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  • みんなの評価 5つ星のうち 3.8 7件
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  • カテゴリ:一般
  • 発売日:2011/04/26
  • 出版社: 新潮社
  • レーベル: 新潮文庫
  • サイズ:16cm/171p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:978-4-10-116105-1
文庫

紙の本

臍の緒は妙薬 (新潮文庫)

著者 河野 多惠子 (著)

人間の大病は一生に三度ほど。そのとき自分の臍の緒を煎じて飲むと妙薬となる、という。幼少期に肺炎を患った峰子は、自分のそれの行方が俄かに気になる。ラスト1行に戦慄する表題作...

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臍の緒は妙薬 (新潮文庫)

税込 398 3pt

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商品説明

人間の大病は一生に三度ほど。そのとき自分の臍の緒を煎じて飲むと妙薬となる、という。幼少期に肺炎を患った峰子は、自分のそれの行方が俄かに気になる。ラスト1行に戦慄する表題作ほか、皇国の世に小学校を包む妙なる調べ「月光の曲」、亡夫の運命を高名な占い師に尋ねたくなった妻の心理「星辰」、コーンスターチを大量購入する女の秘密「魔」。生の不思議に酔う、純文学短編集。【「BOOK」データベースの商品解説】

収録作品一覧

月光の曲 7−50
星辰 51−78
79−106

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みんなのレビュー7件

みんなの評価3.8

評価内訳

  • 星 5 (1件)
  • 星 4 (2件)
  • 星 3 (2件)
  • 星 2 (0件)
  • 星 1 (0件)

紙の本

凛としたたたずまい

2011/10/07 21:05

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:更夜 - この投稿者のレビュー一覧を見る

凛としたたたずまい。
そんな言葉に読んでいて背筋がのびます。
四編の短編からなる短編小説集ですが、どの物語もキーワードは「女」だと思うのですが、
ただ、女ならではのわかりやすいものではなく、読んでいて、時々、戦慄するような
「女ならではの感情」にただひたすら驚くばかり。

 だからといって「事件」が起きるわけではありません。
事件があって、謎があるわけでも、悲劇でも喜劇でもありません。
むしろストーリーだけだと淡々としたものかもしれません。
ごく普通の人びとの普通に起きるようなことです。
しかし、文章の、言葉のひとつひとつに魂宿っているのだ・・・思わざるをえません。
きっちりとした、凛とした、筋の通った文章に垣間見える「魔」のようなものに戦慄を覚えます。
四編とは
「月光の曲」「星辰」「魔」「臍の緒は妙薬」なのですが、いかにも女らしいとか、女という
性がどうとかいうものではありません。

 「月光の曲」
大正生まれの作者の昭和十年前後の大阪での小学校の様子。
この物語は、一人称でも三人称でもなく「語り手=私」が不在で、小学校ではこんなことを
した、こんな先生がいた、こんなことをやった・・・というのが緻密に描かれます。
ただし、その風景を見て、経験している「私」はいて、いない。

「臍の緒は妙薬」
これが、一番怖いのです。
臍の緒をとっておく・・・というのは最近は、どうなのでしょう。
これは、万病に効く妙薬・・・煎じて飲めば何でも効く・・・そんな思いから、はじまるある女性の
臍の緒さがし。
そして、自分の過去がよみがえり、それがすべて臍の緒という産まれた時のものに集約される
その見事な物語力というか、精緻なはりめぐされた緊張感に満ちた文章、言葉。
そして、一気に落とされる、最後の一行。
もう、この最後の一行でさっと恐怖でない「こわさ」をさっと筆で迷わず、書いてしまう・・・
その度胸というか、自信というか、凛としたたたずまいに、もう、平伏すしかありません。
もう、読んだ者は、皆、ひれ伏しなさいっ、とでもいうべき言葉。
読んでいて、「あっ」と声が出るくらい、この最後の一行はすさまじい力を感じました。

 言葉の持つ魔力「魔」にひきこまれ、どの物語も、まず、男性は考えつかない、
女性しか考えつかないだろうとつい思う自分の中の女の「魔」を見てしまうのです。
底が見えない自分という深い井戸の中をぐっとのぞきこむよう。そしてその見えない底に
一瞬あるものが見えてしまう。それが自分にとって都合の悪いことでも何であってもそれは自分なのだ、と
作者は声高でなく、ぴしっとひとことで語ってしまっています。

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紙の本

奇妙な好奇心

2013/02/24 07:42

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ソレイケ - この投稿者のレビュー一覧を見る

表題作含む短篇が四編。「星辰」「魔」「臍の緒は妙薬」は、いずれも異様な好奇心にとらわれてしまった女性の物語。「既に亡き夫の人生を占ってもらったらどんな結果が出るのか」「もし夫との間に子供がいたら、どんな顔をしているのか」「臍の緒を煎じて飲めば大病も治るというのは本当か」どれもこれもちょっとした好奇心だが、主人公たちは、この疑問を、普通はそこまでしないだろというような行動力と、執念をもって解決しようとする。その異様さがこれらの小説の読みどころか。しかし、一番印象に残ったのは、集中では異色の印象を受ける「月光の曲」である。舞台は太平洋戦争開戦直前の尋常小学校。この小学校の日常を、これ以上ないというぐらいにごく淡々と綴ってゆく。近づく戦争の影響を受けて、子どもたちの日常に些細な変化が少しずつ起きてゆくさまが、文章がドライなだけに逆に怖い。やっぱりこの作家はスゴイなー。推薦。

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2011/05/23 17:17

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2011/06/14 20:48

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2011/06/05 20:19

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2012/03/05 23:48

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2014/10/31 08:22

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