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- カテゴリ:小学生
- 発行年月:2009.9
- 出版社: 明石書店
- サイズ:25cm/82p
- 利用対象:小学生
- ISBN:978-4-7503-3063-1
紙の本
子どもの認知行動療法 イラスト版 1 だいじょうぶ自分でできる心配の追いはらい方ワークブック
著者 上田 勢子 (訳),ドーン・ヒューブナー (著),ボニー・マシューズ (絵)
【全米ペアレンティング図書賞金賞(2006年度)】子どもによく見られる問題をテーマとして、子どもが自分の状態をどのように受け止めればよいのかを子ども目線で語る。1は「心配...
子どもの認知行動療法 イラスト版 1 だいじょうぶ自分でできる心配の追いはらい方ワークブック
紙の本 |
セット商品 |
- 税込価格:9,900円(90pt)
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商品説明
【全米ペアレンティング図書賞金賞(2006年度)】子どもによく見られる問題をテーマとして、子どもが自分の状態をどのように受け止めればよいのかを子ども目線で語る。1は「心配」への対処方法を、認知行動療法に基づきイラストを交えてわかりやすく紹介。一部書き込み式。【「TRC MARC」の商品解説】
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紙の本
子どもの頃からマイナス感情に対処できるようになることは自己肯定感をもつことにつながる。
2009/10/27 23:01
8人中、8人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:wildcat - この投稿者のレビュー一覧を見る
不安、怒り、強迫性障害、マイナス思考、眠れない夜、悪い癖・・・。
子どもの頃からこれらとうまく付き合えるようになれれば、
心の健康はより保たれ、
大人になってもストレスに対処できるようになるのではないだろうか。
本書は、イラスト版子どもの認知行動療法、
だいじょうぶ 自分でできるシリーズの第1巻、
心配の追い払い方ワークブックである。
第2巻の怒りの消火法ワークブックも同時に翻訳出版された。
「強迫性障害のふりはらい方ワークブック」と
「マイナス思考の飛びこえ方ワークブック」が11月、
「眠れない夜の終わらせ方ワークブック」と
「悪い癖の閉じ込め方ワークブック」が来年の1月に
刊行される予定とのことである。
表紙には、大きなトマトがなった樹。
というよりも、ジャックと豆の木のつるのようなところに
赤いトマトがどーんどーんどーんとなっている感じだ。
ジョウロをもった女の子があまりのトマトも大きさにびっくりしている。
これはまさに「心配の木」を育ててしまった様子だ。
見返しにこんな言葉が書いてある。
心配って
いったいなに?
どこから来るの?
どうすれば、
追いはらえるの?
きみは心配の木を育ててない?
心配って、トマトの木みたいなものなんだ。
だれにでもあるんだけど、
ほっておくと、どんどん大きく育ってしまうんだ。
もし、きみの心配がトマトみたいにぐんぐん大きくなって、
いつも悩まされているんなら、この本を読んでみて!
だいじょうぶ!
きみにもできるよ。
目次はこちらにある通りである。
「親と先生のためのまえがき」では、
この本の技法が基づいている心理学の基礎的事項を解説している。
すなわち、「コンテインメント(封じ込め)」「外在化」「競合的要求」である。
「コンテインメント」は、
不安は牛乳と同じように、パックがないと広がってしまうから、
パッキングしなくてはならないということである。
本書では、心配事を話してもいい「心配タイム」を設けたり、
「心配タイム」以外の時間に心配事が出てきたら閉じ込めておく
「心配ボックス」をイメージするという手法がこれにあたる。
「外在化」は、「不安」を子どもの一部としてではなく、
名前を持った別個のものとしてみるということである。
彼らを「相手をするのがうんざりする歓迎していないお客さんとして見る」ということだ。
この「お客さん」としてみるというのは、
浦河べてるの家のメンバーが、
幻聴を「幻聴さん」、マイナス思考を「お客さん」として
対処しているのと似ていると思った。
ただし、本書は、「不安」をコントロールして、
追い出して打ち負かそうとしているのに対し、
べてるのメンバーは、丁重にお願いして帰っていただくなど、
付き合い方も様々なバリエーションを持っている。
私自身の感覚では、べてる方式の方が馴染むのだが、
どちらにしても「不安」と自分を同一視しないということは大切なことである。
「競合的要求の原理」とは、心配とリラックスは同時にできないということである。
楽しい状態でいることは、不安への強力な抑止力になるので、
本書では、頭と体をリセットする方法を紹介している。
本書の使い方としては、声に出して読むのが最も効果的で、
子どもと一緒にゆったり座って、
絵を見たり、書き込んだりしながら時間をかけて読むのがよいと書かれている。
子どものペースに合わせて、
新しい考え方を吸収し、学んだ方法を練習できるように、
1章か2章ずつ読み、1日か2日待って次に進むのがよいそうだ。
本格的にうつになってしまったり、
怒りのコントロールができない大人になってしまってから
治療をするのは非常に大変である。
できたら、子どものうちから、
不安、怒り、強迫性障害、マイナス思考、眠れない夜、悪い癖等と
うまく付き合えるようになっておくとよいと思う。
もちろん大人になってからでも遅すぎることはないが。
ストレスがゼロになることはありえない。
トマトを完全になくそうと思わなくてもよい。
程よい大きさで、程よい量のトマト料理ができるくらいならあっていいんだと思う。
マイナスの感情とうまく付き合えるようになることは、
すなわち、自己肯定感をもつことである。
だいじょうぶ、できるよと勇気をくれるのだ。
紙の本
わかりやすかった
2018/10/14 08:27
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ちゅっち - この投稿者のレビュー一覧を見る
精神的に不安感を訴えるようになった小学生の娘のために買って親子で読みました
簡単な言葉ですごく分かりやすくてよかったです