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円朝 上 (河出文庫)
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紙の本
円朝さんてどんなひと?
2020/09/06 22:42
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:タオミチル - この投稿者のレビュー一覧を見る
膨大な創作落語をものした近代落語の祖とも言われる初代三遊亭円朝氏の評伝。円朝が眠る谷中・全生庵にて毎夏「円朝まつり」が行われ、そこでコレクションの幽霊画をみて興味を持って偶然手に取った本書。
天才のみに課せられたとしか思えない、円朝さんの波乱万丈な人生そのものが面白すぎで、読みつつ驚く。
おそらく、書き手の小島政二郎氏が、円朝さんの幼なじみの孫というのもあるんだろうか?知られざる”リアル”が、話を面白くさせている気がする。
加えて、興味ある、江戸から明治の庶民の暮らしと、好きな街・谷中界隈の詳しい描写。これは、ご当地小説として読んでもかなりの面白さ。一冊で何度も美味しい。
紙の本
小島政二郎氏による落語家・初代三遊亭円朝氏の評伝です!
2020/07/01 11:54
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、明治から昭和にかけて活躍された小説家、随筆家、俳人でもあった小島政二郎氏による初代三遊亭円朝氏の生涯を綴った物語です。河出文庫からは上下2巻シリーズで刊行されており、同書の上巻では己を見つめる苦悩の時代が描かれています。同書には、円朝氏の性格として、病的に鋭い神経、踏ん切りの悪さ、内気さ、すぐ相手の顔色を読む癖、ウソをつくうまさ、相手次第で揺れる弱さ、いやとなった時の薄情さ、冷酷さ、と書かれています。円朝氏がこういった性格であったからこそ、その後の新作落語に「男女の性格こそがその後の運命を形づくるという」展開が色濃く投影されてくるとも言えます。三遊亭円朝氏の生涯を知ることができる傑作評伝です!
紙の本
2021年度に読んだ本で一番
2022/04/29 18:35
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:にゃんぱり - この投稿者のレビュー一覧を見る
昨年度読んだ小説で一番よかったです。
作者の祖父と円朝さんが幼なじみだったこともあり、もちろんすべて実話ではないと思いますが大変リアルに感じられ、感動しました。
下巻がhontoで購入できず、古本屋さんでしか購入できなかったのが残念です。
もっとたくさんの人に読んでいただきたい作品です。ちなみに後半は、円朝さんの息子の話が中心になります。