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紙の本
図書館で出会える100冊 (岩波ジュニア新書)
著者 田中 共子 (著)
図書館でなら、新刊から古い本まで、どんな本にもいつでも出会えます。うっかり見過ごしてまだ読んでいない選りすぐりの本、何度も読み返したい古典、あなどれない絵本など、100冊...
図書館で出会える100冊 (岩波ジュニア新書)
図書館で出会える100冊
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商品説明
図書館でなら、新刊から古い本まで、どんな本にもいつでも出会えます。うっかり見過ごしてまだ読んでいない選りすぐりの本、何度も読み返したい古典、あなどれない絵本など、100冊のおすすめ本を紹介します。【「TRC MARC」の商品解説】
目次
- はじめに−おもしろい本との出会い方
- 1 まだ読んでいない選りすぐりの文学
- 2 まだ読んでいない選りすぐりのノンフィクション
- 3 読み直したい古典
- 4 とっておきの絵本
- 5 教室で役に立つ本
- おわりに
著者紹介
田中 共子
- 略歴
- 〈田中共子〉1947年東京都生まれ。國學院大學文学部日本文学科卒業。司書。杉並区立中央図書館嘱託。読書推進のための講演会講師、図書館員養成講座の講師をつとめる。著書に「図書館へ行こう」がある。
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紙の本
本と出会える幸福
2009/07/25 08:14
8人中、8人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:夏の雨 - この投稿者のレビュー一覧を見る
長年図書館に勤務されてきた著者が、中、高校生向けに書いたブックガイドですが、大人が読んでも十分楽しめます。
「図書館で出会える」と書名にあるように、ここで紹介されている本は新刊ばかりではなく、すでに絶版になっているものや少し前に発行されたものもありますから、本屋さんでもなかなか出会えないものもあります。あるいは図書館でも開架式書庫には並んでいないかもしれません。興味がわけば、図書館の係りの人にお願いすれば、保管庫や他の図書館から取り出してもらえます。
新しい本ばかりや話題の本ばかり並んでいるのが図書館ではありません。
本の深い森で、未知の本と出会えるのも図書館の楽しみです。
この本の「はじめに」で著者は「おもしろい本との出会い方」について書いています。
「おもしろい」というのは単に「愉快」ということや漫画のように「心ときめく」ことばかりを指すのではありません。
「おもしろい」というなかには、難しい政治の話や悲惨な戦争の話、あるいは複雑な経済の話なども含まれます。この本のなかでも、そういう本が何冊か紹介されています。
でも、どうしてそういう本が「おもしろい」のでしょう。
「おもしろい」というのは知識の幅を増やすことだからです。
誰も教えてくれなかった世界を知ることは、「つまらない」のではなく、とても「おもしろい」ことなのです。
本を読む、ということはそういう「おもしろさ」に出会うことです。だから、「おもしろさ」を知った人は次から次へと新しい「おもしろさ」を求めます。
そういう場所として、図書館もあるのです。
著者は「おもしろい本との出会い方」として、図書館ばかりを勧めてはいません。新聞や雑誌の書評欄、出版社の広告、インターネットの活用、「読書案内」等で出会えることを書いています。
興味があることや好きなことには私たちはたくさんのアンテナを立てます。本の世界も、それと同じことです。
最初は本書のような本を読んで「おもしろい本」に出会うといいと思います。でも、本が「おもしろい」ことに気がついた人は、自然とたくさんのアンテナが自分に立ち始めます。その時、たくさんの本が図書館にある理由もわかると思います。
この本の最後に著者はこう書いています。
「これから出会うべき本が、この先でみなさんを待っています」
なんと、すてきな言葉でしょう。
◆この書評のこぼれ話は「本のブログ ほん☆たす」でご覧いただけます。
紙の本
ぜひとも1冊でもいいから読んでほしい
2023/12/01 14:47
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ふみちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
2009年の本なので今読むと少し古いかな思われる本も含まれていますが、中学生に読んでほしい100冊としては適切なものがほとんどです、ぜひとも1冊でもいいから読んでほしいなあ