学校と社会の現代史
著者 竹内洋
「清水幾太郎は関東大震災のときの自分と同じ年頃の敗戦後の生徒を前にしてこういった。自分は敗戦で、関東大震災のときの父や母のように力を落としていますが、みなさんのほうは、若...
学校と社会の現代史
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商品説明
「清水幾太郎は関東大震災のときの自分と同じ年頃の
敗戦後の生徒を前にしてこういった。
自分は敗戦で、関東大震災のときの父や母のように力を落としていますが、
みなさんのほうは、若いときの私のように
不思議な力を感じているのではないか、と。
大きな重苦しい問題に気づきながらも
新しい元気でニコニコしているのではないか。
皆さんの若さからくる不思議な新しい力で
この不幸な日本が再建されることのために働いてほしい、と結んだ(「巣立ち」『日本の運命と共に』)。
清水にこう励まされた世代こそ
戦後の復興を担った人々だった。
震災後社会の教育は、
清水のいう若さからくる不思議な新しい力を
伸ばしていくものでありたい。
(「まえがき」より)
目次
- まえがき
- 序 章 学校が輝いた時
- 第1章 高度成長と教育拡大
- 第2章 大衆受験社会
- 第3章 教育問題の変貌
- 第4章 学校への疑惑
- 第5章 葛藤の場としての学校
- 第6章 教育問題の考え方
- 第7章 パブリック・スクールというノスタルジア
- 終 章 教育への信頼
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