腕貫探偵
著者 西澤保彦 (著)
大学に、病院に、警察署に……突如現れる「市民サーヴィス課臨時出張所」。そこに座る年齢不詳の奇妙な男に、悩める市民たちはついつい相談を持ちかけてしまう。隣人の遺体が移動した...
腕貫探偵
05/16まで通常528円
税込 317 円 2pt商品説明
大学に、病院に、警察署に……突如現れる「市民サーヴィス課臨時出張所」。そこに座る年齢不詳の奇妙な男に、悩める市民たちはついつい相談を持ちかけてしまう。隣人の遺体が移動した? 幸せ絶頂の母がなぜ突然鬱に? 二股がバレた恋人との復縁はあり? 小さな謎も大きな謎も、冷静かつ鋭い洞察力で腕貫男がさらりと解明! ユーモアたっぷりに描く連作ミステリ7編。
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さくさくっと読める!!!
2012/10/17 00:00
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投稿者:ponta - この投稿者のレビュー一覧を見る
凄く面白い訳でもないが、暇潰しに頼りになる存在。さくさく読めるので、読みごたえはないが、充実感はある。推理ものの中ではかなり読みやすい部類だし、すんなりしっくり自分の中ですとんと収まる読後感にかなりお気に入り本となりました。
一話完結のコンパクトさと、繋がる登場人物達の縁も気に入りポイントです。
あくまでも要な推理をしてくれる主役級の腕貫さんはサポートであり、真相にたどり着くのは主人公達なのですが、主人公視点だからこそ腕貫さんは味があります。
これは自分的に買って正解でした。
神出鬼没な市民サーヴィス課臨時出張所
2012/01/30 15:58
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:壱太郎 - この投稿者のレビュー一覧を見る
安楽椅子探偵が謎解きをするミステリを初めて読みました。
安楽椅子探偵って話し手の情報だけで事件を紐解いていくんですね。
悩みごとを抱えた登場人物が、どこに出張してくるか予測のつかない神出鬼没な「市民サーヴィス課臨時出張所」に出くわし、謎の腕貫職員に何気なく相談してみるとあら不思議、概要を聞いて悩み事を的確に解決してくれる。
本当に神出鬼没としか言いようのないありえない場所に突如として現れてました。
あまり人気がなさそうな「市民サーヴィス課臨時出張所」なのですが、行列ができるぐらい人気があるみたいです。
短編なのですが、登場人物が繋がっていないようでちょっと関わり合いがあるので、そのあたりもちょっと楽しいです。
事件は、死体移動事件から恋の悩みまで幅広く何でも解決してくれます!
「スクランブル・カンパニィ」 が爽快でした。
クズ男が嫌いな方にはお勧めできない話が多め
2025/05/06 21:33
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投稿者:白鷺 - この投稿者のレビュー一覧を見る
単話毎に話が完結するところは読みやすいですが、1作目は最後のお話以外は全ての単話で何かしらのクズ男が登場するのでそういった男が心の底から嫌いな方にはお勧め出来ません。
また、他の方のレビューにもありますがとにかく人物名が覚えづらい。
話によっては4人以上の登場人物が出てくるので、都度都度、なんて読みだったか?を確認するために数ページ戻るのはよくあるレベルでした(いっそ毎回フリガナ欲しいレベルで一般的な名前では有りません)
お話によって何度か登場する人物も居ますが、各話固定で出てくるのは「
腕貫探偵」である主人公(名前が出てこない)だけなので、次の話になるたび新しい登場人物が出てくる=名前の覚えづらさ(特に名字)で読み進めづらさが上がる印象が拭えません。
なお、地名も比較的覚えづらいかなとは思います。
(実際に居そうな名前を付けると、作中登場するクズ男と身近にいる人物を紐づけて考えてしまうとかがあるかもしれないから実際には滅多に居ないであろう名前を付けられているのかもしれません)
話自体は単話毎の構成なので、その点に関しては読みやすいです。日によって中断しやすい文量です。
内容に関しても、登場人物が体験して疑問に思ったことなどを主人公に対して話し、サクサクと返答またはヒントの提示なりで疑問を解決してくれるので、このトリックがどうだとかそういったことを考えながら読むといったことも有りません。
逆に、自分であれこれ考察・推理したい方には微妙に物足りない感じかなと思います。
楽しみ方の難しい作品
2018/08/18 11:18
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投稿者:koji - この投稿者のレビュー一覧を見る
シリーズ化している腕貫探偵の第1作です。
7編からなる連作短編集。
それにしてもどうしてこうも読み難い苗字ばかりを登場人物につけるのか?
作者の意図が理解できません。
それこそ出会うことのない国の人の名前を覚えさせられているようで、
度々ページを戻して読み方を確認しなければいけないので、
物語に集中出来なかったです。
それ以外は読みやすいのが一番の長所でしょうか。
ストーリー、プロット、キャラクター、トリックはどれも
可もなし不可もなしという感じでした。
安楽椅子探偵ものの一つ形式を踏襲していますが、
全体としてどう捉えたら良いのか、
楽しみ方の難しい作品でした。
名前
2016/09/10 02:52
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投稿者:読書はじめました - この投稿者のレビュー一覧を見る
解決できない悩みがある人のもとへ、神出鬼没の市民サーヴィス課臨時出張所が現れ悩みを解決。
7つの短篇集。
登場人物の名前が覚えづらく、何度かページを戻して確認していたが、途中でめんどくさくなり適当な読みで読み進めてしまった。
登場人物の名前に何か意味があるのでしょうか?
(作者が好きな本の登場人物の名前とか)
市役所職員の安楽椅子探偵もの
2012/10/02 00:31
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投稿者:LEGEND - この投稿者のレビュー一覧を見る
主人公(市役所職員)といい、そこで起こる事件といい、現実感が薄い、ライトな連作短編推理もの。登場人物(相談にくる人)の名前が複雑で覚えづらいのも特徴。作中出てくる<カットレット・ハウス>はこういう店あったら行ってみたい。よかったのは「スクランブル・カンパニィ」。最後、玄葉さん、秋賀さん、二人が並んで相談の順番待ちをしている姿を想像すると、ちょっと微笑ましい。