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- カテゴリ:小学生 中学生
- 発行年月:2008.2
- 出版社: 早川書房
- サイズ:19cm/405p
- 利用対象:小学生 中学生
- ISBN:978-4-15-208898-7
紙の本
予告殺人 (クリスティー・ジュニア・ミステリ)
その朝新聞に出た広告に、チッピング・クレグホーンの村人たちは夢中になった。「殺人をお知らせします。十月二十九日金曜日、午後六時半にリトル・パドックスにて…」本気か、それと...
予告殺人 (クリスティー・ジュニア・ミステリ)
紙の本 |
セット商品 |
- 税込価格:19,800円(180pt)
- 発送可能日:購入できません
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商品説明
その朝新聞に出た広告に、チッピング・クレグホーンの村人たちは夢中になった。「殺人をお知らせします。十月二十九日金曜日、午後六時半にリトル・パドックスにて…」本気か、それともたちの悪いイタズラなのか?予告の時刻になると、人びとがリトル・パドックスのブラックロックさんの家に集まった。そして予告の時刻に一発の銃声が!大胆な殺人事件の解決にいどむのは、好奇心たっぷりの老婦人ミス・マープル。【「BOOK」データベースの商品解説】
「殺人をお知らせします」 その朝新聞に出た広告に、村人たちは夢中になった。予告の時刻に人びとが集まると、1発の銃声が…! 好奇心たっぷりの老婦人ミス・マープルが大胆な殺人事件の解決にいどむ。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
アガサ・クリスティー
- 略歴
- 〈アガサ・クリスティー〉1890〜1976年。イギリス生まれ。20年に「スタイルズ荘の怪事件」で作家デビュー。100以上の長篇、短篇、戯曲、エッセイなどをのこした。
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紙の本
もしかすると、この作品は映像のほうが衝撃が大きいかもしれない、なんてテレビのことを思い出していました。でも、ほんとうによくできたミステリです。それだけに、ただ意味もなくルビを振った読みにくさが難ですね、気持ちはわかるんですが・・・
2008/09/10 20:13
6人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:みーちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
クリスティの作品は、改訳まえの早川の文庫で全作品を持っていますが、老後の楽しみにとってあるので殆ど読んでいません。下手をするとこのまま読まずに終りそうな気がして、同じハヤカワからクリスティー・ジュニア・ミステリとしてルビつきの版ででたので、それで読もうと決心しました(文庫はもしかして読まないかも・・・)。
で、この本、ハヤカワデザインの装幀も大味でジュニア世代のデザイン感覚を馬鹿にしているような気がしますが、たなかしんすけ(漢字で書けよ、ルビふりゃいいじゃん!)の挿絵もあまりに子供っぽい。他社のジュニアものにもいえますが、YAや児童書に出版社は間違った先入観を持っているんじゃないでしょうか。何だか空回りの気がします。
それにしても読みにくい本です。海外ものだから外国人の名前が覚え難い、それはあります。無論、私の老化し始め衰えた記憶力にも原因があります。でも最大の原因は行間。ルビを振る場合、それを含めて行間距離を決める必要があります。おなじルビつきですが、理論社のミステリーYA!の一冊、例えば山田正紀『オフェーリアの物語』と読み比べてください。
岩波書店の児童書、マーガレット・マーヒー『マディガンのファンタジア 上下』でもいいです。ま、山田にしてもマーヒーにしても総ルビではありません。でも行間がしっかり取られているせいでともかく目が疲れません。第一、総ルビの意味があるかも考えたほうがいい。優しい漢字はルビなしでもいい。子供が読み方を想像しながら読む、というのもあるんです。
もっといえば、簡単な漢字であれば一度ルビをふったら、そのあと一章くらいは省略する。それのほうがルビの振り方としては正しいんです。要するに総ルビっていうのは、ある意味出版社の判断停止だし、手抜きといってもいい。まして、それに見合った字のレイアウトを考えないとしたら、それはある意味犯罪です。早川さん、児童書だからって手抜きはだめ。ミステリを読むのはある程度判断力のある学年なんです。そこをよく考えてください。
閑話休題。っていうか、他にはあまり言いようがないんです、この本。むしろ、NHKでたまに放送されるイギリスのマープルやポアロものが、テレビ映画なのに実にうまく原作の味を出しているなあ、もしかするとクイーンの作品は映像化したら陳腐になっても、クリスティーのミステリはそれに堪えるのかな、なんて思ったりします。
たしかこの『予告殺人』も放送されたはずです。ともかく、この犯人が分かった時の衝撃は、本よりテレビのほうが大きかった。要するに上手なんです。本だと何となく予想してしまいますが、映像だと流されてしまうのでよりショックが大きいのかもしれません。ちなみに、訳文は可もなく不可もなく、児童書として違和感はまったくありません。出版社の姿勢が足を引っ張った本でした。
最後にカバー後の案内は
その朝新聞に出た広告に、チッピ
ング・クレグホーンの村人たちは
夢中になった。「殺人をお知らせ
します。十月二十九日金曜日、午
後六時半にリトル・パドックスに
て……」本気か、それともたちの
悪いイタズラなのか? 予告の時
刻になると、人びとがリトル・パ
ドックスのブラックロックさんの
家に集まった。そして予告の時刻
に一発の銃声が! 大胆な殺人事
件の解決にいどむのは、好奇心た
っぷりの老婦人ミス・マープル。