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地下牢の女王 みんなのレビュー

  • 大石 圭 (著)
  • 税込価格:7346pt
  • 出版社:光文社
  • 発行年月:2011.5
  • 発送可能日:購入できません

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みんなのレビュー14件

みんなの評価3.1

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紙の本

大石圭の「ミザリー」…でもって、あれよりエグイ

2011/06/02 21:19

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:mayumi - この投稿者のレビュー一覧を見る

 大石圭的「ミザリー」

 作家のファンだといって近づいてきた美貌の女性は、作家を監禁して自分のために小説をかくように強要する。
 そーいや、男が女性を監禁する話があったよね、大石圭。
 その「飼育する男」との大きな差は、監禁するものの生活に対する姿勢なのだろう。
 「飼育する男」は、衣食住、特に食に対して真摯だ。が、「地下牢の女王」は食べることに全く無頓着というか、無造作なのだ。
 食は、イコール生き方だと思う。

 結局のところ「地下牢の女王」は他人はもちろん、自分自身も、何もかもを愛せない、否定し続けて崩壊していく。
 もっとも、「飼育する男」は自己愛を極めすぎて壊れているのだけど。
 対極ある二人が、同じ手法(完全に同じとはいえないけど)にいきつくのが人間っぽいのかもしれない。

 にしても、随分エグかったです。

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2011/05/24 17:46

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2011/05/26 21:48

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