブロウな後味のウソ日記。挿絵はフジモトマサルのひとこま漫画。『別册文藝春秋』連載に加筆して単行本化。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
穂村 弘
- 略歴
- 〈穂村弘〉1962年札幌生まれ。歌人、翻訳家、エッセイスト。著書に「シンジケート」「ラインマーカーズ」「本当はちがうんだ日記」など。
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書店員レビュー
にょっ!!
ジュンク堂書店郡山店さん
日記形式で綴られた、ふわふわしてゆる~いエッセイです。
勉強や仕事で疲れた時に、頭の中を空っぽにして1日ずつの短い文章を眺めてみれば、ほんの少し不思議な日常を覗くことができますよ。
度々出てくる何か分からない動物のキャラクターがシュールで気になります。このちょっとズレた世界観にもっと浸りたい方は、続編のにょにょっ記もぜひ。
紙の本
ゆる~おもしろ世界(●^o^●)
2012/09/23 21:36
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:佐々木 なおこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
歌人であり、翻訳家であり、エッセイストでもある穂村弘さん。
言葉を自由自在に操る彼にしか描けない、ゆる~おもしろい世界が日記形式で紹介されています。
もうなんというか、読んでいると、気持ちがほっこりしてきたり、もう苦しくなるくらい笑えてきたり。
たびたび登場する天使の存在も気になったりして…。ここでちょっと2日分をご紹介!
4月12日 おばさんたち
バスの中でおばさんたちが喋っている。
「ああ、あの子たちにうちのシイタケ食べさせたいねぇ」
「誰よ。あの子たちって」
「ウィーンの、ほれ、少年合唱団よ」
ウィーン少年合唱団のかわいい男の子たちに対するフレンドリーさ、たまりません~。
4月13日 子供たち
小さな子供が歌うように喋っている。
「おかあさんのおねえさんのだんなさん、うしさん」
それは…、と私は心の中で訂正する。
「おじさん」だろう。
うしさんVSおじさん、笑えて仕方ありませんでした。
日記中に何度か登場する神保町のキントト文庫さんも大いに気になるところです。
12月10日にここで大正時代の尋常小学校の「夏休みの友」を買うのです。
当時の小学生の記入がこれまた面白くて、興味シンシンで読みました。
にょっ記には、続編もあるので、引き続き読んでみようと思っているところです。
紙の本
どうぞじっくり味わって
2006/04/20 00:14
5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:腹筋肉痛 - この投稿者のレビュー一覧を見る
久々によった書店。新刊書コーナーに向かって立つと、ちょうど背中になってしまうのが「俳句・短歌」の書棚。いかん、見落とすところであった。ただでさえ素通り気味のコーナー、あのとき振り返らなければこの素敵な出会いは永遠に訪れないところであった。思えばあのとき、何か私をひきよせる力を感じ気がする……ではなく、表紙をむけて立てておいてくれた店員さんに感謝!
まず、ジャケットに人目惚れ、パラっとめくって目についた6月6日の日記にノックアウト、給料日まえに単行本を買ってしまいました。
“うそ日記”とのことですが、日記というか、エッセイというか、詩というか、一冊で何通りも楽しめる感じです。
とにかく笑わせてもらったのですが、その笑いもクスっとさせるものから、わははっと大笑いさせてくれるものまで盛りだくさん。中にはたった一行でぶふっつと吹き出させてくれたものも。
添えられるイラストも笑いを加速させてくれました。
じっくり味わいたいと思いつつもついついページをめくってしまい、あっという間に読みきってしまいました。ああ、もったいない。
これから読む方、どうぞじっくり、できたら1日につき1月分だけ読んで見てください。
私はいま同僚に貸していますが、返ってきたらもう一度読み返したいと思っています。また違った味わいが楽しめるかと今から楽しみ。そう思わせてくれるのは、やはり歌人である著者の才能なのでしょう。ぜひぜひお試しを。