- カテゴリ:一般
- 販売開始日: 2012/02/13
- 出版社: KADOKAWA
- レーベル: 富士見ファンタジア文庫
- ISBN:978-4-8291-3367-5
いつか天魔の黒ウサギ2 《月》が昇る昼休み
はじまりは、ひとつの『伝言』だった。死んだはずの日向から、月光へ宛てたメッセージ。それが届くと同時に、宮阪高校には紅い月が昇り、大兎たちの体を蝕む紅い雨が降りそそぐ。『伝...
いつか天魔の黒ウサギ2 《月》が昇る昼休み
商品説明
はじまりは、ひとつの『伝言』だった。死んだはずの日向から、月光へ宛てたメッセージ。それが届くと同時に、宮阪高校には紅い月が昇り、大兎たちの体を蝕む紅い雨が降りそそぐ。『伝言』は何かの罠なのか、それとも……。すべてが謎のまま、ヒメアの身にもまた変化が起きようとしていた――。
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学校で異世界探検
2009/01/25 11:17
4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:くまくま - この投稿者のレビュー一覧を見る
紅日向を退けて楽しい(つらい?)高校生活になると思ったのも束の間、異次元から奇妙な蛇が侵入して来て次々と生徒たちを喰らっていく。紅月光からの指令メールを受け、蛇退治に出かけた鉄大兎とくっついて行くヒメア。二人の追撃を振り切り月光の前に姿を現わした蛇は、凶剣が通用しない上、殺したはずの日向からのメッセージを伝えてくる。
もうシリーズ終了?みたいなスピードで物語が展開していきますが、あとがきによるとまだまだ先は長いらしいです。
これを学園ものに位置づけるのは現時点では違和感がある。高校を舞台にする必然性を感じないからだ。18歳以下の子供が毎日いて不審に思われないところ、という要請から高校が舞台になっているわけだが、おかげで事件と関係しない生徒には記憶操作をしなければいけないなど、高校を舞台にした弊害も出てしまう。
学園ものらしく、もう一人のヒロインである時雨遥と大兎のストーリーも付け加えられているのだが、全体の構成から考えると少し浮いている気もする。高校を舞台にしなくても、これと同じ効果は別の方法で得られる気もするし…第一、作者が本当に描きたい部分は、学園の外側にあるように思えてならないのだよなあ。
まだまだ続きがあるらしいので、ここで感じた様な事は的外れだった、という結果になることに期待。