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- カテゴリ:一般
- 発行年月:2008.12
- 出版社: メディア総合研究所
- サイズ:19cm/352p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-944124-30-5
読割 50
紙の本
「批評」とは何か? 批評家養成ギブス (ブレインズ叢書)
著者 佐々木 敦 (著)
「批評」とは一体何をすることなのか。さまざまな批評をしてきた批評家が、音楽、映画、文芸などの批評実例を通して、「批評」という営みの確信、「批評家」の倫理を詳らかにする。連...
「批評」とは何か? 批評家養成ギブス (ブレインズ叢書)
「批評」とは何か? : 批評家養成ギブス
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商品説明
「批評」とは一体何をすることなのか。さまざまな批評をしてきた批評家が、音楽、映画、文芸などの批評実例を通して、「批評」という営みの確信、「批評家」の倫理を詳らかにする。連続講義「批評家養成ギブス」を書籍化。【「TRC MARC」の商品解説】
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紙の本
「批評」することのはじまりに向かって。
2009/05/28 11:25
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ソネアキラ - この投稿者のレビュー一覧を見る
副題の「批評家養成ギブス」なんて言われると、「大リーグボール養成ギブス」なんて想像してしまうオールド世代のぼくが読んでも、おもしろくてためになる。ほらよく「キミは評論家タイプだから」なんてつぶやかれると、なんだか実作(小説、音楽、絵画など)ができない口ばっかの人とレッテル貼られたようでいい気はしない。
だけど、だけど、作者に倣えば「小島信夫が小説は自由に書けばいいんだ」と教えてくれたように批評とて「自由に書けばいい」。小説家が批評や評論は不要と声高に叫んでも、批評や評論を書くのは、小説を書くのと同様に自由であり、どう書いてもいいはずだ。「私性」を排除したつもりでも、最後には見事に露呈している、それでいいんだと。
だってバックデータは、ネット検索すれば、大抵出てくる。評論っていうと、そういう、データの引用の織物だったかもしれないが、ちゃう、ちゃう。これからは「センス」だと。
「物知りじゃなきゃ批評は書けない、ある批評対象についてたくさんの知識と情報を持っていなければ批評は書けないとはぼくは今は全く思わない」
ここも納得。
「社会学系の人が、サブカル的なものを対象として扱うことがよくありますよね。だけど、自分が会得した理論的な解読方針で何でも斬れるっていうことは、あくまでも、「対象の方からこっちに向かってくるんだ」っていう考え方がないと、批評の暴力になっちゃうと思うんですよ。理論的な暴力っていう」「対象の方からこっちに向かってくるんだ」
書くんじゃなくて書かされるってやつね。憑いてくる、降りてくる。「社会学系の人」って誰だろ。
この本で作者がシネ・ヴィヴァンの映画館員のアルバイトをしていたことを知った。で、ロック雑誌での映画レビューが批評を書くはじまりだったそうだ。六本木シネ・ヴィヴァンや蓮実重彦が当時の青少年に与えたウィルス的インパクトとか、チョー懐かしい。シネ・ヴィヴァンのアルバイトの後釜が、中原昌也という。事実は小説よりも~なり。
紙の本
「批評」とは何か? 批評家養成ギブス
2015/05/05 09:25
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Carmilla - この投稿者のレビュー一覧を見る
筆者が主催している評論家養成講座の講義録をまとめたものだが、そこで展開される内容は哲学的でいささか難解である。作者は以前、批評はもっと平易な言葉で語られるべきだと話していた記憶があるが、実際はかくのごとし。それとも、この程度の論理展開すら理解できない頭しか持たない、自分が悪いということなのだろうか?