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下町ロケット 1

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  • みんなの評価 5つ星のうち 4.5 1,505件
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  • カテゴリ:一般
  • 発売日:2010/11/24
  • 出版社: 小学館
  • サイズ:20cm/407p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:978-4-09-386292-9

紙の本

下町ロケット 1

著者 池井戸 潤 (著)

取引先大企業「来月末までで取引終了にしてくれ」メインバンク「そもそも会社の存続が無理」ライバル大手企業「特許侵害で訴えたら、…どれだけ耐えられる?」帝国重工「子会社にして...

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商品説明

取引先大企業「来月末までで取引終了にしてくれ」メインバンク「そもそも会社の存続が無理」ライバル大手企業「特許侵害で訴えたら、…どれだけ耐えられる?」帝国重工「子会社にしてしまえば技術も特許も自由に使える」—佃製作所、まさに崖っプチ。【「BOOK」データベースの商品解説】

【直木賞(145(2011上半期))】佃航平は宇宙工学研究の道を諦め実家の町工場を継いでいたが、経営はまさに崖っプチ。だが世界最先端の技術で特許出願をしていた佃製作所に、ロケット開発という思わぬ展開が…。『週刊ポスト』連載を加筆・訂正して単行本化。【「TRC MARC」の商品解説】

下町ロケット

主人公・佃航平は宇宙工学研究の道をあきらめ、東京都大田区にある実家の佃製作所を継いでいたが、突然の取引停止、さらに特許侵害の疑いで訴えられるなど、大企業に翻弄され、会社は倒産の危機に瀕していた。
一方、政府から大型ロケットの製造開発を委託されていた帝国重工では、百億円を投じて新型水素エンジンを開発。しかし、世界最先端の技術だと自負していたバルブシステムは、すでに佃製作所により特許が出願されていた。宇宙開発グループ部長の財前道生は佃製作所の経営が窮地に陥っていることを知り、特許を20億円で譲ってほしいと申し出る。資金繰りが苦しい佃製作所だったが、企業としての根幹にかかわるとこの申し出を断り、逆にエンジンそのものを供給させてくれないかと申し出る。
帝国重工では下町の中小企業の強気な姿勢に困惑し憤りを隠せないでいたが、結局、佃製作所の企業調査を行いその結果で供給を受けるかどうか判断するということになった。一方、佃製作所内部も特に若手社員を中心に、特許を譲渡してその分を還元してほしいという声が上がっていた。
そうした中、企業調査がスタート。厳しい目を向け、見下した態度をとる帝国重工社員に対し、佃製作所の若手社員は日本のものづくりを担ってきた町工場の意地を見せる。
【商品解説】

著者紹介

池井戸 潤

略歴
〈池井戸潤〉1963年岐阜県生まれ。慶應義塾大学卒業。三菱銀行を経て、98年「果つる底なき」で江戸川乱歩賞を受賞し小説家デビュー。「鉄の骨」で吉川英治文学新人賞受賞。

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みんなのレビュー1,505件

みんなの評価4.5

評価内訳

紙の本

働くってこんなにわくわくするものなんだ。

2011/09/23 08:55

9人中、9人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:夏の雨 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 第145回直木賞受賞作。
 仕事ってこんなに面白いものなんだ。働くってこんなにわくわくするものなんだ。そんなことを改めて思い出させてくれる物語だ。

 舞台は日本の「ものづくり」のシンボルでもある、東京・大田区にある小さな町工場佃製作所。そこでは精密機械が作られている。その会社の社長佃航平がこの長編小説の主人公。いや、佃もまたこの長い物語にあっては一人の登場人物でしかないのかもしれない。主人公は佃製作所そのものだといえる。
 若い頃ロケットエンジンのエンジニアとして失敗の辛い経験をもつ佃、メイン銀行から出向している経理担当の殿村、技術開発部門の山崎、若い従業員の江原や迫田。などなど。
 一つの企業で働いているとはいえ、それぞれなりの仕事に対する、生き方に対する思いがあり、まったく違う個性であるのはやむをえない。それでも、会社の門をくぐれば彼らは佃製作所を構成するものとなる。
 それは会社という組織の歯車かもしれない。しかし、その歯車は別々の性格をもち、血がながれ、個性となっている。それはもはや歯車という乾いた表現ではできないものだ。

 この物語の登場人物たちがそれほどまでに佃製作所にはまりこむのは、佃航平という社長の思いや経営の舵取りだけではない。それぞれが佃ブランドに誇りを持っているからだ。
 自分が働く会社に誇りをもてるかどうか。そのことで仕事がどんなに楽しくなるかをこの物語は示している。
 そんな時、よく聞かれるのが経営者がそのことを明らかにしないという愚痴や不満だ。若い江原や迫田は決して社長の佃がいう方向性に納得していたわけではない。彼らを突き動かしたのは、自分たちが働いているという事実だ。佃製作所で誰にも負けない仕事をしているという誇りだ。

 大企業との戦いのなかで反旗をひるがえす従業員もいる。去ろうとするその社員に社長の佃が話しかける場面がある。
 佃はその社員に「働くってことについて真面目に考えたことがあるか」と問う。
 「仕事っていうのは、二階建ての家みたいなもんだと思う」と佃はいう。そして続ける。
 「一階部分は、飯を食うためだ。必要な金を稼ぎ、生活していくために働く。だけど、それだけじゃあ窮屈だ。だから、仕事には夢がなきゃならないと思う。それが二階部分だ」と。
 そして、もしかすると、佃をはじめ佃製作所の面々はその上に「誇り」という三階部分を持ったのかもしれない。

 それにしては物語ってこんなにも面白いものなんだと、改めて思い出させてくれる作品だ。

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紙の本

一粒で二度おいしい痛快無比な小説

2011/11/18 22:00

9人中、7人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:yukkiebeer - この投稿者のレビュー一覧を見る


 佃航平はかつて宇宙ロケット開発の失敗で詰め腹を切らされた過去を持つ。今は亡父の立ちあげた町工場の社長だ。
 景気の悪化で発注元からの注文がなくなり、銀行からは融資を渋られる。大手企業からは特許侵害で訴えられて法廷闘争に巻き込まれる。さらには日本を代表する大手重工業からは手前勝手な特許買い取りの打診を受けるなど、中小企業ならではの悲哀を味わう日々だ。
 それでも佃は、自社の持つ技術を使って再度宇宙に挑戦しようとするのだが…。

 すこぶるつきの面白さとはこのことです。
 一級のビジネス・エンターテインメント小説です。
 おそらく多くの読者は佃とその従業員たちの町工場組が、物量戦では本来かなうはずもない上場企業と真っ向勝負をいどんで互角の戦いを繰り広げる姿に、大いに共感をおぼえることでしょう。勝ち目の薄そうなダビデが巨人ゴリアテをまさかの大逆転でくみふせる。しかもそれは金銭的な欲得ではなく、職業人としてのプライドをかけた闘いです。そんな痛快な物語がここにあります。
 頁を繰るのがもどかしい、先を読み急がないではいられない愉快な読者でした。

 ですが、一方で私は、卑劣な手段を使ってまで佃製作所をねじ伏せようとする大手企業側の中間管理職にもどこか心通じる思いがしていたのです。
 私自身が、一部上場こそしていないものの、一定の従業員規模を持つ組織で長年宮仕えの身にあるからでしょうか、上司の顔色を一切見ないで仕事をする自由があると強弁するつもりはありません。さすがに卑しい手段を使ってまで上司のご機嫌取りをしているとは思いませんが、上司の不同意をものともせずに己の信じるところだけを押し通す、など出来ているとはいえません。そんな怯懦な自分を見いだすことが幾度となくあります。

 ですから大手重工業の社員たちが社長の意向を斟酌するあまり、歪んだ形で佃製作所の特許技術を自分たちのものにしようと迷走するさまを、「滑稽」とか「浅ましい」といった否定的な言葉で一刀両断する気分にはならないのです。それは天を仰いで唾(つばき)する行ないでしょう。
 彼らの姿に自分を重ねて読むことが、不快半分、苦笑半分といった思いだったのです。

 主人公たちの姿に大いに胸のすく思いをしつつ、ヒール陣にも奇妙に心が動く。
 そんな具合に一粒で二度おいしい小説だったと私は感じるのです。

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紙の本

たくさんの勇気をありがとう。

2011/09/22 12:18

6人中、6人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ゆう - この投稿者のレビュー一覧を見る

かつて研究者としてロケット開発に携わっていた男が打ち上げ失敗後、親の跡を継いで会社を経営、数々の困難に立ち向かい、夢の実現へと奔走する長編。
会社が所持する特許を巡り、大企業から訴訟を起されたり、売買を持ち掛けられたりと、中小企業への扱いや認識が嫌というほどリアルに描かれ、それに立ち向かう社長と社員の熱い闘志に、何度となく涙が流れ、心震わされた。
最初から社長・社員が一丸となって大企業と闘ったのではなく、探りあいながらも、それぞれの見解を確かめ合い、認め合いながら一つになっていく様が、本当によかった。
冒頭からおおよその物語の筋や結末が読めてしまうことや、あまりにも調子よく簡単に事が運んでいく部分はあるにしても、そんなことは露ほどのこと。
心からの人との繋がりの大切さや、人として忘れかけていた大切なものを自分の中に蘇らせてくれたかけがえのない一冊になった。
震災のあの日から、半年。
この本に描かれた勇気と信頼と希望と光が、この先の日本にも満ち溢れる事を心から願う。

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紙の本

「ものづくり」の夢とロマン。2番じゃダメ!、1番にこそ価値がある

2011/08/08 10:07

6人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:としりん - この投稿者のレビュー一覧を見る

 宇宙ロケット・エンジンの技術者だった佃航平は、プロジェクト失敗を機に辞職し、父の佃製作所の跡を継いだ。それでも、ロケット・エンジンへの夢を捨てきれない。
「ものづくり」の夢を追いかけた主人公・佃の物語である。
 そこには、大企業や取引銀行とのビジネスのシビアな場面が多く登場する。ライバル企業との訴訟合戦や部下との確執も・・・。
 主人公・佃と佃製作所の立場で読むと、実にムカつく場面がしばしばである。
 それでも、取得した特許と高い品質を実現する技術力が、佃製作所の武器であり切り札となる。

 かつて、「2番じゃダメですか!」と官僚を責め立てた大臣がいた。このような科学技術に理解のない大臣に責められて、官僚側は愕然として反論の言葉も出なかったのだろう。
 しかし、科学技術の世界では、2番ではダメ!、1番にこそ価値があるのだ。
 本書からも、それは十分に読みとれるところである。

 ラストは、さわやかで感動的なエンディングだ。ストーリーの流れから、予想通りの結果でもある。
 ただ、これは好みの問題と思うが、ラスト1~2ページ手前でストーリーを打ち切って、あとは読者の想像にまかせる、というエンディングもまた、いいものではないか。

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紙の本

小さいからって負けるとは限らない。

2011/04/11 17:28

4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:チヒロ - この投稿者のレビュー一覧を見る

経済社会においてのその弱肉強食な上下関係モロ出しのどす黒い部分を披露しつつ、
微力な中小企業で働く人間の、磨けば数少ない武器にもなる「技術」、
その高みを目指す力が与える「夢」をこのお話は見せてくれる。

常日頃から勤勉で正しい技を磨いてきた町工場が、大企業の強引さに翻弄されるのは、判官贔屓の日本人としてはイライラするほど口惜しいもんです。

ここに登場する佃製作所も、小さいがために小突かれ欺かれ、
果てはむしり盗られそうになるのですが、
きちんと生きていればちゃんと神様が見ていてくれるのかもしれません。
どうにも崖っぷちに追い詰められつつあった工場、
彼らを飲み込もうとしている様々なトラブルの行方は、想像を超えた方向へ動いていくのでした。

これは働く大人たちに夢とか希望といった力を与えてくれるお話です。
そしてその象徴が宇宙へ飛び出すロケットとは、
夢を見るのにこれほどぴったりはまるもの、他にあるでしょうか。

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紙の本

あきらめるな!夢は、きっと叶う!

2011/01/24 16:32

4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ゆこりん - この投稿者のレビュー一覧を見る

大手企業から取引終了を告げられ、資金繰りに苦労している佃製作所に
魔の手が伸びる。ナカシマ工業から、特許侵害で訴えられたのだ。会社
存続の危機!次々に起こる困難に、佃航平はどう立ち向かっていくのか?

吹けば飛ぶような町工場。父親の跡を継ぎ社長に就任した航平に、次々に
試練が襲いかかる。大手企業からの取引終了宣言、銀行の貸し渋り、特許
侵害訴訟・・・。八方塞がりの中、航平はおのれの信念を曲げることなく
貫いていく。どんな状況の中でも、どんな困難に陥っても、夢をあきらめる
ことなく追い続ければ、いつか夢は叶う。この作品からは、そういう作者の
思いがひしひしと伝わってくる。「こんなにうまくことが運んでいいのか?」
そういう疑問もあったが、あきらめないことの大切さを教えられ、努力の
先に待っている素晴らしい感動を存分に味わうことができたので、満足だ。読後もさわやかで、心に余韻が残る面白い作品だった。

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紙の本

技術者魂と経営者魂に生きる佃社長の痛快物語!

2012/03/25 21:00

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:桜李 - この投稿者のレビュー一覧を見る

ロケットエンジンの研究者であった佃は、ロケットの打ち上げ失敗の責任を取って退社。父親が経営していた佃製作所を継ぎ、社長となった。
ある日、自社開発の水素型エンジンの大口納入先からキャンセルが出る。売り上げが落ち込む中、大手の中島工業から特許侵害で訴えられるなど泣きっ面に蜂状態。
経営難を重く見た銀行には融資を断られ、崖っぷちの佃製作所は持って一年。
社長としての選択・決断を下すと共に、ロケットへの夢を諦めきれていない佃は、この危機をどう乗り越えていくのか。


テーマはふたつ。
・200人の従業員の人生も背負っている経営者として合理性のある決断を下し、会社を繁栄させること。
・ロケットの開発に携わりたいという、いち技術者としての夢を追いかけること。

訴訟問題といい、特許使用問題といい、大企業の容赦ない圧力に耐え忍び、反撃さえしようとする中小企業の佃製作所目線で物語は進んでいきます。
司法に持ち込まれたら資金力の小さい中小企業はひとたまりもない上に、訴訟問題に巻き込まれてるタイミングで大企業はここぞとばかりに足元を見た交渉を仕掛けてくる。
「会社が小さいからって舐めんじゃねぇ。」この言葉にものすごい気迫を感じ、小さい会社だからって負けるんじゃねぇ!とエールを送りたくなります。大企業には頭を下げ続けるしかないと諦めがちな思考にガツンと衝撃が走ります。

そんな会社社長としての立場以上に、佃社長は開発への意欲が旺盛。儲けたお金で研究を続けたい。だが、社員はそれよりも自分たちに還元の方向を希望する。夢だけじゃ家族は養えない。
私は中小企業の社員ですが、いつ成果が出るともわからない途方のない研究をするよりも、地道な作業で現状維持を望むと思います。だから社員たちの社長に対する反発心はとてもよくわかる!
結局、反発しつつも一丸となって大企業を退け、社長と一緒に夢を追いかけることになるのですが・・・社長目線の本書を読んでいると、いい社長じゃないか。社長がどんな道を選択しても、ついていくべきだ。と思ってしまいます。

矛盾してますが、どっちの気持にも寄り添える。これは物語だからできることなんですよね。

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紙の本

挫折から立ち上がる 夢を持ち続ける これから生きる企業に必要なことは全てここにある

2011/06/25 11:48

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:星落秋風五丈原 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 本作の主人公・佃航平が社長を務める佃製作所は、東京都大田区にある従業員200名の会社だ。大手から取引終了を言い渡され特許侵害で訴えられる一方で、水素エンジンのバルブシステムの特許を持っていたことから、大企業・帝国重工に特許譲渡を持ちかけられる。かつて高度経済成長時代、こうした多くの特殊技能を持つ町工場が、資源のない日本人が誇れる技術をばねにして、大企業を支えてきた。しかし今、世界の工場と言われる中国に大手メーカーは製造現場を移し、対抗するために町工場は製造コストを下げざるを得ない。どんなに技術が優れていても、どんなに主張がまっとうでも、中小企業は生きていくために大企業の前に涙をのまざるを得ない。現在企業で働く人たちはその現実を知っているからこそ、逆に「うまくいきすぎではないか」 と思われるような展開に惹かれるのだろう。
 でも全てがフィクションとして片づけていい内容ではない。例えば、プロジェクトに参加させてほしい、と言ってきた航平に断りを入れるつもりで訪れた帝国重工の財前が、工場の様子を見て気持ちを変える場面が出てくる。同様の場面は氏が現在小説新潮で連載中の『鋼のアリス』でも出てくるが、これなど、数値や効率という企業の外側ではなく、現場を見る大切さを訴えており、現実にも当てはまる。審査に来た帝国重工の社員に甘さを指摘された営業部員が、徹夜で資料を仕上げるエピソードも出てくるが、これもまた、会社の方針がどうであろうと仕事に手は抜かない、という職業人としての基本中の基本を押さえている。フィクショナルの中のこうしたリアリティが、共感を呼ぶゆえんであろう。
 今夏設定を多少変えてWOWOWでドラマ化されるが、映像に現れてこない部分に、もしかしたら先の見えない日本を救う手立てが隠れているかもしれない。ここは双方を楽しんでみてはどうだろうか。

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紙の本

面白い

2017/11/09 17:23

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:てくちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る

下町の小さな工場が挑戦する事といくつもの障害を乗り越えて物事を解決していく達成感がとても痛快で、読んでいてとても気持ちが良かったです。

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紙の本

下町ロケット1

2016/05/22 23:11

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:アップル - この投稿者のレビュー一覧を見る

終わりに近づくにつれて小企業の会社が大手企業に立ち向かって行く、どんどん読みたくなる小説ですね

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紙の本

テレビで見て

2015/10/23 07:12

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:earthbound - この投稿者のレビュー一覧を見る

テレビで見て、続きが先に知りたくなって購入しました。
最初はネットで購入するつもりでしたが「某R」も「某A」も売り切れでしたので、近くの丸善にて購入しました。
一気に読めてしまいましたが、ネタバレになってしまいテレビを楽しみにしておられるかたに申し訳ないので、池井戸先生らしい痛快な小説です。
と言う感想にとどめておきます。

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紙の本

経営側と現場との葛藤

2014/04/12 15:04

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ほっちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る

理想と現実、考えさせられます。

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紙の本

グレーカラーのバイブル

2013/09/05 11:19

1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:打亜 - この投稿者のレビュー一覧を見る

工場の何気ない描写がいい。何度も涙した。

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紙の本

羨望

2013/07/15 16:26

1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:taka - この投稿者のレビュー一覧を見る

規模は小さいながら精密機械製造を生業としている佃製作所で繰り広げられるサクセスストーリー。日々の仕事は気持ちの持ちようで取り組み方も変わってくるし、目標を明確にすることで自分を評価できる。そんな厳しさの中にも夢のある所に身を置いて働ける贅沢さを味わってみたい。

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紙の本

ウェル・メイドな熱血小説

2011/08/21 22:56

9人中、7人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:栗太郎 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 この小説、とても面白かったです。私は一気読みしました。はらはらドキドキし、憤り、喝采し、ちょっと涙して・・・・・・読後感も爽やかだし、幾度か読み返したシーンもあります。でも、星5つはつかない、もどかしさ。
 何故なんだろうと考えると、「作り話感」が強すぎたんですね。


「ものづくり」に夢とプライド、ロマンを持つ中小企業の闘いが描かれているのですが、物ごとが上手く行き過ぎです。クライアントの理不尽、資金繰り、訴訟問題、大企業相手の駆け引き、社内の造反、製品品質に対する不信・・・・・・主人公、佃航平が率いる佃製作所に、困難はこれでもかと言うほど降りかかるのだけど、それはあくまで成功のスパイス。


『下町ロケット』というタイトルと、帯の「その部品がなければ、ロケットは飛ばない」という惹句を見ると、大方の読者に結末は想像できるわけです。想像は良い意味で裏切られず、佃製作所の面々は問題を一つ一つクリアして、想定されたゴールへ突き進むのでした。主人公の熱い想いが周囲を動かし、勝利を導く。
 この小説を「社会派ヒューマンドラマ」と言われると、それはちょっと・・・・・・となるわけです。そういう意味では、対抗サイドである帝国重工やナカシマ工業の、ドロドロで、ヘタレで、人間臭い人たちの方が魅力的でした。


「はやぶさ」や「アポロ13号」の例をあげるまでもなく、小説は事実の持つパワーには勝てないのかなと、考えさせられました。

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