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紙の本
地下牢の女王 (光文社文庫)
著者 大石 圭 (著)
熱狂的ファンからのメールに添付された写真。その美貌に小説家の目は釘づけになった。メールのやり取りを重ね、近づいてゆく距離…。そして女の自宅へと招かれた夜。甘美な期待は、恐...
地下牢の女王 (光文社文庫)
地下牢の女王
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商品説明
熱狂的ファンからのメールに添付された写真。その美貌に小説家の目は釘づけになった。メールのやり取りを重ね、近づいてゆく距離…。そして女の自宅へと招かれた夜。甘美な期待は、恐怖と絶望へと一変した!女は薬で眠らせた彼を地下室に監禁したのだ。—私が発表するための小説を書きなさい。拒めば、身の毛もよだつ責め苦が待っていた。狂気の監禁劇。【「BOOK」データベースの商品解説】
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紙の本
大石圭の「ミザリー」…でもって、あれよりエグイ
2011/06/02 21:19
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:mayumi - この投稿者のレビュー一覧を見る
大石圭的「ミザリー」
作家のファンだといって近づいてきた美貌の女性は、作家を監禁して自分のために小説をかくように強要する。
そーいや、男が女性を監禁する話があったよね、大石圭。
その「飼育する男」との大きな差は、監禁するものの生活に対する姿勢なのだろう。
「飼育する男」は、衣食住、特に食に対して真摯だ。が、「地下牢の女王」は食べることに全く無頓着というか、無造作なのだ。
食は、イコール生き方だと思う。
結局のところ「地下牢の女王」は他人はもちろん、自分自身も、何もかもを愛せない、否定し続けて崩壊していく。
もっとも、「飼育する男」は自己愛を極めすぎて壊れているのだけど。
対極ある二人が、同じ手法(完全に同じとはいえないけど)にいきつくのが人間っぽいのかもしれない。
にしても、随分エグかったです。