紙の本
ネクロポリス 下(朝日文庫)
2019/04/14 12:59
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投稿者:lakini - この投稿者のレビュー一覧を見る
結構怖かったので、緊張しながら読んだけど、でもなかなか異世界観あって面白かったよ。
一気に上下巻通読。
なんか宮部みゆき風な感じがした。
でも、後で思い返したら、恩田さんだった、的な(笑)。
最後の方は、謎に教訓ぽい感じもあった。民族・文化の融合的な感じとか、古い慣習と若い世代の考え方とか。死者の位置付けとか。
最後はどんでん返し感あって面白かったと言えば面白かったけど、なんか、主人公をはじめとした気づきの先駆者みたいな感じの救世主的な人が、結局一番物知らぬ部外者に一気に成り下がった感じで、いきなり感がすごく、やや腑に落ちない部分もあった。
涙感動系ではない。スリルハラハラ系。
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あれ?
案外あっさり解決しちゃったのね・・・
もっと最後に大決闘があるのかとちょいと期待してたんやけど・・・
それでも素晴らしかったね。もうアナザー・ヒルにどっぷり。
日本と英国の文化の融合とか色んな伝説や神話とかとか
あたしが大好きな要素がもういっぱいいっぱい詰まってました。
あぁ〜ファンタジーって素敵。
本ってやっぱり素敵。すごい。
読み終わりたくないって思えた、あっとゆーまの3日間でした。
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面白かったです。
物語として、いくつかの世界が重なり合い始めて融合したあたりは正直???となりましたが。
ラインマンが好みのキャラクターすぎました。なにこのイケメン。
今までの恩田さん作品の中でもトップ・オブ・ザ・イケメンだと思う。
そしてヒロイン不在のこの物語で、後半あたりからもうなんかラインマンヒーローポジでジュンヒロインポジ
意味わかんないよ!ハナとか可愛いだろ!と思いつつ
最後の最後でラインマンのツンデレに悶えたという なにこいつ?ツンデレスキルまで持ってるとか、なんなの・・・
そういうわけで、ラインマンが出てくるだけでなにかこう興奮してしまう状態だったので
どんなに怖いシーンでもラインマンの存在によってなにか平和なものに
ジュンとラインマンが中庭で紅茶とビスケットを食べている図を想像してちょっと和んだり(和むところじゃねえ)
いやでもこっちの巻はまじでこわかったなあ 双子がね
かんべんして下さい と思う程度には怖かったね
寝しなに読みはじめて後の方になるとほとんど早朝だったので
ドルイド云々とかもっかい読まないとあれかもしらん
解説萩尾さんはすごいなあ・・・バルバラ異界かトーマか11人か 天才と天才やー
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たいてい、ある異質な共同体の中に事件が起こったり、謎や解決すべき難題があって、そこに読者一般と同様の文化圏に属する主人公が足を踏み入れた場合、彼もしくは彼女がそれを解決するものと相場は決まっている。……そうでなければ、主人公の存在意義がないからだ。わざわざ異郷からやってきた、内部の人間とは違う視点をもった人物がいるのに、共同体内部で自己解決してしまったら、何のために主人公がいるのか分からないではないか。
この作品はまさにそういう話。上巻から長々と続くアナザー・ヒルの謎で、日本からやってきたジュンが解決したものはほんのわずか。しかし、ジュンの職業は「民俗学よりの文化人類学」を研究している大学院生なのである。事件の解決よりも、この島そのものという大きな謎に対する最後の大演説が彼の面目躍如となるだろう……と、寛大になってはみるものの、やっぱり納得いかんわ、この終わり方(笑)
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どこか懐かしさのある不思議なファンタジックミステリー。
独特の雰囲気、空気感がなんともいえない恩田ワールドが魅力的。
映像で観たいな。
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解説・萩尾望都。。。
これだけでも買いたくなってしまう。
ひさしぶりにファンタジー読んだ〜〜!
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下巻の途中まではすごくおもしろかったのに、、、
恩田さんの本って、佳境に入ったあとから
今までの面白さがどんどん崩壊してくんだよね。。
先が読める読める〜〜っていうか、
先を急ぎすぎてるというか、
つまんない終わり方ね、みたいな。残念だわ。
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面白かったです。堪能できました。ホラーとミステリーとファンタジーが融合した独特の世界観ですが、暖かさ、懐かしさを感じました。おいらも死んだらアナザー・ヒルに寄ってみたいな(笑)
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アナザーヒルを巡る様々な事件の解決編。
どんどん不思議な事が起こる割にはなかなか進展がなくて、どうなるのかなと思ったら、最後は少々強引な幕引き。
謎が謎を呼び複雑に絡み合っていく展開や、色んな人の正体は驚かされるが、あくまでファンタジーのオチとして楽しむべき。
ミステリィだと思って身構えすぎると肩透かしをくう。(2/5)
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うわー一体どうなっちゃうの!?
と、後半に差し掛かって一気に読んでいきました。
が…。
ラストに差し掛かってきて、伏線がなんだかあっさり解決してしまったものがたくさんあって、とっても消化不良。
ただ、恩田さんのお話ってそんな感じだったよな、と納得したりもしつつ。
こんなにあっさり残り100P以内で全部完結していいのか、これ?と今でも疑問符です。。
でも、やっぱり読ませる力はさすがです。
本当にラストまで一気に読めてしまう。
アナザーヒル。行きたくないけど、近くにそういう場所があったらいいかもしれない。
私は逢いたい人はいないけど。
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はるか昔から繰り返されて来たアナザー・ヒルでの「ヒガン」。
死者に会う為に人々は集い、情報を共有する。
伝統行事も殺人鬼の登場で存続の危機に!
異例だらけの「ヒガン」は無事に終わるのか?
・・・アナザー・ヒルに集まる人々はとにかく謎好きで、クセのある人ばかり。
そういう人たちじゃないと、非現実的な世界を受け入れる事は出来ないのかも。
さすが恩田陸!な作品でした。
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2009年2月21日読了。
おもしろかった。
よく出来たお話です。
日本と英国の文化がうまいこと融合されてる世界でした。
前から思ってたけど、同じ島国なだけあって、この2国って似てるよね。
ミステリーとしては、最後「あら、そうきたか」って感じでしたが・・・。
でも親戚が10年やそこいらで、整形したわけでもないのに、判別できないってことあるか?
と思ったのは事実・・・。
ホラーとしては・・・中途半端?
まぁ、全体としてはおもしろかったから、良しとしましょう。
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世界観や途中までの展開がすごくよかっただけに、ラストがちょっとがっかりで☆-2。
けど最後の最後はちょっと怖い。
いい意味であと味悪い感じ。
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上巻から雪崩買い→一気読み。
…んー、どうだろう。博士の正体が判るまでは面白かったんだけど。
それ以降はミステリーというよりはファンタジー的世界を楽しむ色合いが濃くてちょっと微妙かも。
面白くないわけじゃないんだけど。なんというか、ファンタジーだからなんでも許されちゃう、って感じと、主人公が最後に独白的に一気に解説!というのがちょっとなあ。
最後の血塗れJも、なんか微妙。。。
途中まではかなり面白かったのになあ。
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文庫版を購入したので、再読。
上下あわせてひとつの絵になってる。
新書版より、装丁がすてき。