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紙の本
二度目のノーサイド (小学館文庫)
著者 堂場 瞬一 (著)
元実業団ラガーマンの桐生は仕事にも家庭にも中途半端な生活を送っている中年会社員。同点の末、くじ引きで負けた最終試合が忘れられない。そんな時、元マネージャーだった同僚の死を...
二度目のノーサイド (小学館文庫)
二度目のノーサイド
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商品説明
元実業団ラガーマンの桐生は仕事にも家庭にも中途半端な生活を送っている中年会社員。同点の末、くじ引きで負けた最終試合が忘れられない。そんな時、元マネージャーだった同僚の死を知る。「俺はこのままでいいのか」スポーツキャスターになった者、田舎で教師になった者、問題のある金融会社に入り、警察に追われている者…。予算削減による廃部以来、離散していたチームメイトたちと、もう一度あの日の試合に決着をつけるために、連絡を取り始めた桐生。果たして再試合を迎えることはできるのか。【「BOOK」データベースの商品解説】
元実業団ラガーマンの桐生は仕事にも家庭にも中途半端な生活を送っている中年会社員。同点の末、くじ引きで負けた最終試合が忘れられない。そんな時、元マネージャーだった同僚の死を知る。「俺はこのままでいいのか」 スポーツキャスターになった者、田舎で教師になった者、問題のある金融会社に入り、警察に追われている者……。
予算削減による廃部以来、離散していたチームメイトたちと、もう1度あの日の試合に決着をつけるために、連絡を取り始めた桐生。果たして再試合を迎えることはできるのか。【商品解説】
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企業スポーツのあり方について
2021/05/05 23:08
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:沖田圭介 - この投稿者のレビュー一覧を見る
会社経営により,クラブが廃止にされる事実がわかった。
再結成をし,1試合のみ行うまでの物語であった。
人間関係が色々と絡み合って内容が濃いもであったが,ラストシーンが呆気なかったと思う。もう少しラグビーの試合展開と最終展開が書いてあっても良かったと思う。
紙の本
過去の清算
2018/01/08 10:50
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:melon - この投稿者のレビュー一覧を見る
武蔵野電産ラグビー部は、社会人スポーツの置かれている厳しい状況の例外とはならず、廃部になってしまった。最後のリーグ戦、負ければ終わりという中で宿敵フジビールとの試合は引き分けになり、抽選で敗退が決まってしまった。それから5年が経過し、あのときの中途半端な負けをなんとか清算しようと、かつてのチームメイトでフジビールと再戦しようと動き出す。
主人公桐生は抽選負けをした島、スポーツキャスターに転身した村瀬を試合に出すことに成功する。しかし最後の木塚は難しい状況であった。島は過去を引きずっているために踏ん切りがつかなかっただけであり、この試合で過去の挫折を思い出に変えることができるのだから、説得もできるものだ。村瀬もラグビーに強いこだわりがあるがゆえに渋っていただけであり、本気になれば試合に誰よりも力を注ぐだろう。木塚はそうした過去の苦い経験で参加を渋っていたわけではない。本人は出たくても、詐欺会社の一員であった問題で参加できなかった。警察の協力で最後に現れたのは物語の予定調和であるが、島、村瀬、木塚とそれぞれ別の問題を抱えた人物達を再戦に引っ張り出す物語は、一般的なスポーツモノとは違った印象を与えるものであった。
本作で過去を引きずっていない松田が異色の存在だ。桐生・島・村瀬・木塚と全員過去に苦い思いを抱いているのに対し、オーストラリアで会社経営をしながらラグビーを続ける松田。彼にフォーカスした話もあってよかったのかもしれない。