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  • カテゴリ:一般
  • 発行年月:2010.7
  • 出版社: 河出書房新社
  • レーベル: 河出文庫
  • サイズ:15cm/449p 図版16p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:978-4-309-46336-0
文庫

紙の本

ビートルズ 増補完全版 下 (河出文庫)

著者 H.デイヴィス (著),小笠原 豊樹 (訳),中田 耕治 (訳)

世界中を魅了し、今なお愛され続けるビートルズ。歴史を変えたバンドの一生を詳細に追う。友人として四人と長くつきあってきた著者だからこそ知りえたビートルズの素顔を伝えた大傑作...

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ビートルズ 増補完全版 下 (河出文庫)

税込 1,320 12pt

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商品説明

世界中を魅了し、今なお愛され続けるビートルズ。歴史を変えたバンドの一生を詳細に追う。友人として四人と長くつきあってきた著者だからこそ知りえたビートルズの素顔を伝えた大傑作!【本の内容】

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みんなのレビュー3件

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評価内訳

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紙の本

ビートルズがビートルズらしかった頃までのお話

2016/06/30 16:08

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:みなとかずあき - この投稿者のレビュー一覧を見る

メンバー後任の唯一の伝記本。その「増補完全版」の下巻になる。
ビートルズが人気を得るようになり、アメリカ公演を2回行ったという、ある種絶頂期のところから、ツアーを止めて、マネージャーのエプスタインが死んで、4人が自らの力で動いていこうとしている1968年の時点までが表されている。
さらに、増補版が刊行された1985年時点での消息を収めた「1985年版あとがき」に、完全版刊行時の消息を収めた「過ぎ去りし人々の想い出」にディスコグラフィーまであり、なるほどこれは完全版と言えるのだろうというくらいのボリュームになっている。
しかし、圧巻はやはり初版時のものだろう。しかも、ツアー三昧だった頃のエピソードはむしろあっさりと書かれており、ビートルズを取り巻く人々の動向や、1968年時点での4人の状況が詳細に述べられているところが、21世紀になった今でも何か生々しい4人の姿や、ビートルズ現象とでもいうべき状況をリアルに伝えているように思う。そこが、この伝記本のすごいところだし、「バイブル」と呼ばれるようになるだけのことはあるのだろう。
もっとも、1968年と言えば、ビートルズもまだ20代だったのだ。その時点での彼らを描写しようとしたら、どうしたって若々しく、ある種エネルギッシュで、まだこれから先どうなっていくのかわからない部分を多く抱えているのだから、これが魅力的でないわけがなく、そうした雰囲気をきちんとこの本が伝えているのだろうと思われる。
そして、その1968年から半世紀近くが経とうとしている。ここで書かれた年月よりも長い年月がすでに過ぎてしまったのだ。この本の初版が刊行された当時には予想だにしなかったことがその後いくつも起こり、メンバーの半分は鬼籍に入り、残りの半分はそれでもまだライブを続けているという現実。
そのあたりは、増補版や完全版として追加された部分を読むとわかってくるものがある。
リアルタイムのビートルマニアでなかったので、これまでこの本を読むのを躊躇するところがあったのだが、これを読んでまた改めてビートルズが何だったのか考えさせられ、そして彼らの音楽にまた向かってしまうようになった。
奇しくも、今年はビートルズが来日して50周年で、テレビなどでも盛んに取り上げられている。だが、そこには過ぎ去ったことに対するノスタルジーのようなものしかないように思えてしまう。
それよりも、この本を読むことの方が、ずっと身近に、ずっとリアルにビートルズを感じることができるように思える。

本編とは関係なく、2016年の国政選挙の時に読んだから気にいってしまった一文。
「問題は、ベートーヴェンやそういった連中が、自分はペテン師だと気づいているかどうかさ。それとも、本当に、自分体は重要な人間だと思っているのかな。総理大臣は、自分がただの人間だって気づいてんのかな。分んないね。おそらく、自分で自分を欺して、自分のしていることはすっかり分かっているふりをしてるんじゃないかな。何がどうなるか分かっちゃいないくせに、分かってるようなふりをしている奴はうんざりだ」
これを、そのままどこかの総理に聞かせてやりたいものだ。

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紙の本

世界の音楽史を変えたイギリスの伝説的グループ、ビートルズの唯一の公認的伝記です!

2020/06/28 10:26

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る

本書は、1950~60年代に世界を魅了して以来、今でも世界中の人々から愛され続けているイギリスの伝説的グループ・ビートルズの公認とも言える伝記です。同書には、音楽の歴史を変えたバンドは、なぜ分裂したのか?といった知られざる謎についても詳細に語ってくれます。既にメンバーの二人が亡くなった今、本書はビートルズの全員が「公認」した唯一の伝記と言われています。著者は、友人として4人と長くつきあってきたハンター・ディヴィス氏です。河出文庫からは、上下2巻シリーズで刊行されており、同書はその下巻です。同書の内容構成は、「第2部 ロンドンと世界」(ビートルマニア、アメリカ、イギリス、そして再びアメリカへ、旅公演の終り、ブライアン・エプスタインの死)、「第3部 1968年現在」(友人たち、両親たち、ビートルズ帝国、ビートルズとその音楽、ジョン、ポール)となっています。

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2012/07/21 15:45

投稿元:ブクログ

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