もったいない！ （角川ルビー文庫）

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サクサク読めて楽しめました。凪良さんのコメディタッチの本はとても久しぶりなんですが、良くも悪くもルビー文庫テイストで楽しめるんだけれど、心には残らなかったです。ボンビーの子犬がきゃんきゃん吠えているっていうイメージのみ残ってしまいました。凪良さんだから、もうちょっと深いキャラ像になるかな？と期待したんですが、あくまでもライトな感じで終わってしまいました。

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本当に気楽で読みやすい作品ですね。途中で何回も爆笑したことある。今回の受け君は今までのキャラと違って、異常に積極的な性格をしてる。でも攻め様の弱みをツッコンてやるとか、うまい計画を立てたのに、なんかいつも逆に攻め様にからかわれる羽目になったというところがすごく面白い。攻め君もその裏腹な性格とても味わわせる。こういう外面は優しい王子で、受け君に対してはぷんぷんと意地張って、超オレ様な攻めさまに超苦労したね、受け君。あの邪魔が入って、濡れ場が途中半端にしなければならないシーンがなんか今までも頭から離れないままで、笑って笑ってたまらないよ。なんてタイミングだろう（笑い）。姉さんは腹が出るおっさんと駆け落ちしたなんてとは思わなかったよ。

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借金の形に初恋の圭吾と婚約する事になった姉が失踪。
そのお詫びを口実に圭吾の所に居候する事にした日向。
画家の父親とお嬢様の母親なので家計はいつも火の車。
日向の節約で何とか暮らしていた為、やる事全てがお金勘定ですしビンボー臭いです。
社長の息子の圭吾はそれにきれる訳ですが。
コメディーという事も無くてさらりと読めるお話。

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最初、日向の無神経さにイッラ〜っとしたけど、言えばわかる子でよかったｗそれにしても、日向のせいか圭吾がすごく優しいうえにかわいく見えた…ｗ

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この作家さんの作品で、初めて『自分には合わない！』と思った本だった。
何度途中でやめようと思ったことか。
＜受けの子：日向＞のことは最後まで好きになれなかったし。

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凪良さんのコメディは大好きですが、これは合わなかったです。
受が貧乏くさい上にケチで金勘定ばかりで、読んでて萎える……。
節約が悪いこととは言わないけども、押しつけがましかったり、それを反省しても1時間後には忘れてるような、アホの子を通り越して頭の弱い子な感じが生理的に受け付けませんでした。
受のお姉さんにしても、父母にしても、無責任で人として好きになれないタイプ……。
さも攻が異常のように書かれてましたが、私から見れば受を含めた受の環境全てが異常っぽく見えてしまいました。

あぁ、それと……オオバコの天ぷらも結構ですし、公園の木に生えてるキノコを取るのも結構ですし、つんできたヨモギの入浴剤も結構ですが、人が踏み入れない山奥とかのものじゃないと、犬のお○っことかが引っかけてあって危険ですよ。

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初めての作家さん／言い回しや、そこでこの単語か〜と思うような文章がところどころにあって、読み進めることができた／それがなかったら受け攻めともあまり好きではなかったので最後まで読めなかったと思う

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うーん・・・。
自分には合わなかったお話でした。
攻さまと結婚する予定の受けさまの姉妹が突然失踪して・・・というのはよくある話で、自分的には好きなシチュエーションだったのですが、この本では萌えなかったです。

カワイチハルさんの絵は好きなんですが。

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ラブコメ。コメディでは花嫁モノが大半を占める凪良作品ですが、こちらもざっくり分けると嫁入りものというかんじです。しかも、押しかけ女房ちっくなところが面白かった。

人がよくてちょっと浮世離れした両親と優しい姉と暮らす大学生の日向。育った環境のせいで、とても節約家になっています。
人のいい父親が知り合いの借金の保証人になったことで、一家は巨額の借金を抱えることに。そのせいで姉が日向の初恋の相手、圭吾と婚約することになってしまうのですが、姉は結納前日に突如として姿を消してしまい、そのお詫びと称して日向が一人暮らしの圭吾のお世話をしようと乗り込んでいきます。

圭吾が王子様だと思ったら、実は正反対のワイルド系だったのが笑えました。欠点なしに見える外面の裏で、抑圧された自我を開放してる王子様です。日向にもネコをかぶることをやめて言いたい放題。二人の売り言葉に買い言葉の応酬はポンポンとテンポがよくて、読んでいて楽しかったです。
しかし、日向がですね、かわいいのに貧乏根性が染み付いている性格で、せっかくの甘いシーンにうっとりすることが難しかったですね～
貧乏設定でもいいんですが、もうちょっと夢あるほうが話に入り込むことができたかも。
きのこ事件や、よもぎ風呂は大爆笑でしたが、ロマンはなかったな…
むしろ、「初恋姫」や「すべての恋は病から」のほうが、笑いと萌えが両立していたような気がします。この話は、節約テーマだったのでリアルすぎた。

ドタバタラブコメなので萌えはあまりなかったけど、日向が泣いてしまうと圭吾がアタフタしてしまうところは毎回キュンとさせられてしまいました。日ごろ暴君なのに日向の涙には弱いんですよね。
さらっと読めてクスっと笑えるコメディーでした。

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コメディ。

この方は、シリアスとコメディ、どっちも書かれる作家さんですが。
私は、圧倒的にシリアスの方が好きですね。
コメディの方は、他の作家さんでもいいけど、シリアスはこの方でないとという世界ってかそういうの感じる。

この作品については、受の節約精神が貧乏くさく、性格上の美徳が感じられず、魅力に乏しかった。
攻のついても、金持ちって以外に何もなく、コメディでなければ投げ出していたかもしれない。

せっかくの凪良氏なのに、初ルビーがこれでは残念。編集者さん、しっかりしてよ！！