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- カテゴリ:小学生
- 発売日:2008/10/01
- 出版社: 金の星社
- サイズ:20cm/172p
- 利用対象:小学生
- ISBN:978-4-323-07143-5
紙の本
そいつの名前はエメラルド
そいつが、ぼくの家にやってきたのは、ふうちゃんの七さいのたんじょう日。プレゼントのハムスターを買いに出かけたぼくは、知らない商店街のきみょうな小鳥屋にまよいこんだ。そこで...
そいつの名前はエメラルド
紙の本 |
セット商品 |
- 税込価格:13,530円(123pt)
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商品説明
そいつが、ぼくの家にやってきたのは、ふうちゃんの七さいのたんじょう日。プレゼントのハムスターを買いに出かけたぼくは、知らない商店街のきみょうな小鳥屋にまよいこんだ。そこで、ぼくは、そいつと出会ったんだ…。【「BOOK」データベースの商品解説】
妹の誕生日プレゼントを買いに、知らない街へとやってきたぼく。きみょうな小鳥屋で出会ったのは、ちっちゃな恐竜のようなトカゲだった。エメラルドという名前に決まったそのトカゲは、あっという間にうちになじんでいって…。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
竹下 文子
- 略歴
- 〈竹下文子〉1957年福岡県生まれ。東京学芸大学卒業。「黒ねこサンゴロウ」シリーズで路傍の石幼少年文学賞受賞。ほかの作品に「ペンギンじるしれいぞうこ」「おすしのせかいりょこう」など。
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紙の本
さりげなく描かれた日常のファンタジー
2009/06/22 17:22
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:のはら そらこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
妹の誕生日、ぼくは、プレゼントにハムスターを買うはずだったが、あいにくペットショップが休みだったのでとなり町の小鳥屋さんへ行く。そこには、奇妙なおばあさんが狸のような猫を抱いて店番をしていた。ぼくは、すみっこの水槽に小さな灰色のトカゲがいるのをみつけ、なりゆきで、ハムスターではなくてそのトカゲを買うはめになる。でも、エメラルドホシトカゲというそのトカゲは、普通のトカゲではなかった――。
「エメラルドホシトカゲ」とは、なんとロマンチックな美しい名前だろう。それに、いかにもありそうな名前ではないか。もしかしたら実在のトカゲだろうか、実在するならお目にかかりたいものだ。と、はじめ、半ば期待して読んでいた。すぐに、作者がつくりだしたトカゲだとわかったのだが、そのころにはもうすっかり、トカゲのかわいらしさに魅せられていた。そして、その先を知りたくてページを繰った。
この作品は、ごく当たり前の日常の生活のなかで、少しだけ現実からはみだした不思議な出来事が起きるファンタジーだ。不思議が起きても日常は相変わらずそこにある。エメラルドホシトカゲが現れたけれど、お父さん、おかあさん、ぼく、妹の4人家族の生活は変わらず営まれていくのだ。
日常はとても自然に描かれている。かっかとしておこるお母さん、ものわかりのいいお父さん、家族みんなから愛されているかわいい妹、ちょっと気弱なやさしいおにいちゃんであるぼく。しっかり性格づけられた登場人物はどこにでもいそうで、会話もどこかの家庭で交わされていそうだ。リアリティの土台がしっかり築かれているから、小鳥屋のおばあさん、お父さんが子どものころ飼っていたというカメ、そしてエメラルドホシトカゲといった不思議が、現実味をおびてくる。一風変わっているけれど、なんだか自分の身近などこかにいそうな気がしてくるのだ。
こうした、巧みにさりげなく描かれた日常のファンタジーは、子どもたちにとって、まるまる異世界のファンタジーよりずっと刺激的かもしれない。現実と空想の境界線にあって、現実味があるから、よりいっそうわくわくする。本を閉じれば、自分のまわりにもなにか不思議がかくれているような気がして、まわりが新鮮に見えてくるのだ。
不思議をさぐり、想像しながら、日常をすごすのはとても楽しいではないか。本当に広い世界のどこかにエメラルドホシトカゲがいるもしれないのだから。
紙の本
不思議なペット
2016/08/04 08:44
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:M77 - この投稿者のレビュー一覧を見る
妹の誕生日プレゼントにハムスターを買いに行ったお兄ちゃんはトカゲを買って来てしまいます。
家族みんなで恐る恐る見守ったり、ビックリしたりしながら不思議なペットを育てていて、意外性は無いけどしみじみと良い話。
ハムスターを飼っていた僕の姪の誕生日プレゼントに買った本を、また借りて読みました。
姪には何冊か贈ったけど、これが一番気に入ったみたい。
紙の本
夢あふれる設定がうまく生かされている。
2016/03/08 14:58
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:紗螺 - この投稿者のレビュー一覧を見る
不思議なおばあさんのいるペットショップ、ハムスターを買うはずだったのになぜか買うことになったトカゲと、出だしからなかなか魅力的な設定と軽快な筆運びで読み手を引きつける。
その後もトカゲが炎を食べて色が変わったり、サナギになって羽根を持ったドラゴンに姿を転じたりと、夢いっぱいの設定がストーリーに練り込まれている。トカゲの色や柄の描写も繊細で魅力的。
更にいいのは、主人公家族の明るく楽しいキャラクター。それぞれいい味を出しているし、四人の会話が生き生きしていて楽しいのが何よりいい。
紙の本
感想
2016/04/02 21:58
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Otto - この投稿者のレビュー一覧を見る
ハムスターの代わりに飼うことになったトカゲと家族たちの物語です。
火を食べて色が変わったり、脱皮して何処かへ消えてしまったりと、とても面白い作品です。