黄昏世界の絶対逃走2(イラスト簡略版)
著者 本岡冬成 (著) , ゆーげん(イラスト)
ヒトが黄昏を生み、黄昏がヒトを殺すのだ。妹のアオイのため。妹を一番に想う自分のため――。全天を覆う茜色の空――《黄昏》。それはヒトの弱い心に入り込み、支配し、死に至らしめ...
黄昏世界の絶対逃走2(イラスト簡略版)
黄昏世界の絶対逃走2
商品説明
ヒトが黄昏を生み、黄昏がヒトを殺すのだ。
妹のアオイのため。
妹を一番に想う自分のため――。
全天を覆う茜色の空――《黄昏》。それはヒトの弱い心に入り込み、支配し、死に至らしめる病の元凶。そんな《黄昏》を体内で浄化し《黄昏のない世界》を生みだしているのが《黄昏の君》と呼ばれる少女たち。《黄昏のない世界》を囲む城壁の外周には、自然と人々が集まり、《境界都市》と呼ばれるスラム街を形成していた。
幼くして両親を亡くし《境界都市》に妹とふたりで暮らす青年・シズマは、妹を養うため、危険を伴う「黄昏病により死んだ患者の回収業」で日銭を稼いでいた。目標は、妹を学校に通わせることと、《黄昏のない世界》である第十三都市に移住させること。ある日、いつものように《黄昏のない世界》の研究所へ「荷物」を届けたシズマは、妹にそっくりな顔をした少女に出会う。《黄昏世界》に興味津々の闊達な少女・トワは、シズマの車に乗りついてきてしまうのだが……。
『ひぐらしのなく頃に』『うみねこのなく頃に』など、数々のメディアでヒット作を世に送り出している竜騎士07氏がゲスト審査員を務めた「第4回小学館ライトノベル大賞」にて、優秀賞を受賞した新人・本岡冬成の最新作!
※この作品は廉価版です。廉価版にはイラストが入りません。
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逃走以外の結末も見たい
2015/09/30 08:39
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投稿者:くまくま - この投稿者のレビュー一覧を見る
黄昏のない世界と黄昏世界の境界線上で公共黄昏検疫局に勤務するシズマの仕事は、黄昏で死んだ人々を回収し埋葬することだ。ときには研究所の依頼で検体を集めたりもする。
そんなシズマの生きがいは、妹のアオイに立派に成長してもらうこと。二人だけで暮らすその暮らし向きは楽とは言えないが、幸せな日々を送っていた。
だがその日々は、シズマが仕事中にトワという少女を拾ったことから変わり始める。その少女は、アオイと瓜二つの姿をしていたのだ。見捨てることもできずに一緒に暮らすことになったトワは、これまでシズマとアオイが必死に蓋をしてきた想いを解き放たせることになる。
まあなかなかしんどい話。でもこのしんどさの果てに何を描こうとしているかふわっと微妙な感じもする。