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- カテゴリ:一般
- 発行年月:2008.3
- 出版社: 論創社
- サイズ:20cm/408p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-8460-0758-4
紙の本
ナポレオンの剃刀の冒険 (論創海外ミステリ シナリオ・コレクション 聴取者への挑戦)
動く密室と化した列車内で男が殺された。容疑者は七人。しかもあるはずの宝石がなくなっており、車内のどこを探しても見つからない…。巧みなトリックとエラリーの名推理を堪能できる...
ナポレオンの剃刀の冒険 (論創海外ミステリ シナリオ・コレクション 聴取者への挑戦)
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商品説明
動く密室と化した列車内で男が殺された。容疑者は七人。しかもあるはずの宝石がなくなっており、車内のどこを探しても見つからない…。巧みなトリックとエラリーの名推理を堪能できる表題作を始め、国名シリーズを彷佛させる傑作シナリオ八編を収録。クイーン警視、ヴェリー部長刑事、ニッキイ他おなじみのメンバーも登場する本格ミステリ。全編“聴取者への挑戦状”つき!ラジオ版「エラリー・クイーンの冒険」のエピソードリストを併録。【「BOOK」データベースの商品解説】
動く密室と化した列車内で男が殺された。容疑者は7人。しかもあるはずの宝石がなくなっており、車内のどこを探しても見つからない…。巧みなトリックとエラリーの名推理を堪能できる表題作をはじめ傑作シナリオ全8編を収録。【「TRC MARC」の商品解説】
収録作品一覧
ナポレオンの剃刀の冒険 | 9−62 | |
---|---|---|
〈暗雲〉号の冒険 | 63−94 | |
悪を呼ぶ少年の冒険 | 95−149 |
著者紹介
エラリー・クイーン
- 略歴
- 〈エラリー・クイーン〉フレデリック・ダネイ(1905〜82年)とマンフレッド・B・リー(1905〜71年)の合作ペンネーム。「ローマ帽子の謎」でデビュー。本格ミステリ界で不動の地位を獲得した。
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紙の本
これはファンへの挑戦だ!
2008/12/11 10:37
6人中、6人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:A-1 - この投稿者のレビュー一覧を見る
内容の情報が欲しくて探してみました。
一昨年に出版された(ラジオ台本を中心に集めた)原書版の日本語翻訳本の第一弾で(この二弾目「死せる案山子の冒険」の刊行は今回の売れ行きにかかっているらしい(爆))、著者の最盛期中期の1939~1948年の約10年間(!)にもかけて放送された三百編近いラジオドラマの中から傑作8編を選んで収録された本であるとのこと。
流石はハリウッド仕込み!量産も可能だったんだ。w
てゆーか、無名の新人さんにソースだけあげてエラリーものを沢山書かせていた時期があるって読んだことがあるんですが、このラジオドラマのことなんでしょうか?
ファンとしては全部読んでみたい!
むしろ録画テープが欲しい!!(←ここにマニアが居ます。)
「幽霊洞窟の冒険」と「ジェイムズ・フィリモア氏の失踪」は既訳であるものの別バージョンになっているとのこと。
ラジオシナリオの1時間版4本と半時間版3本、ドラマシナリオ1本が収録されており、一本の長編としてあまりある舞台趣向と国名シリーズにあったフェアプレイ精神に乗っ取ったロジックと謎解きに至るまでのテクニックが多彩に用意されてるらしい。
ラジオ版は「読者への挑戦」じゃなく「視聴者への挑戦」があるとのこと。
サービス精神がびしびし伝わってきます。w
「ナポレオンの剃刀の冒険」 鉄道ミステリ。
「暗雲(ダーク・クラウド号の冒険」 船内ミステリ。
「悪を呼ぶ少年の冒険」 アンファンテリブルもの?でも、エラリ
ー節に期待。
「ショート氏とロング氏の冒険」 消失トリック。
「呪われた洞窟の冒険」 これも消失かつ洞窟ミステリ。(w)
「殺された蛾の冒険」 クイーン節炸裂な一編とのこと。多分論説が冴える。w
「ブラック・シークレットの冒険」 エラリーが留置所に入れられたり、ライバルが登場したりの奮闘もの。
「三人マクリンの事件」 『クイーン検察局』集録のネタのミニミステリ版。
こうやって並べてみても多彩な舞台に期待が高まってきました。(>▽<)
ラジオシナリオという性格上、主に会話文だけで構成された異色作で、推理のエッセンスを凝縮した非常に読みやすく理解し易い内容であるとのこと。
うーん、そういうのってどうなのかな~?ホントに良いのかな~?と思いつつもやっぱり興味深々w
訳者・飯城さんの「解説」が、華麗なテクニックをさらに深く味わう紐解きをしているそうで…わくわくしますね。(>ー<*)
ラジオ版「エラリー・クイーンの冒険」のエピソードリストも併録。ですって?!わ~。(*▽*)
そしてなにより、全編ニッキー・ポーターが登場し、エラリーと恋の鞘当て(以下(ぇw))が繰り広げられ、クイーン警視やおなじみヴェリー部長も登場するとのこと。
…うわ、もう買わないと!てゆーか、誰かプレゼントして下さい!(笑)
紙の本
大衆受けしそうな感じ
2019/03/27 00:59
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:つきたまご - この投稿者のレビュー一覧を見る
実際に放送されたラジオのシナリオ集です。なので、基本的にすべての物語は「セリフ」で進みます。(効果音の指示などもありますが。)また、時々、その時のゲストや司会者の発言も入ってきます。
ラジオでの物語ということもあり、すべてが短く、わかりやすいです。犯人を本気で指摘しに行くことも可能です。(小説の方のエラリー・クイーンよりも、かなり簡潔なので、挑戦しやすいです。)
しかし、唯一の残念さは、私がラジオの放送された時代に生きていないため、その時代の常識を認識できないことでしょうか。それが推理の鍵になっていると、お手上げです。私は、普段は、謎を解けなくてもストーリーを楽しめるタイプの人間なのですが、ラジオのためにここまで簡潔になってしまったバージョンだと、やはり謎を解きたかったと感じてしまいます。
それにしても、小説のシリーズと比べて、エラリーはニッキイにうつつを抜かしているし、ヴェリーさんはよくしゃべるしで、大衆向けのラジオ用の脚本であることを感じます。
私はこっちのエラリーも大好きです。
今回は、「ブラック・シークレットの冒険」がお気に入りでした。犯人は自分でもわかったのですが、それでも謎解きの際には仰天しました。