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紙の本
お坊さんが隠すお寺の話 (新潮新書)
著者 村井 幸三 (著)
マンネリ葬儀に法外な戒名料。檀家さんの我慢は限界寸前。結果、仏教に頼らない葬儀が急増、さらに過疎化や後継者難の影響もあって、地方の末寺は崩壊の危機に…。お坊さんが黙して語...
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商品説明
マンネリ葬儀に法外な戒名料。檀家さんの我慢は限界寸前。結果、仏教に頼らない葬儀が急増、さらに過疎化や後継者難の影響もあって、地方の末寺は崩壊の危機に…。お坊さんが黙して語らない、現代のお寺事情。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
村井 幸三
- 略歴
- 〈村井幸三〉1925年福島県生まれ。盛岡高等農林学校卒業。仏教研究家。著書に「山のお寺の上人さま」「日光院はじまり物語」「お坊さんが困る仏教の話」など。
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紙の本
外野が提言するお寺の改革
2010/08/21 23:20
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:1118 - この投稿者のレビュー一覧を見る
以前は檀家の精神的支柱だったお寺。それが、今やどうでしょう。
多くの人にとって、お寺を身近に感じる機会がとても少なくなっているのではないでしょうか。
葬式仏教と揶揄される昨今、地方においては住職がいない空き寺が増加。
そして、某スーパーが打ち出した戒名相場の問題も記憶に新しいことです。
そのような現状を憂える在野の仏教研究家の著者が提言する新しいお寺の形。
・生半可なお坊さんよりも豊富な社会経験を持つ団塊の世代を僧として迎えてはどうか。
・本山と末寺の関係を見直してはどうか。
・弱者救済という視点を忘れず社会の現象に対応してはどうか。
・檀家制度を止めて、会費制、入退会自由の護持会制度にしてはどうか。
穏やかな文章でありながら。痛烈な内容が飛び出します。
著者の危惧の通り、このままだとお寺は更に縁遠くなるのでしょうね。
余談になりますが、本文中に例として挙げられている地域に住んでいる書評子は、「あの例はあのお寺のことかな?」と推測する楽しみがありました。
また、著者をお見かけしたことがありますが、有徳のお坊さんのような穏やかで笑みの素敵な印象のご老人でした。
【目次】
菩提寺は変えられる
お寺が危ない
お寺はなぜ消えていくのか
お葬式はどうして仏教なのか
お寺に未来はあるか