「論語」に帰ろう
著者 著:守屋淳
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「論語」に帰ろう
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商品説明
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。
日本にもたらされてから一五〇〇年、明治維新の志士も、高度経済成長期の経営者も、為政者から庶民まで、みんな『論語』で学んできた。一見、とっつきにくいけれど、"ツボ"を押さえればよくわかる。ややこしい時代だからこそ、『論語』を読む!大人になった今だから、日本人の基本、『論語』が身に泌みる。
目次
- プロローグ-日本人を育んだ『論語』
- 第1章 "仁"と"恕"-世界に、未来に愛を広める
- 第2章 "知"と"勇"-人の上に立つ人間に欠かせない徳
- 第3章 "天命"-自分の人生を見出し、生きる
- 第4章 孔子の生涯
- 第5章 『論語』が世界に与えた影響
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平凡を極めた非凡
2010/03/22 00:44
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:セカンド・プラン レジェンド - この投稿者のレビュー一覧を見る
「吾、十有五にして学に志す」ということは、孔子でさえ十四歳までは学問に志さなかったと読めると著者はいう。
とても面白い解釈だ。
つづいて、二十九まで自立できなかったし、三十九まで惑いっぱなし、四十九まで天命を知らず、五十九まで他人の意見をきかなかったとある。
とんでもない人だ。いや親近感がわく。
ところが、そうではなく、その歳まで、自分の弱点を克服しようと努力し続けた結果、目標を達成したのだと著者は指摘している。
鋭い、やはり並みの人ではないようだ。
弟子によって語り継がれ、世界中の思想に影響を与えている様子を本書で知ると、論語というものは、一人の偉人が語ったものではなく、時代とともにそのときそのときに解釈された総体の英知と知ることができた。