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  • みんなの評価 5つ星のうち 2.9 9件
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  • カテゴリ:一般
  • 発行年月:2011.3
  • 出版社: 双葉社
  • サイズ:20cm/238p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:978-4-575-23721-4

紙の本

漂流家族

著者 池永 陽 (著)

あなたは自分の家族をどれだけご存じでしょうか?親、兄弟、配偶者、子どもたち…。一番近くにいるはずなのに、気付くと一番遠くにいた。それが家族なのかもしれません。『漂流家族』...

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漂流家族

税込 1,650 15pt

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商品説明

あなたは自分の家族をどれだけご存じでしょうか?親、兄弟、配偶者、子どもたち…。一番近くにいるはずなのに、気付くと一番遠くにいた。それが家族なのかもしれません。『漂流家族』—。さまざまな家族に焦点を当てて描いた人間ドラマ8編。【「BOOK」データベースの商品解説】

宝くじに当たった義父の秘密、不倫の末に男が見た光景、母の恋愛を知った息子の決断…。誰もが持っている弱さや狡さ、そして優しさを描く。さまざまな家族に焦点を当てた人間ドラマ8編を収録。『小説推理』掲載を単行本化。【「TRC MARC」の商品解説】

収録作品一覧

父の遺言 5−34
いやな鏡 35−62
若い愛人 63−92

著者紹介

池永 陽

略歴
〈池永陽〉1950年愛知県生まれ。98年「走るジイサン」で第11回小説すばる新人賞、2006年「雲を斬る」で第12回中山義秀文学賞を受賞。ほかの著書に「珈琲屋の人々」など。

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みんなのレビュー9件

みんなの評価2.9

評価内訳

紙の本

こんなにいい小説を書いても直木賞の候補にならないなんて、なんだか不思議な気がします。しかも作品量も安定しているし、質も平均して高い。正直、失望したことが一度もない。今回のお話でいえば、清張を思わせるものもあるし。無冠の帝王、でもないけど大きな賞をあげたいなあ・・・

2012/01/18 21:07

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:みーちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る

池永の本らしい装画です。個人的な感想ですが、池永は装画に恵まれている作家ではないでしょうか。無論、装丁もしっかりしたいいものが多いのですが、やはり第一印象は装画。それがいつもいい出来、というのは羨ましいと思います。装丁の松岡史恵もですが、ここは装画の日端奈奈子の仕事ぶりを褒めておきましょう。勿論、内容も外見に劣らない優れ物ではあります。

で、この話、本のタイトルから想像すれば、単純に特定の家族の様子を描いた長編、もしくは連作ということになります。でも、読めばわかりますが一つ一つのお話に、繋がりはありません。登場する家族の数は、お話の数と同じです。ただし、どの家族も問題を抱えている、その不安定な様を総称して「漂流家族」となったのでしょう。出版社のHPには
               *
『珈琲屋の人々』が好評だった著者の最新作は、様々な家族の情景を切り取った短編集。娘を嫁に出す父親、自身の再婚と息子の問題で揺れる女性、不倫を清算したい会社員、食堂を切り盛りする女将と従業員の微妙な関係など、背筋が凍るような物語から心温まる物語まで8編を収録。
               *
とあります。早速、各話の初出と簡単な内容紹介。

父の遺言(「小説推理」09年10月・11月号):自分でも我がままだと意識している塔子は、父親の再婚話が不愉快で、その前に父に紹介しておいた相手と結婚をして、さっさと家をでて、実家に顔をだすどころか子供を連れていったこともない・・・

いやな鏡(「小説推理」09年10月・11月号):妙子は夫とともに両親と暮らしている。親の面倒をみるかわりに、家を相続したといってもいい。学校に通う子供のためにパートをしている彼女が近所の人から聞かされたのは、父の泰造が宝くじで一千万を当てたということ・・・

若い愛人(「小説推理」09年10月・11月号):五年前に妻を亡くして以来、独身で、商店街で洋品店を営む英之が秋葉原で見かけたメイド服姿の女の子、千葉から出てきて働こうと思っていたメイド喫茶の面接で落ちたという広美に保護欲を掻き立てられた英之は・・・

紅の記憶(「小説推理」09年10月・11月号):夫を亡くし、一人身で子供たちのために定年まで小学校の教師を立派に勤めあげた母が惚け出して一年近く、何か気に障ることがあれば相手に向かって「鬼っ」と一言言い放つ義母の世話に疲れた妻は、施設に入れることを言いだし、姉も賛成するが・・・

不鈴(「小説推理」09年10月・11月号):都内に本社ビルを持つ精密機械メーカーに勤める新川は39歳、妻子のいる自称中年。そんな男が不倫の相手に選んだのが、同じ会社の経理部にいる博子、新川は彼女の地味ながら真面目で有能なところを気に入って・・・

十年愛(「小説推理」09年10月・11月号):高校二年生だった純平が好きになった女性は、バイト先で仕事をしていた三十七歳の美和子、シフトを彼女のいる時間に変えてもらってまでして告げた想い、年上の彼女は純平の思いに十年後を約束して・・・

薄いカツレツ(「小説推理」09年10月・11月号):夫が一千万の借金を残したまま姿を消して七年、借金の返済のために必死で定食屋を切り盛りしてきた多津子は、同い年で客あしらいの上手な育枝に感謝をしてはいるものの、夫と彼女の間に何かあったと今も思っていて・・・

バツイチ(「小説推理」09年10月・11月号):四年前に離婚した33歳の麻子は息子の武と二人暮らし、そんな麻子のところに武の担任の茂子がやってきて、最近、武君が変わってしまい、このままでは学校で苛めの標的にされかねないと心配する。でも、恋人の川崎のことで頭がいっぱいの麻子は・・・

掲載誌を見れば「小説推理」とあるように、どの話にもミステリ的な趣があります。といって、謎が話の中心にある、といった本格ミステリでは全くありません。犯罪もないのでサスペンス、に分類するのもどうか。松本清張のノンジャンル短編を思ってもらうほうがいいかもしれません。ほんの少し道を外してしまった人間がたどる軌跡を描くというか・・・

さすが池永だなあ、と思います。作品の出来にバラつきはありません。どの話も暗いし、ひねりはあるものの、それを目的とした小説ではないので構えて読む必要もありません。ただ、すべてのお話から共通して滲み出てくるものがあります。それが哀感です。哀しみというほうがいいかもしれません。そして、湿り気とでもいいましょうか、ねっとりとした情とでもいえるもの。

どの話も、いつ自分が当事者になってもおかしくないリアリティのあるものですが、強いてあげれば「バツイチ」「若い愛人」「父の遺言」でしょうか。ありふれていますが、ついつい身を入れてしまう「いやな鏡」「十年愛」も面白い。特に後者は、テレビで見たことがある、と言われても少しもおかしくない平均的なお話なのですが、そのフツーさがいいのかもしれません。

ミステリとして読めるのが「不鈴」「薄いカツレツ」でしょうか。清張が書いてもおかしくないかな、なんて思ったりします。デビューが遅かったので、若い若いと思っていたら、池永も60歳になっていました。上手くて当たり前かもしれませんが、それでもこの打率の高さは見事です。こうなると、そろそろホームランが出てもいいのかな、なんて思ったりして・・・

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2011/05/27 18:20

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2011/04/02 20:23

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2011/08/08 02:28

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2011/10/03 23:39

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2012/01/22 23:08

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2012/02/06 11:05

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2021/04/04 18:01

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2022/04/23 11:04

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