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  • カテゴリ:一般
  • 発行年月:2010.4
  • 出版社: マガジンハウス
  • サイズ:20cm/253p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:978-4-8387-2100-9

紙の本

パスタマシーンの幽霊

著者 川上 弘美 (著)

「クウネル」の人気連載—深々と心にしみる短篇小説集。【「BOOK」データベースの商品解説】料理をしない彼の部屋にあったパスタマシーン。“あたし”は別に女がいると思い、問い...

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パスタマシーンの幽霊

税込 1,540 14pt

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商品説明

「クウネル」の人気連載—深々と心にしみる短篇小説集。【「BOOK」データベースの商品解説】

料理をしない彼の部屋にあったパスタマシーン。“あたし”は別に女がいると思い、問い詰めるが、彼は「死んだばあちゃんが出てきて使う」と言い…。深々と心にしみる短篇集。『クウネル』連載等をまとめて書籍化。【「TRC MARC」の商品解説】

収録作品一覧

海石 7−12
染谷さん 13−21
銀の指輪 22−30

著者紹介

川上 弘美

略歴
〈川上弘美〉1958年生まれ。「蛇を踏む」で芥川賞、「センセイの鞄」で谷崎潤一郎賞を受賞。ほかに紫式部文学賞、伊藤整文学賞、女流文学賞、芸術選奨を受賞。他の著書に「これでよろしくて?」など。

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書店員レビュー

MARUZEN&ジュンク堂書店札幌店

雑誌「クウネル」の連...

MARUZEN&ジュンク堂書店札幌店さん

雑誌「クウネル」の連載を一冊にまとめた短編集。
失恋直後にゲイの友人からしわしわの黒豆の煮方を教わる「修三ちゃんの黒豆」や、別れた彼のおばあちゃんの幽霊(!)に料理を教わる主人公を描く「パスタマシーンの幽霊」など。一読、荒唐無稽な小説ばかりかと思いきや、読後は、“食べて眠る”そんな人の営みのつれづれが何ともいとしく思えてくる不思議な短編集。さみしいときに輪ゴムをつないでしまう女を描いた「輪ゴム」が秀逸。
文芸担当 菊地

みんなのレビュー96件

みんなの評価4.0

評価内訳

紙の本

川上弘美さんの文体は美しい。

2010/08/27 14:38

4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:サムシングブルー - この投稿者のレビュー一覧を見る

美しい文章には余韻が残ります。その余韻は感性を豊かにします。しばし文章に釘づけになってしまいます。
恋にははじめとおわりがあり、それはつないでいた手が、するりとほどけてしまったり、もう一度手をのばしても、つなげないのと似ています。
そんなせつない恋物語に、川上弘美さんは魔術をかけます。その魔術がとっても好きです。

逸品は『修三ちゃんの黒豆』です。
 「しわしわの黒豆はアン子に似ている」と修三は言います。
情けないアン子とおかまの修三ちゃんの会話がいいです。

『てっせん、クレマチス』の最後の文章
 「さっきよりもうちょっとていねいに、おやすみ、とつぶやいた。目を閉じたけれど、なかなか眠れなかった。白い花が、いつまでも、まなうらに、ぽうと浮かんでいた。」
わたしも目を閉じてみました。まなうらにクレマチスの白い花が、ぽうと浮かんできました。なんて美しい文章なのでしょう。

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紙の本

あっ!と驚くタイトルの短編小説集

2011/02/25 15:32

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:カフェラテ愛 - この投稿者のレビュー一覧を見る

「きんたま」こんな題名の短編小説があったら、あなたは読みたいだろうか?わたしは、読みたい。まず、この「パスタマシーンの幽霊」には22作品の短編がずらりと勢揃いしているのだから嬉しい。川上弘美さんは短編がやはり面白いと思うのです。

川上さんは他の作家さんと比べても段違いに文章が巧い。格が違うと思わせる、文体だ。それでもって「きんたま」という作品を書くのだから、川上さんにしてやられたり。もちろん、あの「きんたま」だ。こうして、私が「きんたま」と書いても良いですよね?!川上さんの作品にちゃんと書いてあるのだから。

どう言う話かというと、普通は股火鉢というものを、主人公のひいおじいちゃんはきんたまにあたるから「きんたま火鉢」と呼ぶという、なんだかほんわかした話。でも、それだけでは終わらない。このお話深いお話だから、是非読んでもらいたい。

川上さんは「そう、そう、そういう時、そう感じる!」という感覚を捉えるのがすごいのです。ぴたーっと心に寄り添う言葉を知っている。純粋に、経験が豊富なのかな?!それとも、言葉の魔法使いだろうか。「きんたま」だけに終わらず、とにかく、22作品楽しめるのだから、読んで損なしです!

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紙の本

すばらしいっ

2010/07/13 19:39

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:kako - この投稿者のレビュー一覧を見る

基本、小説は長編小説しかも読み応えのある上下巻あるようなものが好みで、短編小説はほとんど手にとることがありません。
短編小説は難しい。
作品数が多いだけに、全ての短編が面白いということは本当に稀で「あっ、これはいまいちかも・・・」という作品が入っていることが多々あります。
そして短いページで面白い、心湧くものに仕上げるにはかなりの力量を問われるのではないでしょうか。
それでもこれは名作だという短編小説に時たま出会うことがあります。
自分のフィーリングに合い、一冊に入っているすべての作品に対して面白いと感じさせる短編小説に出会った時の喜びはたまりません。

川上弘美さんは全部の作品を読んでいる作家さんでは無く、どちらかといえば有名な作品をぼちぼち読んでいる作家さんに入ります。
一番最近読んだのが『これでよろしくて?』だったのですが、そちらが微妙にツボにはまったのであえて今回は短編を読ませていただきました。

いやぁ~、私の中で三崎さんの『鼓笛隊の襲来』以来の衝撃です。
コチラの作品、何がそんなに素晴らしいか。
適度な物足りなさを感じさせるもの、美しいくまとまっているもの、とっても不思議な話もあれば、ほわんとした温かさを感じるものと、絶妙な分量とバランスで配置されているんです。
様々なジャンルがこれでもかと披露されている贅沢さ。
読んでいて「続きは?」と残念で仕方無い終わり方をする『なつつばき』
美しくまとまっている『ブイヤベースとブーリード』
絶妙な終わり方の『お別れだね、しっぽ』
とどれをあげたらよいのかきりがないと思われるほど絶妙なものばかり。
ものすごく自分好みな一冊に大満足いたしました。
思わずお礼、ありがとうございます。

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紙の本

他の目的には使用しないで下さい

2010/05/21 11:55

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:夏の雨 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 渋谷の東急ハンズにパスタマシーンを見に行った。
 クロムメッキの輝きが、実に近未来的な台所道具だ。これで、お手製のパスタが作れるのだから、かなり心ときめく。
 使用説明を読むと、ハンドルを回すと麺がにゅるにゅると出てくる(もちろん、その前に小麦粉をこねたり、生地をのばしたりするのだが)ようである。
 そんなパスタマシーンを、しかもけっこう使い古されたそれを、彼氏の部屋で見つけたら、あなたならどうするだろう。それが死んだ「ばあちゃん」の形見なんて言われて、しかも時々「ばあちゃん」の幽霊がパスタを打ってるなんて言われて信じるだろうか。
 「ばあちゃん」の幽霊がハンドルを回すと、麺がにゅるにゅるとでてくるなんて。

 川上弘美の短編(どちらかといえば、ショート・ショートに近い)集である。
 「ばあちゃん」の幽霊だけでなく、山口さんというコロポックルが出てきたり、おかまの修三さんが出てきたりする、不思議な短編集だ。
 22篇の物語の主人公はみんな女性。恋をしたり、失恋したり、落ち込んだり、喜んだりしている。
 女性とは、パスタマシーンより、もっと、ずっと不思議だ。でも、その不思議が素敵だ、と男の私は思う。
 ちょうどパスタマシーンのように。

 川上弘美はしごくまっとうな作品を書く一方で、時々理解を超えた作品をつくりだす。それはどこかしら、パスタマシーンをあやつる幽霊に似ている。ハンドルを回すという古風な使い方とクロムメッキの輝き。そして、にゅるにゅるとでてくる、作品群。
 もし、夜中に「ばあちゃん」の幽霊が原稿用紙を埋めているらしい、と言われたら、少し信じてしまいそうな、川上の不思議な世界が堪能できる作品集である。

 ◆この書評のこぼれ話は「本のブログ ほん☆たす」でお読みいただけます。

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紙の本

この世とあの世とを繋ぐおへそ

2011/02/08 23:55

2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ジーナフウガ - この投稿者のレビュー一覧を見る

川上さんの作品には随所に面白さのツボがある。
読者はそのツボを押す事で心の凝りをほぐされ良い気分になれる。だから、読むのが止められなくなる。

それに、世にも不思議な設定にもちゃんと、この世と繋がる『おへそ』の様な、真実味と言うか、
確かな質感と、実感とが記されているから、安易な作り話としてではなく、

読み応えのある作品として、安心して物語世界に浸れるのである。
短編小説がたっぷりと収録された本作品集でも、短い中にもギュッと濃縮された川上節が味わえる。

読む快楽だ。印象に残った作品と、一言感想を述べてみたいと思う。
いんちき霊感商法の為に河原で石を拾い集めている【染谷さん】が、パンチパーマで、

いんちきな癖に時折『霊媒師の眼』をするというのはありありと想像出来た。
『しあわせな女』の定義に妙に納得してしまった【銀の指輪】

大人びた中学生である一子(いちこ)ちゃんが抱えている悩みの生々しさ【すき・きらい・らーめん】
恋人・隆司の所に何故か置いてあったのは『パスタマシーン』その小さな機械には食いしん坊だった、

隆司のばあちゃんが取り憑いていると言う。さすが表題作だけあって、独り言のような文体が面白かった
【パスタマシーンの幽霊】のっけから不可思議な感じ漂う【ナツツバキ】この作品からは抜き書きしたい。

『片思い。わたしはつぶやいてみる。さびしさが押し寄せてくるけれど、そのさびしさは、
やっぱり最後のところで、てのひらの隙間から、するっともれていってしまう態のものだ。』

心底素晴らしい文章だなと思う。ちょっとしたSF作品の様な設定が読ませる【お別れだね、しっぽ】
この作品集の他の小説にも登場してくるコロボックルのヤマグチさんと、

老婆との心温まるやり取りが清々しい【庭のくちぶえ】女性ばかり四代続いている家の家宝として
大切にされてきたのが、ある特別な御利益をもたらしてくれる富士山の形をしたバックル、

その名も『富士さん』が活躍をする【富士山】はラストのブラックユーモア的などんでん返しが抜群に良かった。
主人公の奏(かなで)が公園で恋人の亮介と口論しあっている時に『女は男をいたぶるな』と言いつつ、

割って入って来た倉橋さん。以来、倉橋さんの風変わりな男女観を聴かされる事となった奏。
奏と倉橋さんの会話が頓珍漢で面白い【やっとこ】墓地の横の小屋に住む潮入さん。

『アレ』や『ナニ』で説明ごとを済ませてしまう人。そんな潮入さんの事を、きんつばや、
ほりごたつでないこたつやナニかと同じくらい好きな主人公の『片思いは甘ざみしい』

という気持ちがナニかしら分かったような気がした【少し曇った朝】肩の力がふっと抜ける作品集です。
快適な読書時間が過ごせることをお約束します。オススメです!

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2010/05/12 16:30

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2010/04/29 00:09

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2010/05/19 21:23

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