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- カテゴリ:一般
- 発行年月:2006.9
- 出版社: 朝日新聞社
- サイズ:19cm/217p
- 利用対象:一般
- ISBN:4-02-250224-X
紙の本
うなぎの丸かじり (丸かじりシリーズ)
著者 東海林 さだお (著)
またも食通エッセイ界を快進撃。鰻重を食い散らかさずにたいらげる必殺のハウツーはこれだ。【「BOOK」データベースの商品解説】鰻重を食い散らかさずにたいらげる必殺ハウツー、...
うなぎの丸かじり (丸かじりシリーズ)
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商品説明
またも食通エッセイ界を快進撃。鰻重を食い散らかさずにたいらげる必殺のハウツーはこれだ。【「BOOK」データベースの商品解説】
鰻重を食い散らかさずにたいらげる必殺ハウツー、茶碗蒸しの正しい食べ方、豆大福の豆は何粒が適当か、再び世に問う柿ピー問題。抱腹絶倒の「丸かじり」シリーズ第25弾。『週刊朝日』連載を単行本化。【「TRC MARC」の商品解説】
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紙の本
週刊誌で読むか、単行本で読むか、はたまた文庫本で読むか
2009/12/13 10:58
4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:夏の雨 - この投稿者のレビュー一覧を見る
東海林さだおさんの「丸かじり」シリーズは、「週刊朝日」の連載後、単行本としてまとめられ、そのあと文庫本となる。
では、そのどれを読むのがもっとも正しいか。
そりゃ、週刊誌ですよ。
なにしろ最新ネタはここでしかお目にかかれない。
おぼこですよ、なにしろ。
おでこじゃないですよ。
世間づれしていない人のこと。生(き)娘。
ほら、これでぐっときた。
なにをおっしゃる、週刊誌さん。
所詮は一回ぽっきりじゃありませんか。
しかも、おたく(週刊誌のこと)は「丸かじり」という名前ででてないでしょ。
私こそ、元祖「丸かじり」。と主張するのが単行本。
一冊すべてが「丸かじり」。
もう堪能しました、の世界です。
それじゃあ、あなたには和田誠さんの装丁がありますか。各界著名人の解説がつきますかと、文庫本だって負けてない。
何を今頃ひょこひょこと、と単行本は怒るにちがいない。
文庫本なんていつでますか。「うなぎの丸かじり」が文庫本にありますか。
くやしかったら出してみろ。
そういう癇癪があなたの悪い癖ですよ。このデフレの世の中で、いかに安く読者に提供するかということも考えないと競争に勝てません。
そうしたら、私が一番手頃な価格なんですが、と隅に追いやられた週刊誌がぼそっと発言しようものなら、単行本、文庫本双方から、「丸かじり」でもないのに黙っていろとにらまれる。
単行本の攻勢はさらにつづく。東海林さんのさしえもこちとらはでっかいぞ。
大きいばかりがいいんだったら、恐竜はどうして滅んだんだ。文庫本だって負けてない。
文字だってでっかいぞ。高齢者のことも考えろ。と、単行本。
そんなことで少子化は乗り切れるのか。と、文庫本。
あのですね、と週刊誌が発言を求めようとすると、単行本、文庫本がギラリとにらむ。
「もうお前たち、喧嘩するのはおよしよ。母さんはこれからも一生懸命がんばるから」
このひとことが効きました。
単行本、文庫本ともに目に涙を浮かべて、こういうだろう。
「お母ちゃん、もうぼくたち喧嘩はしないから、いつまでも元気でいてね」
かくして、週刊誌、単行本、文庫本はともに末永く楽しく暮らしました、とさ。
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