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投稿者:Muico - この投稿者のレビュー一覧を見る
俗っぽくて、どこにでもいるような人たちが、少しずつ狂っている。本当にこの作家は一見平凡な人たちを書くのがうまいなあ!
次第に高まる緊張と
2016/03/29 13:04
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投稿者:koji - この投稿者のレビュー一覧を見る
読み進めるごとに高まる息苦しさ
ホラーやカルトとは違う
日常の中に潜む歪みが破滅へと迫ってくるような
怖さというよりも拭えない不安。
200ページほどの作品ですが読み応えがありました。
吉田修一さんは作品ごとに違った面を見せてくれる、
すごい才能だと思います。
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う、意味が分からん・・・。芥川賞受賞作のパーク・ライフも読むべきか読まざるべきか・・・。2007/08/04読了
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O-miyaスパイラルの行方。作業に関わる人たちの行方。
まっすぐ空に伸びていこうとするのに、どこかねじれていく。。。
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高層ビル「O-miya スパイラル」に携わる設計士、鉄筋工たちの話。それぞれの話が最後に交わる。
けっこう面白かった。けど浜崎あゆみの歌詞を引用してたのが残念。ということで星は3つ。
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ねじれながら空へと上っていくビルの建設。
そこに絡みつくように織り成す人間ドラマを、軽妙なテンポの文章表現で描き出しています。
生き生きと脳内で踊る登場人物たちに、圧倒させられます☆
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物語の中心となる超高層ビルのねじれた構造と、登場人物の人生のねじれを対比(あるいはリンク)しているのだろうか?
ビルの設計者と鉄筋工の日常が並行して描かれ、最後に交差するという展開は、吉田修一が得意とする手法ではあります。
しかし、読後に残るものはあまりありません。
元々、淡々と語り続けるような作風なので、本作に限ったことではありませんが、結論を明確に示して欲しいという読者には、お薦めできません。
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ランドマーク
大宮に建設される捻じ曲がった建築物。
捻じ曲がった建築物のようにそれに関わる建築家と作業員の生活まで捻じ曲がっていく。
構成としてはわかりやすい。
でも建築家と作業員の行動が平行線を辿るところに面白さを感じない。
その二人がどのようにコミュニケーションをするのかが読みたかった。
建築家の出身もやっぱり九州だったことに吉田修一らしさを感じた。
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いつか読もうと思っていた吉田修一。
入社直前に読めました。
たぶんこの作品は代表作じゃないんだろうけど、充分に彼の特性がわかる一冊だった。
彼の小説は、小説なのに非常にリアリティーのある小説だ。
つまり現代社会を映し出す鏡のような役割を自作に担わせている。
そういう点で村上龍に近いものを感じたし、非常に力を持った作家だということがわかった。
もう一冊くらい読みたいな。時間があれば。。
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これはどちらかというとパークライフ系だと思われる。つまり純文系。なぜって結論がないから?それにしても・・・・・・「なぜかしら」がほんと気にな(略)
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大宮に建設中であるランドマークの設計者とその建設工事にかかわっている二人の男の物語。
二人の生活が交わることもなくNumber10からラストに向かって終局していく。
言葉にならないなにかを大事にしたくて、何かをする。
けどその“何か”すら確実なものではないのだが、そうするしかないと思う彼等。
ランドマークが完成に近づくにつれて集結していくようにおもいが束ねられていく感覚がしていく。
なんともいえないぐっとした感覚が残ります。
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文庫になっていたので購入。
相変わらず好みの完全に分かれそうな作風。
でもついつい買ってしまうのは何でだろ?
ってか舞台が大宮!あまりに地元なんで書かれている風景がまじまじと浮かび面白い。
出だしがHap`1 Kingdamだもんな〜。
地元愛で星プラス1してます。
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ねじれたランドマークに、ねじれた社会生活を送る2人の男性を投影して話は進む。
都市部周辺に住まい仕事をする人々の、日常からでは伺えない、異常な精神状態。
だいぶ前に読んだんですけど。 本の名前ときれいな水色に惹かれました。 の割りに、内容はどちらかと言えば、人間の心情に迫るもの。心の葛藤とか孤独感とか。30代くらいに確かに考えを巡らせてしまいそうだと、自分に投影するシーンもしばしば。 ねじれた超高層がテーマなので、当時建設中だった、名古屋のアレを思い浮かべながら読みました。それにしてもランドマークってなんで、どうしてもほっそりしたイメージ喚起をさせられるんだろうなぁ。
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正直言えば、あまり面白くない小説だった(笑)
しかしながら、話の内容に引き込まれたポイントがある。
それは地元:大宮をモデルに話が展開しているということ。
ちょうど物語の舞台である大宮駅の西口開発というのは、地元民にとっては、ものすごくリアリティがある。
オレの子供の頃は大宮は東口しか拓けておらず、西口は小さな駅前バスターミナル、そして駅前の吉野家しか覚えていない・・^_^;
それが大学入る頃には、丸井やダイエーのDOM、そしてデパートのそごう出店。
また高層ビルのソニックシティもそびえ立っていた。
この小説では、大宮西口に架空の35階建て、高さ180メートルの高層ビル「O−miyaスパイラル」の建築現場が登場する。
そして話の中に駅前の細い路地にある「ラーメン日高」や「栄光ゼミナール」など、本当に存在する店のことが描かれており、
主人公の行動しているエリアが「ああ、あそこだ・・」と想像できるのが面白かったのだ。
以前、ブログに記した「天使のナイフ」(薬丸岳)という小説も、確か大宮が舞台だった。
こういう視点で印象に残る小説というのも、笑えるね・・
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気づいたら話が終わっていて
吉田修一の気持ちとリンクできないと
よくわからないまま終わってしまうお話だと感じました
でも大宮にゆかりがあるので、ちょっと好きです