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- カテゴリ:一般
- 発売日:2011/10/31
- 出版社: 新潮社
- サイズ:20cm/269p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-10-331351-9
読割 50
紙の本
「本屋」は死なない
著者 石橋 毅史 (著)
出版流通システムの現況や、取り巻く環境の厳しさに抗うように、「意思ある本屋」でありつづけようとする書店員と書店主たち。その姿を追いながら、“本を手渡す職業”の存在意義とは...
「本屋」は死なない
「本屋」は死なない
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商品説明
出版流通システムの現況や、取り巻く環境の厳しさに抗うように、「意思ある本屋」でありつづけようとする書店員と書店主たち。その姿を追いながら、“本を手渡す職業”の存在意義とは何かを根源的に問い直す。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
石橋 毅史
- 略歴
- 〈石橋毅史〉1970年東京都生まれ。日本大学芸術学部卒業後、出版社勤務を経て、新文化通信社入社。『新文化』編集長を経て退社。フリーランス。
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著者/著名人のレビュー
「昔は良かった」的な...
ジュンク堂
「昔は良かった」的な過去の振り返り方には、生産性が無い。何かが失われる一方、何かが続き、そして何かが生まれている筈だ。石橋毅史はそのことを信じ、北へ、西へ、東へと車を飛ばす。
盛岡には、かつて、何点もの独自のベストセラーを自店で育て全国の書店に発信していった伊藤清彦がいた。和歌山には、住民一〇〇人にも満たない山村に店を構え、これと思い定めた絵本の読み聞かせを続ける井原万見子がいる。そして名古屋の古田一晴は、饒舌に語り続ける今泉を受けて、ポツリと返した。
「俺はそれを今もやっています。」
その一言を、石橋はとても大事に思う。
そもそも彼を駆り立てたのも、リブロを退社し、五坪の「ひぐらし書店」を開店した原田真弓の次の言葉だった。
「情熱を捨てられずに始める小さな本屋。それが全国に千店できたら、世の中は変わる。」
「本屋の未来」を問い続ける石橋に、鳥取の奈良敏行は短く答える。
「つまりそれは、人だ、ということですよね?」
読者、書店員、出版業界関係者を問わず、書店を愛する全ての人たちに読んで欲しい。
書店員レビュー
あとがきに『「本屋」...
丸善札幌北一条店さん
あとがきに『「本屋」とは小売業の一形態としての書店業全般を指さない。「本」を手渡すことに躍起になってしまう人、まるでそれをするために生まれてきたかのような人』とある。取り上げられている「本屋」は、業界では有名人ばかりで既知のことも多かったが、章ごとに考え込み何度もページを行きつ戻りつした。感想を綴る今も、書いては消しして一向に進まない。自信を持って己が「本屋」だとは言えない。また、お客様にとって「本屋」が最良なのかはわからない。しかし、括弧が付こうが付くまいがお客様に本を売るのが本屋の仕事であり、それは八百屋が野菜を売ることと何ら変わるものではない。この本の良さをお客様にどう伝えるか。本屋ではない方々にどう売るか。著者が車で移動する場面が、さながらロードムービーのようである。第3章では和歌山へ。第6章では鳥取へ。第7章では全国をさまよい、第8章では名古屋へ向かう。章ごとに紹介される「本屋」の個性によって色が異なるオムニバス映画。日本各地に一般には知られなくても、自分の仕事に賢明に取り組んでいる人々がいる。本屋が死のうが死ぬまいが、それこそがかけがえのないことのように思う。文芸 伊藤
紙の本
切実さとのあわい
2012/09/05 18:18
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投稿者:いたちたち - この投稿者のレビュー一覧を見る
全国で主張を持って本を売る書店主・書店員を訪ねる記。
街なかには幅広く基本書を揃える大手書店があり、即日届くネット書店もある。
数十坪の個人経営の書店が営業する意義とは何か。
情緒的な筆致のルポとして読ませるが、切実さと独りよがりの心地よさのあわいを漂っているように感じられる、書店員たちも著者も。