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商品説明
多摩川土手に乗り捨てられたワンボックス・カーから、血塗れの左手首が発見された!姫川玲子たち捜査一課殺人犯捜査係の刑事たちは、所轄と組んで捜査にあたる。しかし、手首の持ち主と思しき男の周辺を調べていくうちに、つぎつぎと意外な事実が浮かび上がって…。進境著しい俊英・誉田哲也が渾身の力をこめて描く、丹念に積み上げられた捜査小説にして、胸をうつ犯罪小説の白眉。【「BOOK」データベースの商品解説】
多摩川土手に乗り捨てられた車から血塗れの左手首が発見された。姫川玲子たち捜査一課殺人犯捜査係の刑事たちは捜査にあたるが、次々と意外な事実が浮かび上がって…。丹念に積み上げられた捜査小説にして胸をうつ犯罪小説。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
誉田 哲也
- 略歴
- 〈誉田哲也〉1969年東京都生まれ。学習院大学卒業。「ダークサイド・エンジェル紅鈴 妖の華」でムー伝奇ノベル大賞優秀賞、「アクセス」でホラーサスペンス大賞特別賞を受賞。他の著書に「月光」など。
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紙の本
ソウルメイトを、韓国の友人だと思った私は、今回も韓国の刑事のことかと思ったぞ。地上波受信できないで韓流ドラマばかり見ているせいかもしれないけど、このソウルケイジ、なかなか話のまとめ方がうまい!
2010/03/29 22:37
4人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:みーちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
まずは、出版社HPの内容紹介から。
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まもってやれるだろうか。この俺に。
多摩川土手に乗り捨てられたワンボックス・カーから、血塗れの左手首が発見された! 姫川玲子たち捜査一課殺人犯捜査係の刑事たちは、所轄と組んで捜査にあたる。しかし、手首の持ち主と思しき男の周辺を調べていくうちに、つぎつぎと意外な事実が浮かび上がって……。
進境著しい俊英・誉田哲也が渾身の力をこめて描く、丹念に積み上げられた捜査小説にして、胸をうつ犯罪小説の白眉!
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多摩川土手に放置された車両から、血塗れの左手首が発見された! 近くの工務店のガレージが血の海になっており、手首は工務店の主人のものと判明。死体なき殺人事件として捜査が開始された。遺体はどこに? なぜ手首だけが残されていたのか? 姫川玲子ら捜査一課の刑事たちが捜査を進める中、驚くべき事実が次々と浮かび上がる――。大ヒットシリーズ第二弾!
*
となっています。とはいえ私、誉田哲也読むの初めてです。阿佐田哲也っていますよね、故人ですけど熱烈なファンがいる作家さん。色川武大のことですけど、私としてはどうも「田哲也」っていうところだけから似たもの同士、って分類していました。それと読み方ね、私的には「よだてつや」なんですけど、Wikipedia みると、ほんだ てつや、なんです。もう、こういう著者って真っ先にパス。
でも、気にはなんていたんです、はい。で、読むことにしたのは地上波デジタル視聴不可能地に家を建ててしまった我が家が何とか世間と接点を持つBS放送、そのBS11のブック情報番組ベストセラーBOOK TV で司会役?の斎藤広達が絶賛していたからなんです。ちなみに、私は他局のブックニュースは絶対に見ません。
某国営放送は出演者の「おれって読書のプロだもんね」オーラが不快ですし、「○○のブランチ」は馬鹿丸出しだし、っていうか読んでないだろ、あんたら、で厭なんです。その点、ベストセラーBOOK TVの単純にベストセラーを分析していくといったスタンスが、シンプルでいいし、四人のコメンテーターの立ち位置が裏でどこかとコラボしてます、みたいな気配皆無で心地いいわけです。
で、そこで絶賛していた。第一作『ストロベリーナイト』も絡めてベタ褒めなわけです。で、私がふと思ったのは堂場瞬一『警視庁失踪課・高城賢吾』のこと。あれについては全く期待しないで読み始めて、あれよあれよという間に読み終え、ま、不満が無いわけじゃないけど、どっちかといえば読んでお釣りが来るくらいは楽しかったわけで、これもそれに近いかもしれないな、っていう予感を持った。
だから、人が騒いでいる本を読むのは原則、やらないことなんですけど、あえて今回は挑戦。ま、最近、この手のコメントを入れることが多いので恐縮してはいるんですが。ただし、この泉沢光雄の装幀、特にカバーデザインなんですけど、センスがあって悪くはないけど、この手の写真(提供 人間図鑑/amanaimages)一発で決めました、っていう姿勢がなんとなく厭なんですね、古い人間の私としては・・・
で、感想ですが、まさに堂場瞬一だな、と。いや、ひねりという点では堂場を大きく超えています。しかも、主人公を女性警部補にしたところがいいわけ。でも似ている。私の大好きなイアン・ランキンのリーバス・シリーズとピーター・ラヴゼイのダイヤモンド警視シリーズが何となく似ているのと、レベルを無視すれば近い(当然、英国の方が遥かに上ですが)。
それと姫川玲子と菊田和男(今時、いないでしょ、こんな名前・・・)の関係がいいです。その距離感。これは堂場の高城と醍醐(こちらは男同士で、恋愛感情はないんですが)との距離を何となく思わせるんです。
最後になりましたが全体は序章、本文五章、終章の構成となっています。
(警視庁刑事部捜査一課殺人犯捜査第十係姫川班)
姫川玲子:27歳で独身。警部補。現在、捜査一課殺人犯捜査係主任。現在29歳。今年の八月、二つ年下の部下が殉職している。捜査における勘を大切にする。その故に、日下を毛嫌いする。
菊田和男:巡査部長。玲子の年上の部下で、姫川のことを好きなのにそれを当人に告げることができない優男。
石倉保:巡査部長。50歳近い。
湯田康平:巡査長。
葉山則之:巡査長。25歳。
(警視庁刑事部捜査一課殺人犯捜査第十係日下班)
日下:40過ぎの警部補。主任。妻帯者で、中学生の息子がいる。その捜査法はまさに緻密、精密。あらゆるものを調べつくし、予断で動くことはない。しかも、その処理速度は並大抵ではなく、他人が大雑把な調査をする同じ時間内で終えてしまう。あまりに細かいことまでほじくり出してしまうことから、周囲からは無駄との声もあるが、日下はそのような反論を認めず自分の捜査法に固執する。
遠山:デカ長。巡査部長刑事。
溝口:巡査部長
新庄:巡査長
糸井:巡査長
井岡博満:蒲田署の巡査部長。東京生まれながら関西弁で姫川に言い寄っては、肘鉄を喰っているオッサン刑事。
今泉春男:警部。殺人犯十係長。なぜか、姫川をひいきにしている。
橋爪:警視。やる気のない管理者として、姫川だけではなく、皆から嫌われている。
國奥定之助:東京都監察医務院・代表。定年間近の監察医。
三島耕介:20歳の大工。高岡工務店の従業員。父親を事故で亡くし施設に入っていたが、後に高岡に引き取られ、一人前の大工に育て上げられる。
高岡賢一:高岡工務店の経営者。43歳。
中川美智子:十九歳。美容専門学校の学生にしてファミリーレストランの店員で、耕介と付き合う。