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紙の本
皇族と帝国陸海軍 (文春新書)
著者 浅見 雅男 (著)
明治以後、大元帥として陸海軍を統べる天皇のもと、男子皇族はこぞって軍人となった。だが、軍は徹底した能力社会。はたして、彼らはどんな歩みを辿ったのか? 「軍服を着た宮様」の...
皇族と帝国陸海軍 (文春新書)
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商品説明
明治以後、大元帥として陸海軍を統べる天皇のもと、男子皇族はこぞって軍人となった。だが、軍は徹底した能力社会。はたして、彼らはどんな歩みを辿ったのか? 「軍服を着た宮様」の栄光と失意を克明に記す。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
浅見 雅男
- 略歴
- 〈浅見雅男〉1947年東京都生まれ。慶應義塾大学経済学部卒業。雑誌・書籍の編集と日本近・現代史についての研究・執筆に従事する。著書に「公爵家の娘」「華族誕生」など。
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紙の本
類書がない本ですが。
2010/10/08 23:49
5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:オタク。 - この投稿者のレビュー一覧を見る
皇族・朝鮮王公族と軍との関係が書いた本。直宮様方をはじめ、皇族・朝鮮王公族を書いた本は意外と少ないものだが、この本は、よく調べたな、と読みながら思わせるものを持っている。
ただ以前話題になった昭和19年に三笠宮殿下が南京で行われた講話について、平成6年に阿部信行大将文書の中から発見された(238~239頁)とあるが、この本の「はじめに」に紹介されている小田部雄次氏の「皇族」254頁に記された発見の経緯が違っている。
この本の版元で以前出版されていた「諸君!」に発表された柴田紳一氏の「三笠宮文書」が「発見」された経緯について批判された論文が氏の「日本近代史研究余録」に再録されている。昭和末には部分的には紹介されていた「文書」を麗々しく「発見」されたかのように紹介された事に対する氏の批判も月日が経てば忘れ去られるようで、他の本でも同じような記述が見られる。
李王垠殿下や方子妃殿下、徳恵翁主の伝記は刊行されているが、主な朝鮮王公族方についてまとまって調べた本も一度読んでみたいものだ。王公族について知る事は旧韓末から現代に至る朝鮮及び朝鮮と日本の関係について一断面を知る事が出来そうだ。