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短編。
ちょっとしんみりできる本。
やっぱり自分が一番可愛いよね。だから、わがままになってしまう。後で気づいたら、周りの人たちに心配されていたり気を遣ってもらっていたりしているのだけれど。当事者としては、なかなか気付けないもの。
心配りのできる人になりたいものだ。
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月刊誌「小説推理」に連載された読み切り短編8話を収録。 いずれも、家族ゆえの憎しみや争いごとなど、赤裸々な人間模様を描く短編群。読んでいてあまり後味のよくない気分になるのは、人の持つ嫌らしさやずるさをしっかりとストーリーに定着させているからかもしれない。描き方さえ変えれば、もう少し明るいヒューマンドラマになりそうなところだけれど、週刊誌の実話物に近い読み物になっているのは残念。
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誰しも、保身的な部分を持っている
深く結びついているからこそ、家族であっても、恋人であっても、愛憎が生まれるのかもね
前向きになれるような話ではないなぁ
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八つの短編により、様々な家族を描いている。
「父の遺言」は娘への深い愛を感じました。
愛のどんでん返しが待っています。
妬みや嫉妬と心の裏面をチラチラ見せながら
暖かい家族の愛に収束されていく。
少し、ねじれた愛ばかりですが、それぞれの主人公が
一生懸命生きているのがすばらしい。
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・家族にまつわるオムニバス。近所の市民センター図書室で借りる。
・10年待つ話とバツイチの話が印象に残ってる。どれもラストに含みを持たせていてポジティブネガティブどちらにも受け取れるつくりなんだけど、これ好き嫌い別れるだろうなー。
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様々な家族の情景を切り取った短編集。娘を嫁に出す父親、自身の再婚と息子の問題で揺れる女性、不倫を清算したい会社員、食堂を切り盛りする女将と従業員の微妙な関係など、背筋が凍るような物語から心温まる物語まで8編を収録。
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「父の遺言」 「いやな鏡」 「若い愛人」 「紅の記憶」 「不鈴」 「十年愛」 「薄いカツレツ」 「バツイチ」
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胸を熱くする物語、チクリと刺しこむような物語、薄ら寒くなる心地の物語、と趣はさまざまだがどれも見えているようで見ていない家族の情景を描き出していて見事である。テイストにかかわらず、最後の最後でひと捻りされているのも心憎い。家族のことを心をこめて考えてみようと思わされる一冊でもある。
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あなたは自分の家族をどれだけご存じでしょうか?
親、兄弟、配偶者、子どもたち…。
一番近くにいるはずなのに、気付くと一番遠くにいた。
それが家族なのかもしれません。
(アマゾンより引用)
割と面白かった
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夫の不倫を緩く肯定してしまうとか、「自分がこのストーリーを思い付いたら、絶対ハッピーエンドで終わらせないのに」みたいなのが多い。
だから「何となく気持ち悪いな」みたい不快感が溜まっていく本だった。きっと著者と私は価値観が違いすぎる……。
だけど、自分と全く違う価値観を眺めなきゃ、と思って読んだ。本は好きになれないけど、その点では読んで良かった。