- 販売開始日: 2011/11/18
- 出版社: 小学館
- ISBN:978-4-09-408595-2
完全恋愛
著者 牧薩次 (著)
2009年「本格ミステリ大賞」受賞作第二次大戦末期の福島県の温泉地、東京からやってきた少年・本庄究は、同じく戦火を逃れてこの村に暮らしていた画家の娘・小仏朋音に強い恋心を...
完全恋愛
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商品説明
2009年「本格ミステリ大賞」受賞作
第二次大戦末期の福島県の温泉地、東京からやってきた少年・本庄究は、同じく戦火を逃れてこの村に暮らしていた画家の娘・小仏朋音に強い恋心を抱く。やがて終戦となり、この地で駐留軍のアメリカ兵が殺されるという事件が起きる。しかし現場からは凶器が忽然と消えてしまう。昭和43年、福島の山村にあるはずのナイフが、時空を超え瞬時にして西表島にいる女性の胸に突き刺さる。昭和62年、東京にいるはずの犯人が福島にも現れる。3つの謎の事件を結ぶのは、画壇の巨匠である男の秘められた恋であった。<他者にその存在さえ知られない罪を完全犯罪と呼ぶ。では、他者にその存在さえ知られない恋は完全犯罪と呼ばれるべきか?> 推理作家協会賞受賞の「トリックの名手」T・Mが、あえて別名義で発表した「究極の恋愛小説+本格ミステリ」の大作。2009年度「本格ミステリ大賞」受賞作、2009年「このミステリーがすごい!」第3位、2009年「本格ミステリ・ベスト10」第3位。
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ラストは圧巻!。
2011/07/05 19:26
5人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:読み人 - この投稿者のレビュー一覧を見る
著者名の牧薩次は、大物作家のアナグラムになっています。
大物作家というより虫プロ系、大物アニメ脚本家といったほうが、いいかな?。
(これでわかるでしょ)
で、本書、数年前のミステリのランキングで上位に選ばれていました。
で、プロットが大変説明し難い、というのも、純粋に事件があってという
構成ではありません。一人の青年、究(きわむ)の終戦間際から
高度経済成長期にかけての年代記風、or、大河小説っぽい感じになっています。
事件としては、進駐軍がいたころのが一つ、究が成長してからが一つと
なっていて、これが、殆ど事件の調査、謎の解明もなされないまま、
どんどん小説は進んでいきます。しかし、この辺のリーダビリティは高い!。
謎が謎のまま進んでいくので、(推理小説ってそういうもん)
えっ、えっ、これミステリじゃないじゃんとか、思っていると
ラストでどかーんと謎解き。これが、すごい!!。ほんとにすごい!。
(推理小説ってそういうもん)
ランキング上位も納得の仕上がりです。
で、ネタバレでかけないけど、タイトルにもなった、恋愛小説としても
これまた、すごい!!。ラストの一ページか、数行にやられてしまいます。
著者のこのねらいにやられちゃった読者は多いはずです。
兎に角、ラストにやられちゃって欲しい一冊です。
長い長いミステリ ちょっと長すぎ?
2015/04/04 16:18
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:papanpa - この投稿者のレビュー一覧を見る
ただ一途に一人の女性を愛した画家の、長い長いミステリ。
画家の一生にかけて伏線が張られるので、まあ話が長い。
しかもメリハリがなく時間が流れるものだから、途中で読むのがしんどくなっちゃいました。
でも、彼の人生すべてが伏線で、最終的にきれいに回収されますので、最後まで我慢できれば、「ああ、この長い話もエピソードも、すべて伏線として必要だったのね」とわかります。
ミステリとしては、面白かったです。