ワインが語るフランスの歴史
著者 山本博 (著)
ぶどうの木はマルセイユにあったギリシア植民市をとおして紀元前600年頃にはフランス(当時はガリア)に伝わったという。 それからあまり時のたたぬうちに、ボルドー、ブルゴー...
ワインが語るフランスの歴史
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商品説明
ぶどうの木はマルセイユにあったギリシア植民市をとおして紀元前600年頃にはフランス(当時はガリア)に伝わったという。
それからあまり時のたたぬうちに、ボルドー、ブルゴーニュ、ローヌ、ロワールなどの地でぶどうの栽培がはじまった。これらはみな現在の有名なワイン産地である。
人が長い時間をかけてワインを作るに適した土地を選んだのか、それとも長い時とともにこれらの土地が自然淘汰されたのか、以来千年以上ものあいだ、フランスの地でワインは育まれてきた。
封建領主は自らのぶどう畑の維持に力を注ぎ、各地に出現した修道院ではワインの醸造技術が向上していった。こうしてワインはフランス人の生活にとけこみ、他の国々と比べて格段に優れたワインを作り出すようになっていった。
それはひとえに、ワインを生活の必需品としてのみとらえるのではなく、ワインを作り、ワインを味わうことに対して、芸術作品を作り、それを鑑賞するにもにた努力と情熱を傾けたフランス人の歴史があったからである。
本書はフランスを代表する最もエレガントな文化といえるワインを通してフランスの歴史をながめようとするものである。「修道僧が作ったワイン」「ポンパドゥール夫人とシャトー・ラフィット」「ナポレオンとシャンベルタン」など歴史上に現われるワインにまつわる逸話の数々を紹介する。
著者紹介
山本博 (著)
- 略歴
- 1931年横浜市生まれ。早稲田大学大学院法律科修了。世界ソムリエ・コンクールの日本代表審査委員。日本輸入ワイン協会会長。著書に「茶の間のワイン」「ワインの女王」など。
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