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- 税込価格:46,682円(424pt)
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商品説明
どんなごちそうにもかなわない、おいしいおかゆの不思議なお話。人気作家の語り口と新進画家のフレッシュな銅版画の魅力があふれる、読み聞かせにもぴったりなグリム童話の絵本。【「TRC MARC」の商品解説】
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紙の本
おなかいっぱい、という素朴な幸せがたっぷりと伝わってきます。
2010/02/07 17:01
4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:wildflower - この投稿者のレビュー一覧を見る
「おはなしのたからばこ」21冊めは、グリム童話の『おいしいおかゆ』。
フェリシモ出版のこのシリーズでは、元話を大胆に展開した翻案ものの
作品も多数あり、それぞれのアレンジを楽しめる作品も多いのですが
今回は、原話に忠実に仕上げられています。
文章を小学館児童文学賞など多数とっておられる、富安陽子さんが
絵をメリーゴランドの「絵本塾」よりデビューとなる尾崎幸(みゆき)さんが
手掛けておられます。絵といっても立派な銅版画。
メルヘンティックなこの物語の素朴であたたかな味わいが存分に
活かされています。
貧しい母娘がおり、空腹に耐えかねて森へ出掛けた娘に、老婆が一つの
小鍋を渡します。
それは呪文を言うと美味しいおかゆが自然に湧いてくる魔法の小鍋でした。
森に魔術を使うおばあさんが棲んでいるというのは、ヘンゼルとグレーテル
にも出てきます。もちろんあの老婆のようにとって喰おうという恐ろし気な
様子はこの作品の老婆にはなく、むしろ296歳の「やまんばあさん」シリーズ
の作者である富安さんならではの魅力的な造型が活きています。
そして、この「呪文」は、娘だけが教わったのでした。
後半、そのために大変なことになっていくのですが……。
本作以前にも多数出版され、またブログ等でもあらすじを追うことは
できる物語ではありますが、それらのいくつかに見られる教訓的な
ニュアンスは本作には附されていませんでした。
むしろ、たっぷりと美味しいおかゆをたべた者たちが
幸せそうにぽっこりとお腹を膨らませている様子が微笑ましい。
同じあらすじでも、絵と作者が変わると、ニュアンスや味わいは
自然と変わっていくのだという、素敵な見本を戴いた気がします。
紙の本
銅版画絵本
2021/12/31 10:35
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:紫亀 - この投稿者のレビュー一覧を見る
原作はグリム童話。
その世界を銅版画で見事に表現している尾崎幸さんの絵が秀逸です。
尾崎さんは、三重県四日市市の子どもの本専門店『メリーゴーランド』主宰のワークショップ「絵本塾」出身。
紙の本
繊細で綺麗な絵本です。
2017/02/01 21:14
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:咲耶子 - この投稿者のレビュー一覧を見る
しっかり者の女の子とお母さんの貧しい二人暮らし。
とうとう食べるものがなくなってしまい、女の子は森に食べ物を探しに入り、小さなおばあさんから不思議な鍋を貰います。
繊細で綺麗な絵、静かな語り口の文章で、とっても雰囲気のある絵本です。
字は多く読み応えありです。
紙の本
繊細な絵が印象的
2016/01/20 12:02
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:紗螺 - この投稿者のレビュー一覧を見る
銅版画による絵は大人っぽく、繊細で、童話のような物語の世界をふくらませている。
おかゆがおなべからあふれ出すところが特にいい。雰囲気にあふれているが、下品には決してなっていない。ちょうどいいバランスを保っている。
全体の絵が、茶色とクリーム色をベースにした色合いなのもあたたかみがあってよい。