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  • みんなの評価 5つ星のうち 3.9 60件
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  • カテゴリ:一般
  • 発売日:2009/11/26
  • 出版社: 文藝春秋
  • サイズ:20cm/268p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:978-4-16-328730-0

紙の本

扉守 潮ノ道の旅人

著者 光原 百合 (著)

瀬戸の海と山に囲まれた懐かしいまち・潮ノ道にはちいさな奇跡があふれている。こころ優しい人間たちとやんちゃな客人が大活躍。待望の、煌めく光原百合ワールド。【「BOOK」デー...

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扉守 潮ノ道の旅人

税込 1,676 15pt

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商品説明

瀬戸の海と山に囲まれた懐かしいまち・潮ノ道にはちいさな奇跡があふれている。こころ優しい人間たちとやんちゃな客人が大活躍。待望の、煌めく光原百合ワールド。【「BOOK」データベースの商品解説】

【広島本大賞(第1回)】海と山に囲まれた潮ノ道市で、住民が次々に不思議な体験をする。持福寺の住職・了斎が招いた魔力・霊力の持ち主たちが謎解きに挑むが…。こころ優しい人間たちとやんちゃな客人が大活躍。『オール讀物』掲載ほかを単行本化。【「TRC MARC」の商品解説】

収録作品一覧

帰去来の井戸 5−33
天の音、地の声 35−74
扉守 75−122

著者紹介

光原 百合

略歴
〈光原百合〉1964年広島県生まれ。大阪大学大学院修了。尾道大学芸術文化学部日本文学科准教授。「十八の夏」で日本推理作家協会賞短編部門を受賞。ほかの著書に「星月夜の夢がたり」など。

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みんなのレビュー60件

みんなの評価3.9

評価内訳

紙の本

個人的にファンタジーと言うジャンルに関しては苦手意識が強いのですが、本作は心地よく読めます。読者が消化しやすいように最大限の配慮がなされています。人それぞれの視点(立場)でこんなに違うものかとハッとさせられる話もあり私にとっては有益な一冊となりました。とりわけラストの「ピアニシモより小さな祈り」には度肝を抜かれました。作者の素敵な世界観に浸れ幸せな気持ちで本を閉じることが出来ます、続編希望。

2010/01/10 18:44

6人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:トラキチ - この投稿者のレビュー一覧を見る

光原さんの故郷である尾道(作中では瀬戸内海に面した架空の町・潮ノ道となってます)を舞台としたファンタジックな七編からなる短編集。
簡単に紹介すればそういうことになるのですが、他の作家のファンタジー作品とは一線を画するように思えます。

光原さんのファンタジーって“時には現実を忘れて、逆に時には現実を直視して読むべきファンタジー”なのですね。
私は作者の一番の魅力はこの点だと思います。

言い換えれば、光原作品は作品自体を楽しみつつ何かを掴みとることも出来るのです。

冒頭の「帰去来の井戸」で出てくる伯母の店のお手伝いをする大学生の由布が登場。
てっきり彼女が主人公だと思いました。
だから恋愛を題材としている物語を希望される方は肩透かしを食らうかな(笑)

その後いろんな不思議なことが起こりますが、どの話も幻想的な物語の中に忘れてはならないのは作者の鋭い視点が盛り込まれているところ。
これはあたかも常日頃の私たち(というか私かな)の視野の狭さを指摘されているような気がしてハッとさせられる気がしました。

この物語は旅行気分を満喫しながら読める繊細でかつハートウォーミングな作品集なのですね。

ちょっと書き留めておきたいのはラストの「ピアニシモより小さな祈り」。
別にピアノに愛着はないのですが(笑)、反戦的なメッセージが込められている点が本当に印象に残ります。
日本は不況とは言え、本当に平和な国ですよね。戦争があった昭和の時代って現代小説にこう言った内容(メッセージ)があるとは感激物ですよね。

まあそれは読まれてのお楽しみと言うことにしときましょうか。

逆に本作を書かれた光原さんの読者へのメッセージというか希望について私なりの意見を書かせて頂くと次のようになります。
それは持福寺の住職・了斎さんの存在に凝縮されます。
彼は本当に不思議な人物ですよね、たしかすべての物語に登場するはずです。
人徳と言うのでしょうか、外部から魅力的な人達が集まってきます。
構図的には地元を守る人の代表=了斎さんですよね。
冒頭では料理屋の単なる常連客だったはずの了斎さん。
読者の中で読み進めるうちに存在感が大きくなっていくのですね。
そして身近に感じいつしか慕っている自分に気付きます。

“他人から慕われる人になって欲しい。”
作者の読者に対するメッセージであると読みとりました。

山と海に囲まれた風光明媚な潮ノ道の町、この作品による作者の尾道に対する功績は大きいと思います。
読者で故郷のある人は是非故郷を大事にしたいですよね。

最後に個人的には各編の魅力ある人たちのスピンオフ的な物語ももっと読みたいのだけど、続編で希望が叶えられるのでしょうか。
楽しみにして待ちたいなと思います。

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紙の本

不思議なきらめきと魔法の香りに満ちた連作短篇集。続編が楽しみ。気長に待ってまーす。

2009/12/07 17:38

6人中、6人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:東の風 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 瀬戸内に臨む“潮ノ道(しおのみち)”という町を舞台にした連作短篇集。恩田 陸の『光の帝国 常野物語』に、話の空気が似ているかなあ。ゆったりとした伸びやかさ、あたたかさにあふれた話が、全部で七つ。どの話にも、不思議なきらめきと魔法の香りが満ちていて、その感触がとてもよかったです。

 本書の「あとがき」に記されているように、“潮ノ道”は、作者の故郷である尾道の町をモデルにしているのですね。私にとっては、大林宣彦監督の映画で親しみを覚えた尾道の町。山に囲まれ、海に面し、坂の多いこの土地独特のマジカルな空気が、話の隅々まで浸透していたところ。そこに、本作品の一番の魅力を感じました。

 持福寺住職の了斎(りょうさい)を筆頭に、片耳ピアスの青年、時空を超えた絵を描く絵師、その筋では有名な編み物作家など、不思議の力を持つ人たちのキャラも印象に残ります。

 デビュー作『時計を忘れて森へ行こう』の清新な息吹が、特に忘れがたい光原百合(みつはら ゆり)さん。「あとがき」で、<この本にまとめた作品は一応、“潮ノ道ファンタジー”とでも言うべきシリーズを意識しています。>と書いていらっしゃいます。てことは、本書の続編は十分期待できそう。楽しみに待ちたいと思います。

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紙の本

夢のような連作短編が織りなす不思議な優しさ

2012/06/22 15:17

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ががんぼ - この投稿者のレビュー一覧を見る

また一人、新しい作家をみつけた。嬉しい。

もっともそれはこちらの事情で、光原さんはとっくに作家としての地位を確立した人らしい。

何をきっかけにこの本を読み出したのか忘れてしまったが、どうもこれより少し前に読んだ原田マハがからんでいそうな気がする。この二人、似ているというと乱暴な言い方になってしまうが、それでも共通点がないわけではない。生きていくことに伴う傷み、苦しみ、それを包み込んでなお、人物たちに前を向かせようとするある種の優しさ。

本書は、ここでは「潮の道」と呼ばれているが、作家の故郷である尾道を舞台に、「不思議な」話を集めた連作短編集である。

私自身は、尾道にはほんの一度、一泊旅行で行っただけだが、それでも自分の記憶にある場所が鮮やかに蘇ってくるようで楽しかった。尾道の雰囲気は、この作品を通じてよく伝わってくる。そしてそこには、何かしら懐かしいものがある。わずかな時間訪れただけの私が懐かしいというのはもちろんおかしなことだが、しかしおそらくこの作品には、具体的な場所の記憶という以上に、深いところで我々に懐かしさを抱かせるものがあるのだ。使い古された言い方だが、心の故郷、日本人の魂、というようなものか。そう思うと、この物語集の「主人公」はほかでもない、潮の道=尾道の町なのかもしれない、という気がしてくる。

いや、こういうだけでは不十分だろう。「潮の道」自体が主人公のように感じられるのは、ここが不思議な霊力の集まる「生きた」町だからでもある。人間以外の存在、「思い」などが登場するこの物語集は、だから一種のファンタジーでもある。そして懐かしさ、というのもそのことと無縁ではない。人間であるとかないとか、この世の存在であるとかないとかを超えた、何か根源的な、つながり、そして優しさがあるのだ。だからお化けのような存在が出てきても決して怖くはない(例外がないとも言い切れないが)。人間ではない存在も含めて、登場するキャラクターがみんなとても生き生きしているのも特徴だろう。

収められた話は、どれもそれぞれに味があって楽しい。個人的には中でも「ピアニシモより小さな祈り」が一番心に残った。最後に置かれただけのことはある。変わった工夫などはとくにないのだが、心に沁みる一編だった。

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紙の本

光原さんの素敵なファンタジー、作品からもあとがきからも作者の人柄が伝わり優しい気持ちになります。

2009/12/11 09:25

4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:nyanco - この投稿者のレビュー一覧を見る

瀬戸内海沿岸の街・潮ノ道は、作者の故郷・尾道がモデル。
大林映画の舞台にもたびたび登場する雰囲気ある町。
その素敵な雰囲気ぴったりのファンタジー。
光原さんの優しい世界が広がります。

自然をそのまま切り取り、生命のある絵を描く絵師
心のエナジーをカメラで吸い取る写想家
この街にやってくる不思議な旅人達。
彼らの力を借りて、街を守る住職・了斎。
私の一番のお気に入りは『旅の編み人』
生まれ来なかった赤ちゃんの思いが詰まった小さな靴下が、ピンク色のコウモリとなってお母さんを探す。
少し切ない物語。
弦を張られることを拒み、己で断ち切り、音を出させないピアノの隠された想いを描いた最後の作品も心に染みました。
ゆっくりと、一つずつ長い時を経て、紡ぎだされたきらめく物語たち。

装丁も素敵なイラストです。
描かれたのは、丹地陽子さん。
調べてみたら…、名前探しの放課後、セカンドウィンド、サッカーボーイズの表紙も書かれていました。
うんうん、やっぱりどれも世界観が素敵なイラストです。

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2010/07/07 16:59

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2010/09/03 21:13

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2010/01/04 14:14

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