徒然草をどう読むか
著者 島内裕子
私見によれば、兼好は決して最初から「人生の達人」だったわけではなく、徒然草を執筆しながら、あるいは徒然草を執筆することで、徐々に成熟していった人物である。とりわけ徒然草の...
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商品説明
私見によれば、兼好は決して最初から「人生の達人」だったわけではなく、
徒然草を執筆しながら、あるいは徒然草を執筆することで、
徐々に成熟していった人物である。とりわけ徒然草の後半部になると、
兼好の「人間」と「時間」への関心や、ものの見方が、前半部と比べて
より一層柔軟に相対化してくるし、兼好の批評精神が顕著に現れてくる。
本書では、そのような徒然草の記述の深化と展開を、
辿ってみることにしよう。(本文より)
目次
- 第一章 徒然草の読み方
- 第二章 自己認識から始まる生き方の探求
- 第三章 王朝の余薫と兼好の美意識
- 第四章 人間観さまざま
- 第五章 深まる批判精神
- 第六章 物事を両面から見る
- 第七章 時間の遠景としての考証章段
- 第八章 何が批評の達成を可能としたか
- 第九章 個性が普遍性を帯びる時
- 第十章 揺れる心を見つめて
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