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  • みんなの評価 5つ星のうち 3.7 16件
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  • カテゴリ:一般
  • 発行年月:2007.11
  • 出版社: 新潮社
  • サイズ:20cm/218p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:978-4-10-303619-7

紙の本

臈たしアナベル・リイ総毛立ちつ身まかりつ

著者 大江 健三郎 (著)

かつてチャイルド・ポルノグラフィ疑惑を招いて消えていった一本の映画企画があった。その仲間と美しき国際派女優が30年を経て再び、私の前に現れた。人生の最後に賭ける「おかしな...

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臈たしアナベル・リイ総毛立ちつ身まかりつ

税込 1,540 14pt

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商品説明

かつてチャイルド・ポルノグラフィ疑惑を招いて消えていった一本の映画企画があった。その仲間と美しき国際派女優が30年を経て再び、私の前に現れた。人生の最後に賭ける「おかしな老人」たちの新たなもくろみとは?ポオの美しい詩篇、枕草子、農民蜂起の伝承が破天荒なドラマを彩る、大江健三郎「後期の仕事」の白眉。【「BOOK」データベースの商品解説】

永遠の美少女、アナベル・リイへの想い。そして30年を経て甦る1本の映画への夢。女優と男たちの、生涯最後の冒険が始まる−。ポオの美しい詩篇、枕草子、農民蜂起の伝承が破天荒なドラマを彩る! 『新潮』連載を単行本化。【「TRC MARC」の商品解説】

著者紹介

大江 健三郎

略歴
〈大江健三郎〉ノーベル文学賞受賞。著書に「燃えあがる緑の木」など。

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みんなのレビュー16件

みんなの評価3.7

評価内訳

紙の本

幼児ポルノ、っていうきわどい話題ではありますが、私にとっては久しぶりに楽しんだ大江健三郎でした。ミステリ仕立てといってもいいのですが、やはり大江の文体は健在です。

2008/08/20 19:55

6人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:みーちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る

最近、何となく大江健三郎作品を敬遠気味でした。小難しい、っていうか話が暗いし、粘着質の文体が鬱陶しい。それと世界が小さくなって、同じ人たちが何度も登場するので、またか、って思う。この話には終わりがないの?なんて思うんです。要するに、読む側として煮詰まっちゃった。だから新作が出ても、手が伸びません。

この本も出版ニュースは見た記憶がありますが、さらっとパス。でも半年経ってみると、頁数もあまりないし、ちょっとイメージと違う。もしかして、面白いかも・・・。ちなみに目次をみると

序章 なんだ君はこんなところにいるのか

第一章 ミヒャエル・コールハース計画

第二章 芝居興行で御霊を鎮める

第三章 You can see my tummy.

第四章 「アナベル・リイ映画」無削除版

終章 月照るなべ/臈たしアナベル・リイ夢路に入り、
   星ひかるなべ/臈たしアナベル・リイが明眸俤にたつ

となって、ちょっと今までとは様子が違う。ま、それは装幀にもいえて、司修を起用したものとは異なり、すこし軽め。そんな装画は山本じん、装幀は新潮社装幀室、初出は「新潮」2007年6月号~10月号です。まず新潮社による内容紹介ですが

ひとりの女優、ふたりの男が生涯を賭けた夢の、ラストシーンが始まる。

かつてチャイルド・ポルノグラフィ疑惑を招いて消えていった一本の映画企画があった。その仲間と美しき国際派女優が30年を経て再び、私の前に現れた。人生の最後に賭ける「おかしな老人」たちの新たなもくろみとは? ポオの美しい詩篇、枕草子、農民蜂起の伝承が破天荒なドラマを彩る、大江健三郎「後期の仕事(レイター・ワーク)」の白眉!

となっています。映画、農民蜂起、というあたりはお馴染みの展開を予想させますが、チャイルド・ポルノグラフィ?今、流行の?と興味津々。で、もう少しだけ書いておけば、その映画企画というのは、本来児童ポルノとは全く関係なくて、30年前の1974年に制作されるはずだったクライスト生誕二百年のプログラム、ミヒャエル・コールハース映画のことがです。

世界中で同じテーマの作品が作られる予定で、韓国版の脚本は詩人の金芝河が書くことになっていたのですが、彼が投獄されたことでアジアでの計画が頓挫し、やり手の映画プロデューサーである木守が思い出したのが、日本のノーベル賞作家である「ぼく」に代役をさせることでした。

冒頭、ぼくの詩『形見の歌』と文庫版『ロリータ』新訳、ポーのアナベル・リイの話が出てきますが、これから、話は予想外の展開を見せます。松山のアメリカ文化センターでぼくが見た、デイヴィッドが撮ったという数奇な運命を辿ったフィルムのことや、京都での女優サクラとぼく、木守の間でおきたことなど、話は謎を孕んでミステリタッチで進んでいきます。

往年の女優、ノーベル賞作家、占領軍、プロデューサー、チャイルド・ポルノ。文体さえ無視してしまえば、アメリカ人作家の手になるハードボイルドといってもおかしくありません。このまま映画化しても、誰もが愉しめるものになるのではないのか、そんな気がする、あるいみ「らしくない」大江作品です。内容についてはこのくらいにして登場人物を紹介しておきましょう。


ぼく:四国生れの大江健三郎らしき70代のノーベル賞受賞作家で、語り手です。同じ「ぼく」でも大江と村上春樹では全く印象が異なります。でも、話はハードボイルド風で似通った部分も。いつかじっくり考えてみたいところです。ぼく、には千樫という名の妻と、光という障害を持つ音楽家でもある息子がいます。

塙吾良:千樫の兄で、飛び降り自殺した映画監督です。今までの話であれば、吾良の話がかなりのウエイトを占めますが、今回は脇役。

アサ:ぼくの妹で、女優サクラのために色々な面で協力をします。

母:「メイスケ母」の伝承を祖母と共にぼくに伝えます。

祖母:村の人のために劇団を呼んでは芝居などを見せていたある意味、有名人。反権力的な「メイスケ母」出陣、という芝居も興行したことがあります。

木守有:やり手の映画プロデューサーで、ぼくとは駒場時代からの知り合い。大学も同じ東大です。

サクラ:サクラ・オギ・マガーシャック。世界的な女優でしたが、30年前、ある事件がもとで精神を病んで引退した格好になっています。東京大空襲の時10歳とあるので、1974年当時は39歳になりそうです。

デイヴィッド・マガーシャック:サクラの保護者で、戦争中は軍医の助手をしていました。カメラマンでもあります。

柳夫人:映画撮影中、日本でサクラが身を寄せる鎌倉の資産家の女性。庇護者といってもいいでしょう。

ミヒャエル・コールハース:神聖ローマ帝国時代のブランデンブルグ生まれの、そこに定住権を持つ博労。クライスト『ミヒャエル・コールハースの運命――ある古記録より』という本もある。公子トロンカに騙され、愛馬と下僕、妻を失い、復讐に立ち上がる。

もし、この小説を村上春樹が翻訳?したら、どんな感じになるんだろう、なんて思います。大江にとっては不本意な評価かもしれませんが、違う文体でも味わってみたくなる、個人的にはこの20年くらいで最も楽しんだ大江作品でした。講談社BOXならさしずめ「こんな大江を待っていた!」とでも謳うんじゃないでしょうか。

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2008/03/09 13:42

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2009/01/07 17:13

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