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紙の本
宗像教授異考録 第11集 (BIG COMICS SPECIAL)
著者 星野 之宣 (著)
▼第1話/扶桑伝説▼第2話/無限回廊▼第3話/裂けた仮面 ●主な登場人物/宗像伝奇(むなかた・ただくす。東亜文化大学で民俗学の教鞭を執るかたわら、日本各地に伝わる神話、伝...
宗像教授異考録 第11集 (BIG COMICS SPECIAL)
宗像教授異考録 11
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- 税込価格:20,427円(185pt)
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商品説明
▼第1話/扶桑伝説▼第2話/無限回廊▼第3話/裂けた仮面
●主な登場人物/宗像伝奇(むなかた・ただくす。東亜文化大学で民俗学の教鞭を執るかたわら、日本各地に伝わる神話、伝説の謎や由来を解明している)
●あらすじ/巨大な桑の木が生えている島が東方海上にあるという、古代中国の「扶桑伝説」。その島とは日本のことではないかというテーマに対し、宗像は平然と「最初から答えは出ている」と言う。宗像が語る、扶桑伝説と日本との関係性とは…?(第1話)
●本巻の特徴/古代中国の東方海上にあったという超巨大な木の伝説、お稲荷さんと宗像一家の悲劇との関連、日本で最も奇怪な仏像の秘密……高遠な3編を収録!!
●その他の登場人物/忌部捷一郎(宗像を目の敵にしている歴史研究家)、忌部神奈(女性史研究家であり、また神木鑑定家、温泉評論家でもある。忌部捷一郎の妹)、宗像瀧(宗像の姪。巫女をしていたが現在は宗像の研究を手伝っている。三姉妹の末っ子)、宗像樹・瑞(いつき・たぎり。宗像の姪で瀧の姉たち。実家の海照火明神社で巫女をしながら神社を守っている)【商品解説】
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紙の本
ステッキにも謂れがあるとするなら、帽子もか?
2009/08/16 11:38
4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:みなとかずあき - この投稿者のレビュー一覧を見る
復活から5年、『異考録』としては11集となります。
正史として語られてきただけでは知ることのできない民族の記憶、記録をどれだけ追って行っても語りつくすことはできないということなのでしょう。しかも語ることそのものにも時間の経過があるということを、この第11集は教えてくれました。
『異考録』第1集で登場していた僧・阿南に関わる話が「第3話 裂けた仮面」として出てきます。ここで取り上げられている仏像そのものも私にとっては衝撃的なものだったのですが、5年を経てまたこの『異考録』そのものも時間の流れとともにあるのだということを実感させられました。それにしてもこんな仏像があるものなのかと、何度も読み返してみたくなります。
この巻自体のメインは「第2話 無限回廊」でしょう。宗像教授の過去、しかも悲しい過去と伏見稲荷にまつわる朱と鏡と蛇の話が絡まりあい、謎解きへと進んでいくのですが、宗像のトレードマークでもあるステッキの謂れまで描かれているというものです。
このように第2話、第3話は読ませる話でしたが、「第1話 扶桑伝説」は話そのものはいつもの宗像調ではあるものの、随所に織り込まれている先人たちの情景にいろいろ想像させられてしまい落ち着きどころがよくわからない感じもしました。時々描かれる抒情的な話だったようにも思えます。
それにしても、まだまだ語りつくされることはないのでしょうし、新たな発見等により歴史はいくらも書き換えられる可能性があるわけですから、これからも宗像教授の推理、解釈は留まるところがないのでしょう。
紙の本
悠久の調べを奏でる伝奇ロマンの味わいに、毎度、わくわくさせられる漫画です。
2009/08/01 19:07
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:東の風 - この投稿者のレビュー一覧を見る
古(いにしえ)の伝説や神話の不思議を取り上げ、その謎を宗像教授が探っていくと、やがて、ひとつの絵柄が立ち現われてくる話の妙味。悠久の調べを奏でる伝奇ロマンの味わいに、毎度、わくわくさせられる漫画です。
★伝説の巨樹“扶桑”は、日本にあったのか!? 病院のベッド上で、古代日本の光景を宗像が語る・・・・・・「扶桑伝説」
★稲荷(いなり)と古墳のつながりを追っていく話と、宗像の若き日の話がオーバーラップする・・・・・・「無限回廊」
★中国の“宝誌和尚(ほうしおしょう)”の伝承からはじまった話が、途方もない所に行き着く・・・・・・「裂けた仮面」
第十一集となる本巻には、以上の三つの話が収められています。
なかでも面白かったのが、第3話として収録された「裂けた仮面」。縦に割れた顔の真ん中から別の顔が覗いている扉絵の写真からインパクトがあったのですが、雄大なスケールで跳躍する伝奇ロマンの一編として、これはわくわくしましたねぇ。
本シリーズの第一集に登場したお坊さんの亜南(あなん)くんが再登場。SFちっくな、壮大な星野ワールドが楽しめる話です。著者がある“もの”を落っことすと、それが巨大な絵柄のひとつになるシーンには唖然としてしまいました。「うわあーっ! やるもんだなあ」という、この驚き、この嬉しさは、泡坂妻夫の『乱れからくり』に接した時に通じているかもしれない(笑) 著者の高笑いが聞こえてくるようなこの遊びに、パチパチと手を叩きたくなりましたよ。
あと、本書を読んで実際に行って歩いてみたくなったのが、京都の伏見稲荷大社。表紙カバーのイラストにも描かれている千本鳥居の回廊を、いつか歩いてみよう! 朱塗りの鏡を持って歩いたら、何か不思議なことが起きるかな?!
紙の本
亜南さんと
2020/02/23 16:53
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:るう - この投稿者のレビュー一覧を見る
相変わらず内容がぎっしり。様々な知識から編み上げた物語には頭が下がる思いです。
今回は宗像教授の辛い過去編。教授の頼もしさは悲劇を捨てずに抱えて生きているからでしょうか?
1巻に登場した亜南さんのエピソードが!
彼と形を変えての再会に救われる思いです。