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白痴 1 (河出文庫)
初冬のペテルブルグに姿を現した外国帰りの青年ムィシキン公爵。莫大な遺産を相続した彼をめぐり、高慢な美女ナスターシヤ、誇り高き令嬢アグラーヤ、血気盛んな商人ロゴージンなどが...
白痴 1 (河出文庫)
白痴1
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商品説明
初冬のペテルブルグに姿を現した外国帰りの青年ムィシキン公爵。莫大な遺産を相続した彼をめぐり、高慢な美女ナスターシヤ、誇り高き令嬢アグラーヤ、血気盛んな商人ロゴージンなどが織りなす人間模様。ドストエフスキー五大長篇中もっともロマンとサスペンスに満ちた傑作、新訳決定版。【「BOOK」データベースの商品解説】
「しんじつ美しい人」とされる純朴な青年ムィシキン公爵。彼は、はたして聖者なのか、それともバカなのか。ドストエフスキー五大小説のなかでもっとも波瀾に満ちた長篇の新訳決定版。【本の内容】
著者紹介
ドストエフスキー
- 略歴
- (Fyodor Mikhaylovich Dostoevskiy)1821年モスクワ生まれ。19世紀ロシアを代表する作家。主な長篇に『カラマーゾフの兄弟』『罪と罰』『悪霊』『未成年』があり、『白痴』とともに5大小説とされる。ほかに『地下室の手記』『死の家の記録』など。
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紙の本
ロシアの文豪ドフトエフスキーの五大長編小説の一つで名作です!
2020/06/02 10:45
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、19世紀のロシアの文豪フョードル・ミハイロヴィチ・ドストエフスキーの作品で、『罪と罰』に続く長編と言われ、また『悪霊』、『未成年』、『カラマーゾフの兄弟』と共に後期五大長編作品と言われている名著です。内容は、若い公爵レフ・ニコラエヴィチ・ムイシュキンは、幼時から重度のてんかん症状により、スイスのサナトリウムで療養していたのですが、成人して軽快し、援助してもらっていたパヴリーシチェフの死去もあって、ロシアへ戻ることになりました。ペテルブルクへ向かう列車中で、ムイシュキンは、父の死去によって莫大な財産を得たばかりだと言うパルヒョン・ロゴージンと知り合いになり、彼が熱を上げていたナスターシャ・フィリポヴナの名を耳にします。ムイシュキンの両親は、既にこの世になく、彼が公爵家の最後の跡取りであったため、遠縁にあたるエパンチン将軍夫人を頼ろうと、エパンチン家の邸宅を訪れます。ムイシュキンは、将軍夫妻とその三姉妹に知り合い、いくつかの印象的な物語を披露するうちに一家の好意を得ます。ここで彼は、将軍の秘書ガウリーラ・アルダリオノヴィチが金のために愛のないままナスターシャと結婚しようとしていることを知ります。彼女は、まだ幼いころからある資産家の情婦となっており、悪評が付きまわっていたのですが、実は誇り高い女でもあったです。一体、この後、どうなるのでしょうか。続きは、ぜひ、同書をお読みください。なお、河出文庫では3巻シリーズで刊行されており、同書はその第1巻目です。
電子書籍
この翻訳は読みやすい
2016/02/19 23:16
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:かんけつ - この投稿者のレビュー一覧を見る
ドストエフスキーは難解で読みにくいイメージがあると思うのだが、読んでみるとそんなことはなかった。こなれた日本語訳ということなのだろう。
とはいえロシアの人名はなかなか慣れない。
主人公のムィシキン公爵、1巻目のヒロインのフィリッポヴナとか日本人には馴染みがなくて当然かも。
大事件は起こらず、ナスターシャ・フィリッポヴィナとエパンチン将軍の秘書ガヴリーラの婚約を巡る陰謀が、多額の遺産を手に入れたロゴージン、ムィシキン公爵の介入によりご破算になるという話だった。
印象的なのはヒロイン。美人で威圧的かつ破滅的。とはいえ心底悪女なわけではなく、とてもプライドが高い。結局公爵の求婚を断ってロゴージンと出て行ってしまう。続きが気になる。
紙の本
しんじつ美しい人
2015/08/31 23:19
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:mooonday - この投稿者のレビュー一覧を見る
新潮文庫・木村訳を読んでみて、登場人物の心の動きを捉えきれなかったような気がしたのでこちら河出文庫・望月訳にて再読しました。望月訳は他にも幾つか読みましたが、クセがなく読みやすいと思います。
ただ人物名の表記について、木村訳では原文通りに「ファーストネーム・父性・ファミリーネーム」や「愛称」の使い分けがされている所、望月訳では「ファーストネーム」のみに統一されているのが残念です。人物の識別を容易にする=読みやすくなるというのは分かるのですが、名前を呼ぶ側・呼ばれる側の距離感・関係性のニュアンスが汲み取れなくなるという点で物足りなく感じてしまいました。