紙の本
お茶でも片手に
2016/04/26 06:19
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投稿者:絶滅危惧種 - この投稿者のレビュー一覧を見る
読み物として、今までのシリーズを読むのと同じ姿勢でいると、肩透かしに感じると思いますが、むしろ、『最近はやりの守り人シリーズって何?』『どこから読もうか?』という方にはオススメ。
海外でもウケた背景を知ることも出来て、設定から編集、書き直しまで、日本からの海外出版ってそんなに手間がかかるものなの?驚かされました。
洋書は普通、自分の感性を信じて直読みをしていますが、改めて訳者の手を通った書物を漁るのもおもしろく感じるものと思い、海外でMORIBITOを見つけたら、手に取って読んでみます。
紙の本
積み重ね
2023/06/29 17:38
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投稿者:るう - この投稿者のレビュー一覧を見る
ドラマがあって、アニメがあって、そして本編。
積み重ねられたそれぞれの「守り人」の歴史。
それがまとめられた一冊。
素敵な一冊です!
紙の本
守り人ワールドの全部
2016/02/23 22:13
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投稿者:ふう - この投稿者のレビュー一覧を見る
大好きな守り人シリーズのガイドブック!書店で見かけて衝動買いでした。そういう時は大抵外れるのですが、これは違いました。作品それぞれのコーナーや対談、それにバルサとタンダの番外編など、始めから終わりまで楽しめる、守り人ワールドの全部が詰まった素敵なファンブックです。
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人物事典や各国の紹介ページはもちろんの事、佐藤多佳子さんとの対談や日英対訳の苦労話なども興味深く読めました。
守り人の世界の料理のレシピなどは、南極料理人の西村さんが監修されたんですね(この方の本も以前読んだ事があるのですが、とても面白かったですよ)。カンバル王国のラコルカ(乳茶)はプーアル茶をベースにしたミルクティーといった感じで、お手軽に作れそう。温かい飲み物が恋しい季節になったら作って飲んでみようかしら♪
書き下ろし短編の「春の光」は、本当に短い掌編ながらかなりの秀作。
「その小さな胸に春のぬくもりを宿してやるために、大人たちは、己がすごしてきたいくつもの哀しみを燃やすのだろう」
私もそんな風に子どもに接してあげたいな、と思いました。
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読みました!
全編通してきたから、今更用語集なんてねー…と思いつつ、
やっぱり読んだら、それが出てくるシーンが脳裏によぎる。2度おいしい。
書き下ろしの短編は、文字通り、春の光に包まれたような多幸感。
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中身は完全に用語集で、特に目新しい情報はない。実は…的な話を期待していたので、残念。短編も予想以上に短かったので、楽しみにしてたぶん落胆が…。
厳しいかとも思いつつ、守り人シリーズ本編を読み込んでいる人には不要だったと感じたので、☆2で。
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全10巻からなる「守り人」シリーズのガイドブック。
旅を終えた人もこれから旅立つ人も、楽しめると思います。
海外翻訳の難しさ、ってのを実感しました。
ライティングコードとか各国の文化など、ハードルは多いんですねぇ。。
余談ですが、こういったエッセンスも語学の授業に含めたら、
もうちょっと裾野が広がるんじゃないかなぁ、、と感じました(英語が苦手だった身として)。
で、最後の短編はほっこり読めました、、穏やかさっていいですよね。
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まあ、資料集と対談集みたいな感じなんですけど、短編読みたさに買いました。本当に短い短編なんですけど、死線を越えて掴んだバルサとタンダの幸福な風景が心に染みて、じんわりと胸が熱くなります。
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各巻の紹介や用語辞典、雑誌等に掲載されたインタビューを集めた守り人シリーズのガイド本が出ました。
この作品の魅力はわかっているつもりだったけれども
ガイドを読みながらその壮大さ、深さ、力強さに改めて感心してしまいます。
特に興味深かったのは英語版を翻訳された平野キャシーさんとの講演録。
翻訳って文章を英語に置き換えればいいんでしょ?と思いきや
英語圏の人にも不自然にならないようにして、あちらでの児童文学のカテゴリから外れないようにするために(どうやら色々と厳しい約束ごとがあるようで…)文章の構造などもかなり変わっているとか。
その上で日本語の原文が言外に持つ文化的背景を残した翻訳するのはとても大変なようです。
英語版は読んでいませんが、いい翻訳者さんに恵まれたんだろうなと思いました。
書き下ろしの短編はバルサとタンダのその後のちょっとした一コマが描かれています。
とても短いけれどあの二人らしい様子にほっこりしました。
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(No.11-42) 「守り人」シリーズのガイド本です。
オビより
『満を持して刊行する、初めてのパーフェクトガイド!
バルサとタンダの日常を描く、書き下ろし短編「春の光」
「守り人シリーズ」の登場人物事典や百科事典から作家・佐藤多佳子さん、翻訳家・平野キャシーさんとの対談、上橋菜穂子全著作紹介まで、一挙収録!
これから読もうと思っている人も、すでにハマっている人も必読です。』
ですが、私は読んでいない人にはお勧めしません。それぞれの巻はネタばれしないような書き方がしてありますが、全部読んじゃうとそりゃストーリーは分かっちゃいます。
やはりこういう本は、「すでにハマっている人」が読むべきでしょう。
「すでにハマっている」私は、購入して大変満足しました!
表紙だけでもお宝物ですよ。あれ?と思ったら、口絵(というのかな初めの方にある見開きの挿絵)が元の絵?二木真希子さんがこの本のために描いたのでしょうね。愛読者に対する素敵なプレゼント!
佐藤多佳子さんとの対談もとても良かったです。
最後に佐藤さんが言った言葉「世間に出さなくてもいいから、私にだけ見せて~!」
ダメですよ~私だって読みたいもの、世間に出して~!
英語に翻訳している翻訳家の平野キャシーさんのとの対談。
日本で英語の作品を翻訳出版するときは普通翻訳者は日本人。その本を翻訳出版したいと思うのが日本側なので。ですが「守り人」は日本関係者がアメリカで出版したいという強い思いもあり、日本側でキャシーさんがまず翻訳し、それをアメリカの編集者・シェリルさんが読んで完成させるという3人4脚だったのだそうです。
へぇ~ってことがたくさん。日本語と英語の思考の流れが逆ということで、文章の順序そのものを逆にしたり、あるときには英語版のために上橋さんが部分的にすっかり書き直したり。
翻訳出版にこぎつけるまでの皆の熱意が伝わってきて、感動しました。
書き下ろし短編「春の光」、何気ない話ですがシリーズ全部読んだ人はこれを読んでほっとするでしょう。良かった~。
上橋ファンの方なら買って損はないと、自信を持ってお勧めします。
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ガイドブックとしても分かりやすいですが、何より最後に収録されている掌編が素晴らしいです。
生きるってすごいことなんだな、と守り人シリーズには改めて実感させられました。大好きです。
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春の光、素敵だ。バルサとタンダ。つれあいの顔ってあらわしかたがタンダらしい。
チャグムのその後も読みたいなー。
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完全ガイドブックとしては文章が充実した内容で、この本を読んでから本編を読んでも大丈夫な内容だったと思います(ネタばらしなどは無かったという意味で)。
作家・佐藤多佳子さんや翻訳家・平野キャシーさんとの対談はいずれも面白く、特に平野キャシーさんとの対談では日本語と英語の違いから生じる翻訳の難しさ、日本の児童書を海外へ出すことのハードルの高さについてのお話が興味深いものでした(この本を読むまで守り人シリーズが翻訳されていたとは知らなかったでの、翻訳されていたことにとても嬉しく思いました)。
書き下ろし短編「春の光」はバルサの帰る場所を得た落ち着きぶりが嬉しく、春の優しさと暖かさに満ちた短編でした。
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ダビンチの佐藤多佳子さんとの対談を再録している。
翻訳した平野キャッシーさんとの対談も掲載。
1966年に創設されたバチェルダ賞を受賞しているとのこと。
湯本香樹実 の 夏の庭
宮部みゆき の ブレイブストーリー
丸木俊 の ひろしまのピカ
星読博士のシュガが登場して正史を語る部分、
原作者が翻訳しやすいように日本語で書き換えたとのこと。
気配をpresenceでは理解してもらえなかったのでawarenessとしたこと。
上橋さんが、「私は異世界のものを書くときに外来語は使いません。」と言明されている。
less is more:「書きすぎると読者の想像力を邪魔するので描写を極力削れ」
head jumping :視点が変わりすぎる。
夏の庭では、塾をcram schoolとしたことなどなど。
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「守り人」シリーズのガイドブック
神の守り人を読み終えた後、タンダとバルサのその後が気になって、それを読みたくて買った。
穏やかな一日の短い描写だが、つらい経験も乗り越えて、仲良く暮らしていそうで安心した。
もともとそうは思っていたわけではあるが、オフィシャルで描かれると、うれしくなる。
しかしやはり、短いな。